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レンテン・ローズ

「そんなこと、どうでもいいんじゃない?」と言う人が多いが、。
私にはどうも気になっていることがある。

それは今大流行中の、クリスマスローズのことだ。

xmas7.jpg

クリスマスローズの名で市販されているほとんどの株は、
クリスマスローズではない。
本当のクリスマスローズは、ちょうどクリスマスの頃に開花する冬咲きタイプで、
白い花が咲く。
学名はHelleborus niger 。種小名のニゲル(黒の意味)は根が黒いため。


xmas6.jpg

それでは、今売られている花色も花の形もさまざまなこの花を何とよぶのだろう?
欧米では レンテンローズ(lenten rose)といって、日本のように混同しない。
この呼び名のいわれは、明日4月12日はキリストの蘇りを祝う復活祭だが、
その準備期間の40日(正確には46日) を レント (lent) という。
2~3月のレントの頃に咲くので、レンテンローズというのだ。


xmas5.jpg
クリスマスローズは明治初年に渡来したという。
レンテンローズは定かではないが、キリスト教信者の少なかった当時の日本では、
イースターやレントなどの異文化を理解できる人は少なかったことだろう。
だから、分かりやすいクリスマスローズが一人歩きをしてしまったのかもしれない。、


xmas2.jpg

言葉というものは、時代とともにうつろい変わっていく。
例えば、レンテンローズの種小名の niger はいまやデリケートな単語だ。
ニグロ、ニガー、ネグロなどは、いずれもあからさまに「黒人」を指している。

差別のない読み方を考えた末に、有識者たちは「ナイジェル」とよぶようになったという。

かれこれ10年前の話である。

* 書き忘れたが、キンポウゲ科特有のどちらも毒草である。
   ギリシャ時代から17世紀まで,狂気を治療する薬用ハーブとして使われていた。

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