fc2ブログ

HOME:広田せい子のハーブガーデン

リバティプリントのハーブ柄 ?

Honysuckle

ハーブが好きな人は、たいてい布や糸が好きな人が多いようだ。
初対面の人でも、何かの加減でリバティーなどと、ちらっと口からこぼれると、あとは「ためぐち」で、いつまでも布談義に花がさく。

昨日から広間で、いろいろな物の整理を始めた。
結果としては整理どころか、引っ掻き回してさらにひどい状態になり、手のつけようがない。なにしろ好きで集めたものばかりだから、ゆっくり眺めたり触れたりするにはいいチャンスだ。本、、バスケット、文房具、紙類、リボン、ボタン、布・・・。
 中でも、リバティーの端切れの箱を開けたのが、間違いの元。「片付け作業」とやらは、これでストップ状態になってしまった。
りバテイーの図案には、抽象的なものや幾科学的なものもあるが、やはり圧倒的に多いのが植物関係のものだ。
前から気になってたのだが、この中にはハーブの柄がかなりある。
少しずつピックアップしてみよう。



Honysuckle (すいかずら)と題したウイリアム・モリスの作品。1874年。
オリジナルは刺繍のための図案だったようだったが、バーミンガム美術館所蔵の作品を、今私たちが手慰みに使えるのはなんと言う贅沢なことだろう。

この図案をよく見ると、妖しいまでにあでやかな阿片芥子(オピウムポピー)、高貴さを表す瓔珞百合(クラウンリリー)、背景の細かい枝は西洋一位(イユー)が描かれているが、主役はスイカズラだ。
イギリスのどこにでも生えて、あらゆるものにまとわりつき、夕方になると甘い切ない芳香を漂わせる。

私は、モリスの夏の館のケルムスコットを訪ねたことがあった。
この頃の彼は妻の裏切りと、複雑に絡み合った人間関係に悩んでいた。それをこのデザインに表したのでは? と感じたのは、なぜか3階にある刺繍で飾られた、天蓋つきの彼の寝台を見たときだった。それは、意外に小さな人だなと思わせる華奢なサイズだったから。



スイカズラは、ペルシャから唐草模様のパターンとなって、シルクロード経由で日本へも伝わっている。冬でも葉を落とさないので忍冬(にんとう)とよび、葉や茎を刻んであせも、肌荒れなどの浴湯料に。漢方では白から黄色に変化する花を乾燥させて、金銀花としてお茶にしている。

HOME : TOP

Monthly