HOME:広田せい子のハーブガーデン

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Libertyの草花 ①

リバティは、ロンドンにある老舗の百貨店だ。
しかし、私を含めて多くの女性たちにとって、リバティといえば、
ロマンチックな憧れの布を連想するにちがいない。

リバティ社のロングセラーアイテムに、タナローンという極上の木綿生地がある。
絹のようなしなやかな手触り、心ときめくやさしい草花の絵柄の数々、
使っているうちに肌になじむ極上のコットンの贅沢感・・・・。

このタナローンは1930年代から作り始めた、世界的にも有名なファブリックである。
今までにいったいどのぐらいのデザインが、発表されたことだろう。
それらの多くは、自然界にモチーフをとったもので、
一瞬輝いても消えてしまった図案もあれば、復刻されて再びよみがえる図案、
人気のある意匠が定番商品となって残ることもある。

今日は嬉しいことがあった。
1930年代スタイルとよばれ、今でもプリントされている現役図案のひとつに、花が咲いたのだ。

medo3.jpg


これがMeadow という名称の長寿絵柄。
Meadow とは草原や牧場の意味だが、
牧場のあちこちに咲いている野の花から名づけたのだろうか。
ラフなタッチのドロウイングスタイルなのでさだかではないが,
レッドクロ-バーやカンパネラの仲間らしき植物の中で、ひときわ目立つ4弁の花がある。

一目見ただけで、この花はロックガーデンなどに適したアブラナ科の Aubrieta (オーブりエータ)だと分かった。しかし、同じ科のVirginian stock (ヴァージニアン ストック)に、似てないこともない。

そこで去年から準備をしておいたのだが、期せずして同時に咲いた。

medo2.jpg

これがバージニアン ストックだ。とてもよい香りのするかわいい花が春から夏まで咲く。
花色はパープル、ばら色、白などがあり、学名は Malicolmia malitima
イスラエルの春、砂漠のはずれの斜面に、水が流れた跡そのままに薄紫のこの花が咲いていた。

medo1.jpg

こちらがオーブリエータ。異名はAubrietia (オーブリエチア)。
ムラサキナズナ属の常緑性多年草だが、夏の高温多湿に弱い。これまで何度かロックガーデン風に石組みの乾燥した場所で育ててみたのに、難しかった。
ギリシャのクレタ島の岩場、本土でデルフィへ行く途中、切り立った崖を濃いピンクのこの花がカーペットのように覆っていたのが、印象的だった。


medo6.jpg

さて、こうしてタナローンの生地の上に置いてみると、勝負あり!
四枚の花弁の開き方や丸みのある輪郭がそっくりではないか。


medo5.jpg

長い間定番商品として人々に愛されてきただけに、
Meadow の色違いは多い。


medo4.jpg

ほら、こんなに!!!
渋めの配色のワンピースに白い襟をつけた服は、良家のお嬢ちゃまに、
明るい華やかな色合いのブラウスは、お年を召した方に・・・・
老若を問わず着るのが楽しみな服地だ。

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