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国産のザーサイ

ザーサイは、中国料理、といっても庶民的な店ででてくる漬物である。
ベージュ色の薄切りを口に入れると、コリコリした歯ごたえで、
山椒に似たスパイスの香りが鼻に抜ける。
この高菜に似た野菜の肥大した茎の部分を塩漬けにした後、
さらに香辛料をまぶして甕に詰め、発酵させるのだとか。
知り合いの中華料理屋で四川省から来たその甕を2個ももらったが、
野菜の実物をまだ見たことはなかった。

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先日、横浜の中華街へ買い物に行った際に、
ほかの店より美味で安いピータンを売っている店へ寄ってみた。
市場通りへの入口にある「源豊行」は、昔から中華の食材を扱っている店で、
定番ものに加えて面白いものや流行の品なども並んでいる。

道路に面した台の上に載っていたのが、この「新鮮ザーサイの溜まり漬け」だ。
見たところ高菜にそっくりで、肝心の肥大した茎の部分というのがほとんど無い。
とりあえず、買ってみた。
正確な値段は忘れたが、たしか570円だったような気がする。


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さて、中身はこれ。
茎の根元はまだ大きくなっていない。
しかし、包丁でスライスすると高菜にはないコリコリした食感があることは確かだ。
おそらくまだまだ生長するのに、この漬物に使うために途中で収穫したか、
暖冬なのでとう立ちが早くなるから、早めに抜いたのか・・・。
味といえば溜まり漬けのせいか、茎の部分のシャキシャキ感も、箸で広げて伸ばした葉も、
高菜の漬物によく似ている。

つくば市や三浦海岸のほうで栽培しているという話を聞いたことがあるが、
これはどこで作ったものなのだろう。
今年はザーサイを作ってみよう。

たしか日光種苗で苗を売りだしたことは知っていた。
だが、初めて扱う種類は、種子から育ててみないとつまらない。
種子はきっと手に入るはず。

オフの今だからこそできる種子探しだ。
楽しみながら探してみよう。


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