HOME:広田せい子のハーブガーデン

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61本のサフラン

ドライブ中に、「道の駅」のサインを見つけたら、
必ず立ち寄ちよることにしている。
その土地で採れた季節の野菜や果物、花苗、手作り製品などが、
リーズナブルな値段で手に入るからだ。

先日は、山梨県の「しもべ」という道の駅で、とてもよい買い物をした。
それは採取したばかりのサフランで、ビニールの小袋に入っている。
レジのすぐそばに置いてあるのは、万引き防止のためのようだ。
なにしろ、小さなものだから、掌に握って何食わぬ顔もできるし、
ポケットにすべりこませる者もいるにちがいない。
説明の紙には、「21花61本・400円」とある。

safuran1R9322033.jpg

★ 右側の紅い絹糸をほぐしたようなものが、サフランのめしべ。
ほん一つまみに見えても、これで61本入っている
はるかな昔、ヨーロッパではこの高価なスパイスの偽物を作って売ると、
容赦なく処刑されたという。
今でも、スペインやインドなどのお土産店では、赤く染めたトウモロコシの毛や、
オガクズなどのひどい偽物が並んでいて、
〈安い安い〉と言って買うのは、日本人ばかりとか。

左側の絵ハガキは、明治時代に横浜から輸出していたころの、サフラン用袋。
都筑区にある歴史博物館で求めたもの。

    *        *        *        *        *


そう、サフランは一球に多くても3輪の花しか咲かず、ほとんどが1輪の花だ。
この花の3本しかないめしべを摘み取って、乾燥させたものををスパイスとして使うのだが
紅い絹糸をほぐしたような細い花芯は、たいへん高価だ。
もともとの球根が安くないうえに、たったこれだけしか収穫できないので、
金と同じ値段か、下がっても金の2分の一の高値で取引されるという。

「この生産者の方は、お幾つぐらいですか」と、係の方に聞いてみると、
「確か78歳ぐらいだったと思うよ。とにかく几帳面な人で、ちゃんと数は入っているからね。
サフランは畑に植えているんだが、イノシシの好物で困っていたよ。
今日あたり、金網で柵を作っているのでは・・・・」

元来が薬用植物のため、血流を良くして体を温める働きがある。また、
明るい黄色の色付けと香りに特徴があるサフランは、
テイーやパエージャ、ブイヤベースなどに、エキゾチックな風味をプラスしてくれる。

最後の2袋を買い占めた(?)ので、さあ、何に使おうかな。

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