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マンゴゥの味がする黄色い桃

ミーシャさんから、黄金桃が届いた。
同じ農園の中に、この黄色の桃がなる果樹が数本あるという。





完熟してしまうと柔らかくなり過ぎて、送れなくなってしまうのでまだ少し硬いようだが、味を見て欲しいとメモが添えられていた。

黄色い桃と聞いて真っ先に脳裏に浮かんだのは、果樹園を経営していた祖母の生家で過ごした夏休みのことだった。伊達郡伊達町は、リンゴと桃の栽培が盛んなところで、私と妹は泊りがけで「手伝い」と称して、農園で暗くなるまで遊んだものだった。

祖母の家で収穫した、キントウと呼ぶ黄色い桃は晩生だった。缶詰工場へ出すので丁寧に扱うことと注意を受けたが、色が奇麗なわりに味が単調で、私はあまり好きではなかった。

さて、こちらの黄金桃はどうだろう。
見かけは桃というよりネクタリンの大きなサイズといった印象で、私はプロバンスの朝市で求めては、何度も丸かじりしたことを思い出した。
果肉はまだ固いが、すでにマンゴウのような熟した香りを放っている。

この桃のルーツは日本でなく、ヨーロッパ系ではないだろうか。
台所に置いたシーンを思い浮かべてみよう。
古くてがっしりしたテーブルに、無造作に置かれた古いバスケット。昼のデザートにこの黄色い桃をそのまま出して、 残りはコンポートにでもしようか・・。洗いざらしの格子縞のクロスは水色。台所に立つ主婦は、イタリアかフランスの女性がよく似合う。

こんなイメージを描かせる果物は、数少ない。
私は日本の主婦だけれど、この黄金色の果実を充分に楽しみ味わわせてもらおう。

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