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アグリー ベティとエコバッグ

火曜日の夜は、11時からのお楽しみがある。
BS2の連続テレビドラマ「アグリー ベティ2」を、毎週ほとんど欠かさず観ているのだ。

アメリカの美人の採点法は、日本とどのように異なっているのだろうか。
タイトルにわざわざ「UGLY」という惨めな形容詞をつけられたべティは、けっして醜くはない。
しかし、ニューヨークのファッション誌「MODE」の編集長秘書として働くキャリアウーマンとしては、
いつも今どき珍しいほどの野暮なファッションだ。

例えば,グリーンに黒の大きな水玉模様のだぶっとしたベストとスカート。靴はペッタンコ。
紫色のセーターの胸元には手編みのごてごてとした造花をつけ、黒い髪に黒縁のゴツイ眼鏡。
極めつけはブルーの金具で歯列矯正をしているので、笑うと悲惨な顔になるときもある。

勤めている会社もハチャメチャな出版社で、会長は浮気で社運を傾けたばかりか命を落とし、
会長夫人は依存症で殺人未遂(だったかな?)のために服役。
二人の息子のうち一人は性転換手術で絶世の美女に変身し、
愛人の後始末をベティにさせるモテモテ駄目男の次男と、編集長の椅子を争う。
編集長の座を狙うのは二人どころか、
海千山千の老獪な元ベテラン女流編集者(腰巾着のゲイのファッションと、アフレコの妙が見所)と、
出所してきた会長夫人まで加わって,三つ巴ならぬ四つ巴の形だ。

ベティは傍から見たらアグリーでも、
その場の空気が読め、臨機応変に対処できる賢い女性で、親と上司思いの健気な娘だ。
いつも自分を犠牲にして人に尽くす辛抱強さ、彼女のウイットと機転、正しい判断力、
いたいたしいまでの正義感・・・・。
見る側は、きっとベテイは少しずつきれいになっていき、最も美人になったとき(という言い方はおかしいが)
それまで、潜在意識の中で愛していたモテモテ次男と結ばれるのでは?
と期待しているのだが、なかなかその兆しはなくて今でもアグリーのままだ。

そうそう、何を言いたいのかを忘れていた。
前回と前々回に、ベティーが通勤に使っていたトートバッグは、
このブログで以前に紹介した、「エコイスト」というフェアートレイドの製品だ。
キャンディーやガム、お菓子などのビニール袋をていねいに折って網代編みにした、
とてもきれいなバッグで、たしかヒスパニックの人たちが作っていたと記憶している。
リサイクルでエコを、というモットーがバッグという形になったものを、
ベティも使っているかと思うと、ドラマがとても近くなった感じだ。

果たして27日にも、このバッグが登場するかどうか・・・・、
そして同時に、私の「すてきな友人」のベティもぜひごらんあれ。

1月27日(火) 夜11時より、BS2で「Ugly Betty]

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