HOME:広田せい子のハーブガーデン

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ワスレナグサが似合う場所


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早いもので、明日から師走。
今朝は庭に初霜が降りた。
バラの剪定もまだ中途で気になるが、
今日の作業は、寒さが厳しくなる前にこぼれダネでびっしりと発芽した
ワスレナグサの間引きを優先することにした。



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この頃、ワスレナグサの市販苗はドワーフタイプ(矮性)が多いようだが、
私の庭の定連となったのは,フランスのタネを蒔いたもので、花の色が濃く、茎も太めで草丈も高い。
花壇の彩りによし、花束に加えるとなおさらによしという感じで、大好きな花だ。
何よりも嬉しいのは、初夏に生長点を切っておくと夏を越すこともあり、初秋の花束に使えること。



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間引いた小苗を、さてどこに植えようか。
まずは、ピンク系のバラによく合うので、足元に1~2本。
まだ、5センチほどだが、3月ごろには20~25センチに育つので,植え過ぎはは禁物だ。

今年から通路の縁取りをラベンダーとミニバラを交互に植えたが、
何となくよそよそしくて気になっていた。
そこで、整った感じを崩すつもりでワスレナグサを株の前後や間などに、ランダムに植えてみた。
ラベンダーの銀色の葉と紫の花、ミニバラの白、薄ピンク、パープルピンクなどの花に、
ワスレナグサの小さな青い花はマッチすると思う。

それから、マートルとハコネサンショウバラの樹の足元に丸く輪を描くように、
デージーとプリムローズを加えて自然な感じに植えるとよく合う。
これまで何度か試しているので、今年もこのテで行くとしよう。



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腰が悪いのに、庭へ出ると痛みを忘れて作業をしてしまう。
これは本当に不思議なことだ。
来年の庭を夢見て頭の中にイメージを描き、体で実現する喜びは、最高の楽しみといえよう。

でも、洗っても洗ってもきれいにならない爪の間や、ひびが入って痛い指先はちょっとつらいし、
手の荒れも半端じゃない。

いくら「園芸家の勲章」といわれてもねぇ・・・。



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地下茎ではびこるコマッタチャン

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「暑い暑い」「もう死にそう」と悲鳴を上げ続けた夏だった。
何しろ10月に入ってからも真夏日があったぐらいだから、庭仕事のリズムがすっかり狂って、
今頃になって種まきや植え替えなどの作業をしている。

雨上リの庭は土がほぐれやすくなっているので、雑草を抜くのも気もちがよい。
いつものことだが、最初は手袋をしていたはずなのに、気がつくと素手で格闘しているから手は真っ黒。
我が家の庭はバラとハーブに草花をミックスしたスタイルで、秋の作業としては1年草は枯れた株を始末し、
宿根草なら整枝して根の状態をチェックしている。
ばらの近くの株は、棘で痛い思いをしないようにもぐりこんで行うのだが、
この前は背中に刺さった棘がどうしても外れず、とうとう上着を脱いでしまった。

根といえば、丈夫なことは何よりだが、元気すぎて困ることがある。
その代表選手は、シソ科のミントだ。
上の写真はジャパニーズミントとよばれている薄荷(ハッカ)で、株を引き抜くとこれこのとおり、
ずるずると長い根が地上に現れる。
半日陰でやや湿り気のある場所に置いたテラコッタの鉢からエスケープしたものが繁茂し、
ジャングル状態になってしまったのだ。


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似たような写真だが、こちらは同じくシソ科のモナルダ。
このハーブにはほかにベルガモット、オスウェゴ・ティ、ビー・バームという全部で四つの名前がある。
松明に似た形の赤い花にはねっとりとした独特の香りがあり、真夏の庭のアクセントに最適なのだが、
狭い庭に地植えをするのは要注意だ。
わずか1年でこんなに根が伸び、肥料分のあるバラの根元へ地下茎をグングン伸ばすのだから、
目を離せない。


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地下茎といえば、ドクダミの根が地中に広がるパワーと早さには、ある種のオーラさえ感じることがある。
しかし、最近このドクダミよりもカリスマ性のある、コマッタチャンが現れた。
それはアオイロフジバカマという名で流通している、キク科の宿根草だ。
写真のように淡いライラック色の上品な小花が魅力的で、人気が出始めているようだが、
地中に細い根を蜘蛛の巣のように張り巡らし、さらに細かい粉のような種子を撒き散らす。
楚々とし雰囲気からは想像もできない2本立ての繁殖力だ。

整理した根を捨てるのがかわいそうで、公園や空き地に植えててみようと思ったことがあった。
あの時、思いとどまったのはセイタカアワダチソウが脳裏に浮かんだからだ。
かつて観賞用として導入したあの花がエスケープしたために、
どれだけ日本の植生が変わってしまったことか。

ハーブの中にも、繁殖力の強い種類が多いので気をつけたいものだ。


庭からの贈り物

「セイコサン、 また会えて嬉しいわ」
「アグネータさん、ようこそ。お待ちしていたのよ」
久しぶりに握手した彼女の手は、暖かだった

この夏スエーデンでお世話になったアグネータさんが、銀座で個展を開いている。
彼女は夢と幻想に満ちた独特の世界を、紙とハサミとハートから創り出す切り絵作家だ。
初日にはぜひとも駆けつけて、「おめでとう」のごあいさつをしたいもの・・・。
さて、どんなお土産がよいだろうか。


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今度で3回目の展示会だから、プレゼント持参のファンはたくさんいるはず。
ダブらないものがよいに決まっているが、なかなか思い浮かばない。

春から初秋までなら、庭に咲く花やハーブでいくらでも花束が出来たが、
端境期なのでめぼしい花がほとんどない。
それでも集めてみれば何とかならないかと、庭を回って作ったのがこのバスケットだ。
思っていたよりも素材は多く、いざ作リ始めてみると、
あれも入れたい、これはどうかしらと、アイテムが増えて、
店には売っていない、私だけの「庭からの贈り物」が出来た。


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★ ばらの花とハーブの葉で作った香りの花束「タッジー・マッジー」。

円形の四方見なので、前と後ろから見たところを撮影した。

用いた花: ばら(ボウ ベルズ、コーネリア、グル―テン ドルスト、フンショウロウ、
      グリーン アイス、スイート シャリオット、ラベンダードリーム、
      ホワイト マザーズ デイ、ペルル ドールなど)。
      プランパゴ、ワスレナグサ、カリガネソウ、イワシャジン、ユーパトリウム、
      サルビア アズレアなど。

用いた葉: ローズゼラニューム、ブロンズフェンネル、タイム、カントンニッケイ、
      スペアミント、ローズマリー、フレンチラベンダー、オキザリス、ベアグラス、
      キッショウソウ、レモンバビ―ナ、レモングラスなど。

こうして書き出してみると、見た目よりも意外に品種数が多い。
大輪の薔薇は小さめのつぼみを使い、主にポリアンサやミニチュア系のバラを選んだ。
花の優しい色合いと、渾然一体となった自然の香りで、
アグネータさんの旅の疲れを癒してあげたいと思う気持ちを、花束に込めた。

        
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バスケットの横幅が広いので、タッジーマッジーを入れてもまだまだスペースがある。
そこで、全体のバランスを考えながら、次のようなアイテムを添えてみた。

★ビタミンCを多く含むカラマンシ―をどっさり。
カラマンシ―はフィリピンの柑橘で、ピンポン玉よりもやや大きめ。
日本ではまだ珍しいようだが、20年になる我が家の樹は今年も鈴生りだ。
さわやかな酸味があり、たくさんの果汁が摂れるので、リフレッシュにぴったり。
お風呂に入れたり、リンスにもお勧めだから喜んでもらえそう。


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★ バラの実に託した季節感
自然が豊かなスエーデンで育った彼女は、
季節感が乏しい大都会・東京に10日も滞在するのは、つらくないだろうか。
そんなとき、故郷の家の庭や垣根を赤く染めるローズヒップが慰めになってほしい。
さまざまな形のばらの実は、見ているだけでも創作意欲が湧いてくるようだ。

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★ お茶の花を一枝添えて
今はちょうどお茶の開花期。
日本茶好きの彼女は、テ・キネンシスの花の香りを知ったらどんなに喜ぶだろう。
想いをこめて、ほっこりと咲く白い花を切り、バスケットに加えた。

        ★                ★                ★

銀座にあるギャラリーにはアグネータさんの新作41点が飾られ、
ファンの人たちが詰めかけていた。
いずれも力作ぞろいで、目が釘付けになった作品も多く、
気に入った絵がすでにソルドアウトなのにも、がっくりしてしまった。

ユニコーンやペガサスなどが登場するこれまでのキャラクターの作品もあったが、
大型のサイズの「インディゴ」は彼女の新境地を見る思いだった。
古伊万里の染付を思わせる色調で、幻のような花と生命力を表す茎が絡まりあうさまには、
なぜか心惹かれた。

アグネータさんは「庭からの贈り物」をとても気に入ってくれたようで、ほっと一安心。

此の個展が、どうか大成功になりますように。

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