HOME:広田せい子のハーブガーデン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お茶が飲みたくなる本



大原照子(しょうこ)先生から、
新刊のご著書を送っていただいた。

タイトルは「お茶ほど楽しいものはない」。
表紙は生成りのアンテイークなドレスで、
ティトレーを手に微笑んでいる大原先生と、おいしそうなお菓子・・・。

思わずページをめくると、
朝は一杯の玉露から、ポットはひとつでいい、
ハーブティーは私の常備薬など、
興味をそそる小見出しが目に入ってきた。
写真は、気軽に作れて滋味のあるお菓子やジャム、コンポートなどなどが、
多彩なお茶のいれ方に対応した形で、紹介されている。





洗練された清潔感とでも言おうか、
シンプルで上等なお菓子の数々を見ているうちに、熱々のミンントテイーが
飲みたくなってきた。

大原先生が料理研究家としてデビューされたのが、たしか60年代だったと思う。その頃私は講談社の「若い女性」という月刊誌の編集者で、新進料理研究家の青山のお宅へ何度かうかがっていた。大原先生は小柄な体にエネルギーを秘め、仕事の進め具合もポイントを掴むのも早く、クレバーな方という印象が強かった。その後、私は育児のために退社。1974年に、先生はイギリスへ留学なさった。

その当時、女子大生の留学でもめったにないことだったのに、結婚して子供がいる婦人が仕事を全部休んで、イギリスへ語学留学。しかも4年間の長さに、私たちは大ショックを受けたものだった。けれども、先生の快挙に脱帽しながらも、いつの日か私も・・と、ゴール設定をし直した人も多かったにちがいない。

帰国後、留学の成果を生かした仕事をなさった後に、再び留学。
普通の人は学習だけで精一杯なのに、イギリス滞在中にアンティークの歴史を学び、帰国後「英国骨董の店おおはら」を開店。

美的センスは生き方のセンスにも現れる。常日頃、先生はライフスタイルをもっとシンプルにと、提案されていた。言うだけは誰にもできるが、実行できる人は数少ない。
先生はスーツケースひとつで留学し、リュックサック一つで世界旅行を優雅に楽しむエキスパートだ。だから、台所を3分の1に縮小し、道具類も調味料も絞りに絞り込んで、ゆったりと暮らすことを実践している。

「思いっきり手抜き料理」や「一つのボウルで焼ける菓子」、「簡単一人料理」「55平方メートルの暮らし替え」を読んでいると、口だけではないことが、ひしひしと伝わってくる。

ああ、大原先生の正反対の極にいる私は、ライフスタイルの簡素化から先ずスタートしなければ。本棚から本はあふれ、道具類はもはや引き出しに収まらない、マグニチュード7・5の激震地区を思わせる広間を見たら、何とおっしゃるだろう。

とりあえず、ま、お茶にしましょ。


HOME : TOP

Monthly

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。