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さくらさくら むつきのそらは・・・

夕べも夜中に目が覚めた。
肩のあたりが冷えただけでなく、
カーテン越しに差し込む青白い月の光がまるで海の底にいるように幻想的で、
瞼を閉じてもふたたび眠りに就くことは難しかった。
この寒さでは桜の開花も遅れるのではないだろうか ・・・・・・、
などとベッドの中で考えていた。


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桜といえば、
我が家の前には大きなグラウンドがあり、
道路に沿って、早咲きの桜として名高いカワヅザクラが、
毎年濃いピンク色の花を開く。
ここ2~3日は連休で何かとあわただしく、いつものようにじっくり観察ができなかった。
だが、まだほころんではいないだろう。
何しろ今までのうちで、一番早く咲いたのは1月29日だから、まだまだ、余裕がある。


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何というサプライズだろう。
遠くから見ただけでも、何やら変化が起こり始めているのに気がつく。

桜の木に近付いて目を凝らして見ると、や、や、や・・・・・・・
つぼみがふっくらとふくらんでいるではないか!!!
それよりも、枝の先に数輪のサクラが和風の生地の模様そっくりに描き出されているのを見て、
なぜか涙ぐんでしまった。


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いったい、いつの間に・・・・・・。
気がつかなかったわ、

暮れの頃までは大きな黄金色の葉をたくさんつけていたのに、
あっという間に変装の早業で驚ろかせて見せるとは。


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「さくら、さくら、弥生の空はみわたすぎり・・・・・」 ではなく、「睦月の空は・・・・」になってしまったが、
寒さが厳しいためそう簡単に満開になるとは思えない。
おそらくソメイヨシノが咲き始めるころまで、花をつけているのではないだろうか。

この春はカワヅザクラの観察という楽しみが増えて、嬉しい。




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