HOME:広田せい子のハーブガーデン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

絵付けの気分で

2014_0326_130239-P1230598_convert_20140327132215.jpg

スイートヴァイオレット、ヴェロニカ、ムスカリ、ディジー、
プリムローズ、ワスレナグサ・・・。

イギリスの野原で咲いていた草花が、私の庭で咲き始めた。


2014_0326_130314-P1230600_convert_20140327132517.jpg

自然を相手に開花のタイミングを揃えるのは、
野の花ゆえに難しいものがある。

ここに並ぶはずだったクロッカスはとうに花が終わり、
キンポウゲはようやく目覚めたばかりだ。

英国の田園をこよなく愛したナチュラリストの  Edith HOlden は
The Country Diary of an Edwadian Lady の中で、

1月29日に野原で見たディジー(ヒナギク)について、
チョーサーをはじめ、多くの美しい引用文を交えながら、記している。



2014_0326_130409-P1230604_convert_20140327132702.jpg


庭から摘んできた草花で、一人遊びをするようになった久しい。

小さくて愛らしいガラスのカップに活ければ正解だとは知っていても、
この花を小さめに組んでみたら、西洋陶磁器の絵柄に見えてきた。

手描きのマイセンの皿やイギリスのアンテイックによくある絵柄に近い感じだ。

ならば、絵付けをするつもりでアイテムを不透明な皿の上に置いてみよう。

うーん、これでは当たり前で、面白みに欠ける。

それなら角度を変えてみようかな?



2014_0326_130456-P1230608_convert_20140327133439.jpg


トリミングといいうテクもある。

「これでどうかしら。一番美しいと思う部分を切り取るのよ」

「わぁー、すてきじゃない?」

「こんな模様の布で、サンドレスがほしいわね」


2014_0326_130503-P1230609_convert_20140327133713.jpg

「素適なテキスタイルねえ」

「カーテンとかベッドカバーにしたいこと・・・・」

「北欧風っていうのかなぁ、すごくいいと思うわ」


近くに住む友達もビューアーを覗き込んで、
ワイワイガヤガヤと好きなことを話している昼下がり。

遊び心があれば、年齢は関係がないようだ。
スポンサーサイト

嬉しい春の「猫音頭」

2014_0326_074136-P1230581_convert_20140326144422.jpg


朝、庭へ出る大きなガラス戸を開けると、
待ちかねていたように、甘い香りが流れ込んでくる。
満開の季節を迎えたニオイスミレの香りだ。

私の足元をするりと抜けて
庭へ飛び出した愛猫のマリコにゃん ごろごろは大きく伸びをしてから、
スミレのコーナーへ向かって飛び出した。

2014_0321_090438-P1230494_convert_20140323024833.jpg

スミレには何か官能的な働きがあるのだろうか。
咲いている所へ来るとうっとりとした表情になり、
嬉しそうに身をくねらせて、猫踊りを始めるのだ。


2014_0321_090528-P1230498_convert_20140323025308.jpg

戯れに,マリコへのスぺシャルソングを作ってみた。

スミレ畑に春が来た
             ア ヨイショ
ニオイスミレの優しさは
心迷わすこの香り
             ソレソレ                          

幼いころから夢に見た
             ア ヨイショ 
愛しいお方とめぐり合い
ニャンとハッピーな春でしょう

             ゴロゴロ ニャンニャン ゴロ ニャンニャン

             ニャン ニャン ゴロロ ゴロゴロニャーン


2014_0321_090508-P1230496_convert_20140323024643.jpg

2014_0321_090518-P1230497_convert_20140323025101.jpg

2014_0321_090530-P1230499_convert_20140323025528.jpg
ハイ、お粗末サマ でした。

2014_0326_075354-P1230597_convert_20140326145153.jpg

リバティーを着たイースターエッグ

2014_0219_155134-P1230158_convert_20140321142842.jpg

昨日は2個、今日は1個・・・・。

庭へ出られない寒い日や雨の日は、イースターエッグを作って楽しんでいる。

イースターとは復活祭際のこと。
古代からヨーロッパには、
冬が去って再び陽光あふれる季節がめぐり来た復活を祝う伝承があり、
キリスト教では主イエスキリストがよみがえった復活を祝して、
厳かな儀式が執り行なわれるという。

復活祭には、新しい命のシンボルの卵をさまざまに装飾し、飾る習慣がある。
私はウクライナの複雑な線で描かれた卵と、フランスのリボン付きの卵を持っていた。
どちらも友達にあげてしまったが、私も作ってみようと思ったのはこの頃からだ。

卵の形は「完全」といってもいいほど美しい。

手を加えて何もわざわざ汚すようなことをしなくてもいいのに、
いたずら心でリバテイーの端切れを小さく切って貼り付けてみたら、
掌の中に小さな花園や、夜空に輝く星座が現れた。
以来、宗教とは別にリバテイ―の服を着せた卵作りは、
冬場の私のルーテンワークとなっている。



2014_0219_153308-P1230143_convert_20140321143056.jpg


クリスマスや正月は、卵を使うことが多い。
イ-スターエッグ用の卵の殻をストックしておくには、絶好のチャンスだ。

錐で穴をあけて中身(黄身+白身)を出すには、コツがある。
誰でもとがっている頭の部分に穴を開けようとするが、
この部位は安定性が悪くて難しい。
その上、穴をふさぐために下張りをすると、シェイプがきれいに出ない。

無難な部位は最も張り出している部分、
いわゆるおなかの表と裏に各5ミリほどの穴をあける。
次に先端を曲げた針金を穴に入れて軽くかき混ぜる。
これは中身がうまくはがれやすいようにするためだ。


2014_0219_153818-P1230148_convert_20140321143242.jpg

さぁ、いよいよ大詰め!
片方の穴から強く息を吹き込めば、反対側の穴から中身がどろリと出てくる。
ただしあまり強く息を吹くと肝心の殻が割れてしまうことがあるので、要注意だ。

水道の蛇口の水を細く絞って卵の中を洗い、網などに伏せて乾燥する。


2014_0219_154203-P1230153_convert_20140321143433.jpg

さて、裸の卵にこれまでいろいろと着せてみたが、
リバテイーの布が一番だと思う。
どの模様を切り取っても、不思議な事に喧嘩をしない。
それよりも、布の組み合わせによって何倍もの相乗効果が生まれるのが素晴らしい。

「リバティーの布を使えばうまくいくといっても、
高価な布地を遊びに使うのはいかがなものか」
という声が聞こえる。

確かに並はずれて高い値段の布だが、
京都の「トランテアン」にはイースターエッグ用にぴったりの布地がある。
肝心の値段も、安心して買える範囲内だ。

ここはリバティーを中心とした手芸用品の店で、通販もしている。
オーナーはもちろん、スタッフの皆さんも手芸のベテランでセンスがよい。
最適の布というのは,「リバティプリントパッチワーク用セット」だ。
6cmx6cmにカットした布が、100枚100種で、何と1980円!

色は9系統あるので友人たちとそれぞれ違う色を買い、
シェアするとさらに利用範囲が広がって楽しいもの。


★ トランテアン http://trenteetun.com


2014_0220_110536-P1230164_convert_20140321141857.jpg

ちょっと時間があいたとき、空の卵の殻に布、ピンキング鋏とボンドがあれば、
この手芸は簡単にとりかかることができる。

卵の大きさも、大きめの寒卵、春にだけ出回る産み始めの小さな卵、
ウズラのミニ卵、アヒルの大きな卵など、いろいろある。

出来上がったものを並べてうっとり眺めるのも、
誰かに贈るのも楽し実の一つとなった。



2014_0220_110442-P1230162_convert_20140321141659.jpg

とっておきの箱に詰め、
箱を開けた時にさわやかな香りがたつように、
レモングラスを鳥の巣に見立てて入れてみよう。


2014_0220_110307-P1230159_convert_20140321141537.jpg

リバティーでおしゃれをした蓋をして、リボンを結び、
あの人へ贈ろう。

伝票の内容欄には、SURPRISE と書いて・・・。

チャーリティ―ローズ・KIZUNA

先日、大きな箱が届いた。

贈り主は山梨県の清里に住むケイ子さんとタカ子さん姉妹、
発送主は、愛媛県新居浜のドミニクローズ、とある。

わくわくしながら箱を開けてみると、立派なバラの苗が現れた。
赤味を帯びた照りのある葉が個性的な苗には、
KIZUNA という名前が入ったタグがついていた。

2014_0310_154529-P1230395_convert_20140311004327.jpg


昨日は3月11日だった。

あの忌まわしく悲しい東日本大震災が発生した日から、ちょうど3年目に当たる。
恐ろしい巨大な津波が平和に暮らしていた人々の命を、家を、故郷を一瞬にして奪い去り、
3年たった今でも復興への道はまだまだ遥かに遠い。

私の故郷は福島市だ。
豊かな自然に恵まれた環境で暮らし、誰にでも親切な人情あふれる福島人・・・。
その善良な人々を突然襲った地震と原発事故の大惨事には、怒りと悲しみで言葉もない。

故郷を離れてはいても、
いや、離れているからこそ被災者へのボランテア活動を私なりに続けてきたが、
清里の仲よし姉妹は、心のこもった手仕事で私を助け、疲れ切った人たちを慰めてくれた。
そして、今回は彼女たちからボランティアにはさまざまな形があることを学んだ。

K<IZUNA と命名されたこのバラは、チャリティーローズとして誕生した。

すなわち、バラが売れるたびにロイヤリティーなど収益金の20%を
東日本大震災の被災地に寄付するというシステムだ。

バラを贈り合うことによってKIZUNAの意味を再認識し、
バラの世話をしながら犠牲者の冥福と復興を祈る。
ともすれば記憶の片隅へ追いやられて行きがちな大震災の記憶を風化させないためにも、
何と効果的なアイディアだろう。

それでは、KIZUNAはどこからきたのだろうか。
資料を読んだり調べていくうちに
国境を越えた思いやりと愛情に満ちた人々の絆から生まれた、感動的な秘話があった。               

2014_0310_153334-P1230388_convert_20140312191714.jpg


2011年の3月11日。
大震災の直後に、
東京在住の森美保さんはフランスのリヨンから思いがけないメールを受け取った。
差出人はフランスのオールドローズ協会。
その内容は、同協会の日本人メンバーである森さんに
「貴国のために何かできることは?」という問いかけだった。

熟考に熟考を重ねた結果、
彼女は「日本で商品化できるバラを1本プレゼントしていただければありがたい。
犠牲者に捧げるばかりでなく、売り上げの収益を被害者の支援に充てることができるから」
と返答をした。

フランス側では早速日本へ贈るバラの検討が始まり、
快く申し出たバラの育種家・ドミニク・マサド氏の作出品から選ぶことに決まった。

2014_0310_160855-P1230408_convert_20140312193417_20140312193936d24.jpg

2014_0310_162054-P1230410_convert_20140312194235.jpg


マサド氏はバラ育種の名門であるギヨー家の一員で、世界的に活躍中の方と聞いている。
ギヨーと言えば、それまでの一季咲きに四季咲き性をもたせた「ラ・フランス」(1867)の作出者だ。
この名花はモダンローズ第一号として、バラの歴史上で知らない者はない。

2011年の8月、森さんと協力者の名本夫妻はリヨンを訪れ、
マサド氏の農園で日本へのバラの選定や検討を行った。
同12月にはバラの苗が愛媛県新居浜市に住む名本氏のナ―セリ―へ届き、
KIZUNAと名づけられて、
2012年に日仏チャリティーロ-ズのデビューとなった。


2014_0310_155340-P1230403_convert_20140312192929.jpg

ここまで来ると、誰もが KIZUNA のプロフィールも知りたくなってくる。

タグにきれいな写真が付いていたのに、残念ながら雨で濡れてぼやけてしまった。
この写真はパンフレットを写したものなので、本物は数倍も魅力的にちがいない。

資料によると、
中輪房咲き(フロリバンダ)で、樹高は0・8~1・2mまで伸び、四季咲き。
花の色はサーモンピンク。
花の形はクォーターロゼットのカップ咲き。
香りはフルーティーからアニス、そして柑橘系の残香、とある、
オールドローズのおもかげを感じさせるこのバラを、想像するだけでも幸せになってくるようだ。

私は昨日の午後、地震が発生した時間に、KIZUNAを庭の一番よい場所に植えた。

そして、ケイ子さんとタカ子さんが贈ってくれたように、私も友人たちへ贈ろうと思った。
     、
こうして愛と友情の絆を結んでいくことこそ、このバラが最も望むところではないだろうか。



★苗のご注文は下記へ

ドミニクローズ

愛媛県新居浜市久保田町1-4-33  名本久臣  Tel・Fax 0897-47-3211

http://dominiquerose.ocnk.net/

rosarian@m6gyao.ne.jp

価格  新苗 2500円(内500円は寄付)

早春のコテイジガーデンを夢見て

2014_0303_143040-P1230208_convert_20140308081106.jpg


3月ほどわくわくするときはない。

毎日庭のあちこちで、新しい命が生まれ、

眠りから覚めた草花が大きく伸びをしたり、挨拶を交わしたりしている。

昨年の秋、古いバスケットに仕込んでおいたクロッカスが咲いたので

庭から少しずつマテリアルを集め、

ナチュラルな感じに植えこんでみた。


2014_0303_143008-P1230205_convert_20140309021042.jpg


まだ春も浅いイギリスのコテージガ―デンをイメージしながら植えこんでいくと、

目の前に等身大ののどかな春の庭が浮かび上がってくる。


右下ワインレッドのスミレから時計回りに、

ニオイスミレ(チャ―ルス・ウイリアム・グローブス)、クロッカス、

ニオイスミレ(プリンセス・オブ・ウエールズ)、原種のチューリップ、プリムローズ、

ワスレナグサ、ジョンクイル、マーシュ、ディージー。


花が終わったクロッカスは別の場所に植え、

空いた場所にはワイルドストロベリーを植えようと思っている。



にこにこ桜

2014_0306_143847-P1230357_convert_20140307220924.jpg

公園に面した家の前の土手に、満開の河津桜がある。
早咲きの代表格で、今年は2月6日に最初の1輪が咲いた。

花の色はソメイヨシノよりも濃いピンク色で、花つきもよいため遠くからでもよく目立ち、
寒々とした日や暗い空の日には、ここだけが浮き上がって暖かく見える。

桜の木が大きくなるにつれて、花を見に来る人が増えてきた。


2014_0306_143907-P1230360_convert_20140307225415.jpg


「お早うございます。桜、きれいですね」

「お早う。今年も咲きましたな」

道路よりも高い位置にある庭で手入れをしていると、
小鳥のさえずりとともに楽しそうな声も聞こえてくる。

早朝のウオーキング仁いそしむ老老カップル、犬と散歩の若者、集団登校の小学生、
ママとお散歩の小さい人、数人連れのミドルレデイ・・・。

みんなにこにこ顔で花を見上げ、携帯で写真を撮っていく。


2014_0306_143947-P1230363_convert_20140307231159.jpg

興味深いことがある。
以前は木登りやままごと遊びなどをしている子供を見かけたことがなかった。

ところが去年の春ごろから桜の樹の周りに子どもたちが集まるようになり、
樹の上に家らしきものを建てたり、陣地を作り始めたのだ。

みんなにこにこ顔で遊んでいる。
桜の樹と仲良しになったせいか、ついこの前まで縞模様のシャツが枝にぶら下がり、
今日は樹の下に桜の花が入った発砲スチロールのボウルに、木の枝が2本添えられていた。


2014_0303_160542-P1230351_convert_20140308002624.jpg

日脚が伸びたと思ったら、もうすぐお彼岸。
夕暮れの桜はまた一段と美しい。

楽しく遊んだら、
暗くなる前に気をつけて、おうちへお帰りなさい。


2014・2・14横浜北部大雪被害について③

2月16日

前日には34センチもあった雪はこんなに融け、
大雪一過の青空が美しい日となった。

さて、庭の右側にあるコンテナガーデンの植物たちは大丈夫だろうか。

この場所はL字型に配置した建物の内側にあり、
北風は建物でシャットアウトし、東南の方角に向けて開口している。
そのため、冬でもかなり暖かい。

2014_0216_113906-P1230097_convert_20140305173520.jpg


ニオイスミレは耐寒性が強く、一般的に言ってこの程度の雪でも平気なのだが、
重たい雪で水浸し状態だったために少し弱っているように見える。

2、3日もすれば回復するだろう。

2014_0216_120208-P1230130_convert_20140305175907.jpg


ローズマリーは、剪定しておいてよかった。
庭の中や擁壁に植えたもので枝の長いものは、
雪の重みでおよそ2~3割ぐらいが折れたり裂けたりしている。

軒下に鉢を置くときは、屋根からの落雪に注意が肝心だ。

2014_0216_113406-P1230089_convert_20140305175548.jpg



カーネーションの鳥かご仕立ては、思いのほかダメージがなかった。
一番最初につぶれるかと思っていたのに、空気を含んだ構造のせいだろうか、
ほとんど雪の影響を受けていない。

2014_0216_113320-P1230088_convert_20140305175411.jpg



落雪直撃の被害を受けたダイアンサスとミヨソティス・ミオマルクの寄せ植え。
切戻しをすれば何とかなりそうだ。

2014_0216_113232-P1230086_convert_20140306124034.jpg



友人が驚いたのは、この多肉植物を並べたコーナーだった。

このカテゴリーは寒さに弱いと思われているが、我が家ではⅰ年じゅう外に出しっぱなしだから、
抵抗力が付いているのかもしれない。

2014_0216_113513-P1230091_convert_20140306124155.jpg


これは2月15日のブログに記した薔薇の樹・キナモメァを応急処置した時のスナップだ。
人間だけでなく動物や植物も皆同じように、痛いのはつらいものだ。

2014_0216_120138-P1230129_convert_20140306153201.jpg


2014_0216_120132-P1230128_convert_20140306153428.jpg

今までに何度も成功したことがあったので、
折れてしまった個所を、とっさにガムテープで巻いて固定してみた。
しかし、傷が深いことと若くはない樹なので、残念ながら切ることになってしまった。
ものは考えようだ。
終わったことを嘆かずに、新しく健やかな芽が出てくるのを待つことにしよう。


というわけで大雪の被害報告は終わり。
長々とした文を読んでくださってほんとうにありがとう。
少しはお役に立っただろうか。


さて、次回からは「短くて楽しいテーマで、休まずに」をモットーに書こうと思う。
どうぞよろしく。

2014・2・14横浜北部の大雪被害について②

2月15日

34センチの積雪は、この辺りでは稀のようだ。
しかもぼてっとした重たい雪なので、枝折れが心配でならない。
庭をざっと見渡すと、
「あ、どうしよう」
大切で大好きななマートルの樹が、遠目でもどうもおかしい。


、\2014_0216_114141-P1230103_convert_20140304005342.jpg

地中海地方生まれのマートルは、和名を銀梅花という。

その名の通り、初夏の頃に香り高い純白の小花を無数につける。
現在、花嫁の髪飾りは多様化しているが、
オリジナルは豊饒のシンボルとして愛されこのマートルっだったという。

緊急事態にこんなのんびりしたエピソードを語るのも変だが、
受けたショックが大きかったのだ。
あぁあ、せっかく4メートルを超す大株になったのに・・・。


2014_0216_115833-P1230116_convert_20140305173943.jpg


近づいてみると、
隣接する長男の家と我が家を結ぶ通路に倒れこんだマートルは、
完全に道を遮断していた。

このマートルは1本の樹に、本来の緑色の葉と斑入りのクリーム色の葉をもつ、
素晴らしい樹だったのに残念!!!


2014_0216_115901-P1230118_convert_20140305174116.jpg

痛々しい傷跡に、茫然。

さぞや痛かったでしょう、つらかったでしょう・・・・。

ⅰ年じゅう緑の葉をふさふさとつける常緑樹の特長が、皮肉にもあだとなってしまったのだ。


2014_0216_114827-P1230115_convert_20140305173728.jpg

常緑といえば柑橘類も、あぶない。

ミニヨンが歌う「君よ知るや南の国・・・」のシトロン、、
英国貴族のオランジュリーのように、北国生まれの私にとって、
柑橘系の果実はあこがれの的だった。
庭が出来たときから、いろいろ植えてきたが、まずはレモンのチェックから。

レモンは東南の日当たりのよい場所にある。
道なき道の途中に見える雪をかぶった茶色のものは、
庭で放し飼いをしているイギリス生まれの鶏だ。
ただし、Whitchford窯の不死身の鶏だから、世話がいらない。
昨日は全然姿が見えないほど雪の中に埋もれていたのに、
ここはよほど暖かいのにちがいない。

2014_0216_115935-P1230120_convert_20140305174310.jpg

2014_0216_120011-P1230123_convert_20140305174641.jpg

「や、やっぱり」
レモンの太い枝が折れていた。

もっとひどいかと思ったが、この程度のダメージで済んでよかった
日当たりがよい高台に植えたので、風も通って雪解けが早かったようだ。


このほかに常緑樹で枝が折れたものは、
カントンニッケイ、ニオイクスノキ、カラタネオガタマなどの芳香木、
ポメロ、シ―クアーサー、カラマンシ―などの柑橘類だった。

さて、庭にはアーチが数基ある。そのほとんどが金属製のパイプで出来たものだ。
丈夫で長持ちという長所はあるが、優しい雰囲気に欠けるという短所がある。
そこで私が張り切って木製のキットを組み立てたアーチを建てたのが、これこの通り!!!
何とも無残に壊れてしまった。


2014_0215_074921-P1230074_convert_20140304003544.jpg

2014_0216_114612-P1230110_convert_20140305174857.jpg

拙い組み立てスキルに大雪の重みが災いして、倒壊してしまったのだ。

このぐらいならまだ笑い話ですませるが、雪害で倉庫や母屋、グリーンハウスに牛舎、
鶏舎などなどの倒壊件数は、今なお増えているのが、残念でならない。                                       
                                            続く

2014・2・14 横浜市北部の大雪被害について①      

しとしとと降り続いていた冷たい小雨も止み、今日はポカポカの陽気だ。

庭へ出れば、ニオイスミレの優しい香りが漂い、
クロッカスが花を開きバラの芽が膨らんで、庭中に春のサインがあふれている。
庭仕事が楽しくてたまらない3月が始まった。

2月を振り返ってみれば、
ほとんど週末ごとに大寒波が日本列島を襲い、各地に記録的な豪雪の被害を与えて、
あっという間に過ぎて行った。

ところで、私には2月中にクリアしたかった気がかりなことがある。

それは前回(2月15日)の記事のことで、
久しぶりの大雪に、ただもう興奮して記した内容だった。

水分を多く含んだ重たい雪のせいで、
昨日の庭とは違ってしまった点を数え上げ始めたものの、
長くなりかけたために途中で一度中断し、翌日に続編を書くつもりだった。

しかし、各地の被害状況が次々に報道されるにつれて、
私としては大事件だった事でも、
被害の程度から見れば本当に微々たることだと気がついた。

わざと大げさに騒ぎ立てるように思われても困るし、
何だ、この程度かとバカにされるのも本意ではない。
この件はこのままにして触れずにおこうと決めて、数日を経た。

ところが、その後関東地方に住んでいる知人や読者の方々から、
横浜北部の個人の庭という観点で、大雪被害についての問い合わせが相次いだ。
これには、私自身も驚いている。
どなたも興味本位ではなく、もしも今度似たような状況に直面した場合、
果たして、何がどんな状態になるかを知りたいようだ。

もしも、私の庭の事例が参考になり、
急な判断の際のヒントや日ごろの注意、準備などに役に立つなら、こんなに嬉しいことはない。
そう思い返し、ありのままにつづってみることにした。



         ★     ★     ★     ★     ★


2月14日

これまでにない大寒波が日本列島を通過し、
横浜市北部では一晩中雪が降り続いた。
幸いなことに停電もなく、家族も帰宅していた。

(参考までに2月15日のブログもどうぞ)



2月15日

2014_0215_074640-P1230062_convert_20140304002700.jpg

バラの株もすっぽりうずまって、細い枝だけがその存在を主張している。
剪定をしておいてよかった。
葉や枝をつけたままでは、きっと折れていただろう。


2014_0214_231309-P1230052_convert_20140304002409.jpg

居間のカーテンを開けて外を見ると宇宙のどこかへ来たのでは?
と錯覚したほどの異様な光景を目にした。
ここはレンガの通路と花壇の場所だ。


2014_0215_074755-P1230067_convert_20140304003804.jpg

夜中に強い風が吹いたらしく、向こう側にある公園の並木の枝には雪がない。
重たい雪だったので、風が通らない我が家の植え木は? と心配になったが、
「とにかくまずは計測、計測」と夫は膝までの雪の中を、庭に置いた丸テーブルの所へ行った。
ちょうど椅子をテーブルの上に乗せていたので、測りやすい。


2014_0215_101503-P1230085_convert_20140220135343.jpg

メジャーを取りだして、さて、


2014_0215_101419-P1230082_convert_20140304004229.jpg

「おやおや、34センチもあるぞ。驚いたね」


2014_0215_074726-P1230064_convert_20140304003214.jpg

作業台の下で震えていたデビューして間もないサクラソウ。
雪の下に入って入れば、暖かだったと思うが…。


                        続く

HOME : TOP

Monthly

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。