ソチのフラワーセレモニ―

いけない。
睡眠不足は万病の元というのに、オリンピックを見始めたら止められなくて、
男子スケートフィギュア―のフリーを、
とうとう夜明けのフラワーセレモニーまで見てしまった。
羽生結弦君、金メダルおめでとう!

さて、今回のオリンピックではメダルの授与に先立って、
フラワーセレモ二―という花束の贈呈式がある。
この花束はグリーン系と白でまとめたさわやかな感じが印象的で、、
よくあるバラやユリを使った派手派手な花束と違い、非常に好感が持てた。
この花束に使っている素材は何だろう。

この写真はNHKのテレビ画面から寝ボケ眼で私が写したもの。
鮮明でないのが残念だ。
花束の白っぽい小花には緑色の目が入っている。
そのため、私は最初、ミニバラの「グリーンアイス」かと思った。
よく似ているのだ。
しかし、よくよく考えると、おそらくこの大会で数百個、
いや、団体競技もたくさんあるから相当の数になることだろう。
「グリーンアイス」には清楚な魅力があるが、
大量生産の花束用に耐えられるほどタフナ花ではない。
あらためてじーっと見てみると、細いか弁が密についている。
きっとスプレーマムにちがいない。
これはスプレー(枝先が分かれて房状に花が咲く)タイプの、クリサンテマム(キク)のことで、
マムという呼び名で出回っている。
このマムは1940年代にアメリカで育種に成功し、
その後オランダやヨーロッパの国々で人気のある栽培品種となっているので、
花束への対応もスムーズにいくことだろう。
花をグルリと囲んでいる緑の葉は、一番の見せ場なのに写真がぼけていてよくわからない。
見当で名前をあげてみよう。
まずは、勝利の花言葉を持つ月桂樹の葉は欠かせないと思う。
それにハラン、レモンリーフ、レザーファーンなどだろうか。
注目したいのは、長く垂らして結んだ青いリボン。
ロゴが入っているが、何と書いてあるのかしら?
どうか,この緑の花束がもっともっと日本人の胸に抱かれますように・・・。
我が家にも大雪の被害が


今日はセント・バレンタイン・デイ。
何年ぶりかは忘れたが、朝からしんしんと雪が降っていた。
午後からは風も出てきたようだ。
家の前の公園にはひとかげもなく、
日の暮れるのも早かった・。

深夜、テレビでオリンピック観戦中に、外を見たら、
まさにモンスターワールド!
水を含んだボタン雪は、見る間に積ってゆく。

朝方雨が降ったようだ。

一夜明けて、
ローブリッターとレディ・ヒリンドンのバラをからみあわせたアーチに、こんなに雪が積っていた。
庭の木の枝に積ったら折れるかも・・・・。
心配になってきた。

いやな予感は的中 !
木製のバラのアーチの天井部分がつぶれて、Mの字になっていた.
誘引したつるバラの枝は切れていた。

ショック!!!
大好きなチャイナローズのキナモメァが折れているではないか。
木肌がシナモンに似ているので、この名がついたというが、
ほんのりとほほを染めたよう一重の花が何とも言えないほど素敵だ。
せっかく3m近くまで伸びたのに、残念。
つづく
寒い日にはジャム作りを

大雪の翌日のことだった。
窓の外には、枝に凍りついた雪が重くのしかかったシ―クアーサーと、
通路が消えてしまった庭が見える。
食卓のある部屋は暗くて寒く、ヒーターを入れても全然効果がない。
こういう時こそ、ジャム作りが一番。
部屋は暖まるし、家じゅうに美味しそうで優しい香りが漂うし、
何よりも作っている本人が幸せな気持ちになれるからだ。

暮れにいただいたリンゴの「富士」が、そろそろボケてきたから、
そうだ、今日は近ごろ家族の間で評判のよい「例のジャム」を作ろう。
「例のジャム」とは、またの名を「金色のジャム」ともいう。
これは私一人が勝手につけた名前だが、
どうしてもくすんだ色になってしまうリンゴジのャムに変化をつけ、
風味に奥行きをもたせたせいかとても美味しくて困っている。
ポイントは3点。
① 砂糖の使い方は、リンゴが煮溶けて火を止める寸前、
用意しておいたらカラメルの中に入れてよくかき混ぜ、静かに煮る。
カラメルはザラメを用い、煙が立つぐらいに熱したものがベスト。ここで色と香りが決まる。
2 レモンの搾り汁を多めに入れること。
3 出来たらバニラビーンズ、またはバニラオイル、バニラエッセンスなどを少量使うこと。
寒くても寒くなくても、作りたくなるのがこの「例のジャム」だ。・
目覚めれば銀世界
ソチ・オリンピックの開会式を、朝方まで見てしまった。
起きたのは朝の9時。カーテンを開けると、寝坊した目に痛いほどの真っ白な雪景色が現れた。

家の前の公園も


我が家の庭も、真綿のような雪で覆われていた。

コンテナを集めたコーナーや、

薔薇の植えこみも、雪の下で息をひそめてじーっとしている。

ローズマリーの「カプリ」は、観念したかのようにひれ伏していた。
この銀世界の中で色があるものといえば、

沖縄生まれのシ―クアーサーの果実、

小鳥のえさかごを下げたポメロ。

折りたたんだ夏の日の椅子、


そして、雪の中でも咲き続ける中国の薔薇・・・。
午後からは風も強くなり、すでにかなり積っている。
明日はどのような朝が訪れるのだろうか。
起きたのは朝の9時。カーテンを開けると、寝坊した目に痛いほどの真っ白な雪景色が現れた。

家の前の公園も


我が家の庭も、真綿のような雪で覆われていた。

コンテナを集めたコーナーや、

薔薇の植えこみも、雪の下で息をひそめてじーっとしている。

ローズマリーの「カプリ」は、観念したかのようにひれ伏していた。
この銀世界の中で色があるものといえば、

沖縄生まれのシ―クアーサーの果実、

小鳥のえさかごを下げたポメロ。

折りたたんだ夏の日の椅子、


そして、雪の中でも咲き続ける中国の薔薇・・・。
午後からは風も強くなり、すでにかなり積っている。
明日はどのような朝が訪れるのだろうか。
食用ユリを見つけたら 食用ユリとは華麗なコオニユリ syokuyou
先日、私は近くのスーパーでこんな買い物をした。

食用ユリと記されたパックが、目に入ったのだ。
おそらく正月料理用に仕入れた品の、売れ残リだと思われる。

パックは2種類あって、
そっと触ってみると4個入りで398円、1個入りが250円という破格の値段だ。
手の感触では、どちらも十分に成熟した硬さと丸みがある。
乾燥防止とアンチショッカ―のおが屑も清潔だから、カビや病気もないようだ。
食べてよし、植えてよし、この値段では買わないほうがおかしい。
植える場所があまり残っていないのを忘れて、
私は思い切ってたくさん買ってしまった。

おが屑を除くと、立派な球根が現れた。
大きさがわかるように卵を置いてみたが、
卵大か、卵より大きいのにこのサイズで1球100円とは、安すぎる。
食用ユリとして知られる種類は、ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ、カノコユリの4種だ。
ラベルに、北海道産とあるからおそらくこれはコオニユリではないだろうか。
園芸店やネットの販売などの値段は、
大きさにもよるが400円から1600円ぐらいはしているのだから、
いかにお得用かがわかる。
けれども、何か気持にざらざらした引っかかるものを感じたのはなぜだろう。
私のほうは何の苦労も無しに、嘘のような値段で手に入れる事が出来たからありがたい。
しかし、生産家の方にとってこの値段はさぞかしショックなことだろう。
以前聞いた話によると、
百合根として出荷出来る大きさに育つまで、6~7年はかかるという。
うろこのような麟茎からスタ-トし、病気が出ないように連作を避けて別の畑へ植え替えをする。
根に栄養がたまって肥大するように、つぼみや珠芽を取り除きながら、大事に育てて6年間。
それも全部手作業だというから、頭が下がる。
需要と供給のバランス、流通の問題などでこの値段になったのだろうが、
それにしてもこれでは、生産者の生活が苦しくなるばかりか
このままでは暮らしの希望や、やる気まで失ってしまいかねない。
せっかくここまでよい仕事をしてこられらのだもの、
売り上げを伸ばす策はないものだろうか。

例えば、私のように植えてみることをPRすればよいのでは?
この写真は昨年の7月の庭のスナップだ。
中央のオレンジ色のユリが、コオニユリで夏の花壇を華やかに彩っている。
これまではピンク系のバラと青からパープル系の花を主に植えていたので、
オレンジ系の挿し色を使ったことはなかった。
だが、こうして植えてみるとなかなか素敵ではないか。
実を言うと、これは4~5年ほど前に食用ユリの芯の部分を埋めたもので、
開花した時はほんとうに嬉しかった。
また、球根の外側の鱗片を植えてみたこともあったが、芽が出てからの生長が遅く、
いつの間にか消えてしまった。
こんなけちなことをしなくても、この値段より少々高くても、
丸々1個を植えれば立派な花が確実に咲くだろう・・・。
こう思いながら、今年は多めに買ったのだった。
園芸店で「食用ユリ」という球根も売っている。
しかし、スーパーの商品から見事な花が咲き、生産者の方の励みになるのだ。
もしも、{食用ユリ}を見つけたら、夏に見る美しい夢だと思って植えてみてはいかがだろうか。
ユリ根の料理といえば、京懐石の古風なイメージがある。
古くから滋養強壮の薬草として珍重され、日本と中国しか食べないそうだが、
この食材はさまざまな料理に使える。
我が家で人気の一皿は、「百合根のイタリアン」だ。
厚手のフライパンで上等なオリーブオイルを温め、
みじん切りのガーリックで香りをつける。
火を強めながらばらばらにしたユリ根を加えて手早くさっと炒め、
まだシャキシャキ感が残ってるうちに火を止める。
味付けは塩とコショウで。
是非お試しあれ。

食用ユリと記されたパックが、目に入ったのだ。
おそらく正月料理用に仕入れた品の、売れ残リだと思われる。

パックは2種類あって、
そっと触ってみると4個入りで398円、1個入りが250円という破格の値段だ。
手の感触では、どちらも十分に成熟した硬さと丸みがある。
乾燥防止とアンチショッカ―のおが屑も清潔だから、カビや病気もないようだ。
食べてよし、植えてよし、この値段では買わないほうがおかしい。
植える場所があまり残っていないのを忘れて、
私は思い切ってたくさん買ってしまった。

おが屑を除くと、立派な球根が現れた。
大きさがわかるように卵を置いてみたが、
卵大か、卵より大きいのにこのサイズで1球100円とは、安すぎる。
食用ユリとして知られる種類は、ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ、カノコユリの4種だ。
ラベルに、北海道産とあるからおそらくこれはコオニユリではないだろうか。
園芸店やネットの販売などの値段は、
大きさにもよるが400円から1600円ぐらいはしているのだから、
いかにお得用かがわかる。
けれども、何か気持にざらざらした引っかかるものを感じたのはなぜだろう。
私のほうは何の苦労も無しに、嘘のような値段で手に入れる事が出来たからありがたい。
しかし、生産家の方にとってこの値段はさぞかしショックなことだろう。
以前聞いた話によると、
百合根として出荷出来る大きさに育つまで、6~7年はかかるという。
うろこのような麟茎からスタ-トし、病気が出ないように連作を避けて別の畑へ植え替えをする。
根に栄養がたまって肥大するように、つぼみや珠芽を取り除きながら、大事に育てて6年間。
それも全部手作業だというから、頭が下がる。
需要と供給のバランス、流通の問題などでこの値段になったのだろうが、
それにしてもこれでは、生産者の生活が苦しくなるばかりか
このままでは暮らしの希望や、やる気まで失ってしまいかねない。
せっかくここまでよい仕事をしてこられらのだもの、
売り上げを伸ばす策はないものだろうか。

例えば、私のように植えてみることをPRすればよいのでは?
この写真は昨年の7月の庭のスナップだ。
中央のオレンジ色のユリが、コオニユリで夏の花壇を華やかに彩っている。
これまではピンク系のバラと青からパープル系の花を主に植えていたので、
オレンジ系の挿し色を使ったことはなかった。
だが、こうして植えてみるとなかなか素敵ではないか。
実を言うと、これは4~5年ほど前に食用ユリの芯の部分を埋めたもので、
開花した時はほんとうに嬉しかった。
また、球根の外側の鱗片を植えてみたこともあったが、芽が出てからの生長が遅く、
いつの間にか消えてしまった。
こんなけちなことをしなくても、この値段より少々高くても、
丸々1個を植えれば立派な花が確実に咲くだろう・・・。
こう思いながら、今年は多めに買ったのだった。
園芸店で「食用ユリ」という球根も売っている。
しかし、スーパーの商品から見事な花が咲き、生産者の方の励みになるのだ。
もしも、{食用ユリ}を見つけたら、夏に見る美しい夢だと思って植えてみてはいかがだろうか。
ユリ根の料理といえば、京懐石の古風なイメージがある。
古くから滋養強壮の薬草として珍重され、日本と中国しか食べないそうだが、
この食材はさまざまな料理に使える。
我が家で人気の一皿は、「百合根のイタリアン」だ。
厚手のフライパンで上等なオリーブオイルを温め、
みじん切りのガーリックで香りをつける。
火を強めながらばらばらにしたユリ根を加えて手早くさっと炒め、
まだシャキシャキ感が残ってるうちに火を止める。
味付けは塩とコショウで。
是非お試しあれ。
やっぱり立春、桜が咲いた!
立春の日は過ぎた。
暦の上では春といっても、日本列島を大寒気団が覆い、
テレビでは各地の雪の状況を今日も中継している。

私の住む横浜地方では、立春の日の朝は冷たい小雨だったが次第にみぞれに変わり、
4時頃には雪が降り始めた。
気温が低かったので、庭は真っ白な雪化粧になり、一層寒さが身にしみた。
しかし、あの朝見つけた春の徴が、胸の内にほっこりと火を灯してくれたせいか、
気分はすこぶるハイだった。

春の徴というのは、桜の開花だ。
家の前の公園に沿って、早咲きで知られる河津桜が5本ある。
その中の1本に、花が咲いたのだ。
どんよりとした灰色の空を背景に、
濃いめの桜色の花とつぼみが春を告げていた。
偶然と言ってしまえばそれまでだが、
立春の日に最初の花を開いた自然界の不思議に、強い感動を覚えた。
週末にはさらに厳しい寒波に襲われるとか。
満開になるのはいつ頃だろうか。
暦の上では春といっても、日本列島を大寒気団が覆い、
テレビでは各地の雪の状況を今日も中継している。

私の住む横浜地方では、立春の日の朝は冷たい小雨だったが次第にみぞれに変わり、
4時頃には雪が降り始めた。
気温が低かったので、庭は真っ白な雪化粧になり、一層寒さが身にしみた。
しかし、あの朝見つけた春の徴が、胸の内にほっこりと火を灯してくれたせいか、
気分はすこぶるハイだった。

春の徴というのは、桜の開花だ。
家の前の公園に沿って、早咲きで知られる河津桜が5本ある。
その中の1本に、花が咲いたのだ。
どんよりとした灰色の空を背景に、
濃いめの桜色の花とつぼみが春を告げていた。
偶然と言ってしまえばそれまでだが、
立春の日に最初の花を開いた自然界の不思議に、強い感動を覚えた。
週末にはさらに厳しい寒波に襲われるとか。
満開になるのはいつ頃だろうか。