HOME:広田せい子のハーブガーデン

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振り返る10月 ③

★ 10/17

本物のブルーベル

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「思い切って注文してよかったわ」

ロンドンから、本物のイングリッシュブルーベルの球根500球届いた。

早速大きなざるに広げてみる。

テレビなどで、よく1億円の札束を束ねたシーンがあるが、

私にとっては、1億円よりも貴重で嬉しい。


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スゴーイ迫力!!! 500球、500球・・・


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植える場所は、もうすでに決めてある。

イギリスでは明るい森の中や林の入り口などを青く染めていたので、

似たような場所を選んだ。

古い大きなハコネサンショウバラの下だ。

ここならおあつらえむきの半日蔭の環境で、ちょうど居間からも見える。

いきなり植え始めると、悲惨なことになる。

このように前もって置き合わせてから植えると、心配が少ない。

これで220球だ。

さてさて、あとの植え場所は…。


この花は、もともとは素朴な野の花であった、

現在ではカタロググにもわざわざ TRUE ENGLISH BLUEBELLS

と記してあったように、ご当地のイギリスでも、

花が大きく旺盛なスパニッシュ種と、小さな花がはかなげに咲くイングリッシュ種が交雑しているようだ。

もしも交雑以前の野生のブルーベルを見たかったら、

Edith Holden の 
 
The COUNTRY DIARY OF EDWARDIAN LADY をおすすめしたい。

1800年代、英国の良家の子女として生まれた彼女は、

ウォーリックシャーの家で見たままの野の花の絵を描き、感じたことを詩に綴った。

後にロンドンの美術学校へ進み、自然をテーマとした絵画家となった。

著書の中でも幸せな娘時代に描いたこの本は素晴らしく、

ブルーベルは MAY の冒頭にサンザシの花と、

次にリクニスやシャクの1種とともに描かれている。

なお、絵の傍に添えられられた花の名は、ワイルドヒヤシンスと記され、興味深い。


_____________________________________________

10月のことで書きたいことはまだまだある。例えば

★10/21 秋ミョウガどっさり

★10/22 ブラムリーのぷるぷる寒天

★10/25 土佐で生まれた美味美味マンゴウ

★10/28 バジルの冬越しABC


のほかたくさんあるが、もうすでに11月だ。

ここばかりで足踏みをしていると、先月の二の舞いになりかねない。

それでは、また明日。いや、今日かな?
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振り返る10月  ②

★ 10/15

元祖・カラフルライフ

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「見て見て! かわいいでしょ」

秋の訪れとともに、にぎやかな色とユニークな形が楽しいトウガラシが、

我が家のテーブルを飾る。

もちろん、辛味をつける調味料としての役割もあるが、

あまりの激辛に、ずいぶん前から使っていない。

トウガラシの世界も、厳しいものがある。

写真・上の列の右端にあるぷっくりしたオレンジ色が、

数年前まで世界一の辛さを誇っていたハバネロだ。

しかし、左側次の次にあるしわしわの赤トウガラシに王座を奪われてしまった。

2007年、ギネスブックに記載された新しいキングの名は、ブート・ジョロキア。

果たして、彼の御代はいつまで続くのやら。


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庭の宝石は、プレゼントにぴったりで、喜ばれている。

振り返る10月  ①

明日は霜月11月。

パソコンの不調のこともあって、デスクに向かうのがおっくうになり、

ぐずぐずしているうちに1カ月がたってしまった。

一昨日、その道の専門家にPCを診てただいたら機器が悪いのではなく、

私が焦って勝手にいじり回したのが原因だそうだ。

ウインドウズ8を買った友人は、「あなた、まだ7なの?」と電話をしてきたが、

とてもとても7でひーひー言っている私には、豚に真珠だ。


写真の方はたくさん撮っていたので、10月を駆け足で振り返ってみよう。


★10/2

ニオイスミレのタネを蒔く▼

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Sweet Violet が大好きだ。

これまでは2月に、冷蔵庫で低温にあわせる春化処置をしてから蒔いていたが、

この夏は閉鎖花が多く、タネもたくさん跳んでいる。

観察してみると、去年のタネなのだろうか、株の周辺には発芽した幼苗がある。

ならば、実験、実験とはりきって、

この夏採取したタネばかりでなく保存しておいた古いタネも蒔いてみた。

このような異常気象のときには、思いがけないことが起こるかも・・・。



★10/5

大きな栗の樹の下で

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夫の撮影に同行して、会津地方へ。

紅葉にはまだ早いが、田んぼの稲穂が黄金色に染まり、何とも言えないほど美しい。

夕焼けの時刻は、ひっそりとした村落に灯りがともり、

部活帰りの学生や軽自動車が時おり通るだけだ。

農村風景といえば、バルビゾンの信仰厚き村人を描いたミレーを思い出した。

同じ夕暮れどきがテーマの「晩鐘」や[落ち穂拾い]とはかなり異なるのに、

ここで感じた穏やかで静かな雰囲気が、共通していて嬉しかった。


夫が撮影している間、車の中で本を読んでいたら、ときどき「コツン」と何かが屋根にぶつかる音がする。

外に出て確かめてみると、なんと大きな栗の樹の下に駐車していたのだ。

あたりにはイガが散乱し、かわいい小さな栗がたくさん落ちていた。

半分は虫食いだったが、それでも帽子がずっしりと重くなるほど拾ったのだから、笑いが止まらない。


茹でて食べるのが一番、と帰宅するなり早速台所に立った。

なにしろ親指の爪ぐらいの大きさだから、食べ方にもコツがいる。

いろいろと試した結果、よく切れるぺティナイフで半分に切り、

デミタス用のスプーンで中身を掻き出して食べると、効率的だ。

山栗の味は、かすかに日向臭く、濃い甘さがいつまでも舌に残った。

そういえば、正月のハレの膳に栗が並ぶ地方がある。

昔、甘いものが無かった頃の人々は、干してさらに甘味が増した栗を、さぞかし大切に保存し、

食べる日を心待ちにしたことだろう。


風が吹く度に、ぱらぱらと頭にも肩にも降りかかる栗拾いの楽しさを、

私は今日も思い出している。



10/8

★カラフルなコーナー

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魔が差した、とでもいうのだろうか。

長い間、、ナチュラルカラーが基本的に好きだった私が、真っ赤な色の買い物をした。

それも3人がけの大きなソファだから、我ながら大胆なことをしでかしたものだ。

寒い季節だったから、何か晴々としたかったのか・・・。

正気に戻った時には、ソファが部屋の中央に居座っていた。

流石にこの部屋にそぐわないことは、一目瞭然だ。


とりあえず居間の奥の方へ納め、折り合いの付け方を考えてみた。

このソファが目立つのは、周りに色みのあるものが無いからだ。

大げさな例えだが、毒を以て毒を制すの考えで、

ちょっとだけでもカラフルなものを近くに置けば違和感が無くなるのでは、ということに気付いた。


ほんの一例をご紹介。

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小布施から届いたブラムリーの青リンゴや、

盛岡のいきいき牧場からいただいたサイン入りのサンサなど、

果物や野菜のコントラストがあまりにも美しかったので、こんなふうに置き合わせてみた。

強烈すぎるコバルトブルーの紙を外すのを忘れてしまったが、まぁまぁいいということにして・・・。


ちなみに果物を盛った大きなバスケットは、私がアケビで編んだものだ。


英旅6・バスケタりー入門・③ 基礎をしっかりと

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      *外からは見えない中庭。雨に濡れた緑のたたずまいが、はっとするほど美しい。



土砂降りの中でようやく見つけた石造りの建物が、ハンドメイドバスケットの先生の家だった。

「まぁまぁ、遠い国からようこそ。スーザンとよんでくださいね」

「セイコです。よろしく」

挨拶を交わすと、玄関からすぐ近くのアトリエに通され、今日のレッスンの希望を聞かれた。

「今までは全くのフリースタイルで、小さなバスケットなどを作ってきました。

材料は近くに生えている草やつるなどを利用したものガ多く、習うのは今日が初めてなんです。

だから、基礎的なことをぜひ教えてください」

「そうね、基礎があっての応用ですから、ベイシックな学習はとても大切なことよ。

じゃぁ、今回は最もポピュラーなバスケットを作りましょう」

ということになった。

先生が準備をしている間に、アトリエをキョロキョロ。

ここにはさまざまな道具や材料、完成品に製作中の作品など、一見雑然と置かれているが、

実用品の美しさと道具に対する愛情が調和し、何とも言えない雰囲気を醸し出している。


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レッスンは、材料の説明から始まった。

今日の素材は、サマーセットやドーセット産の willow(ウイロウ)だ。

ウイロウとはヤナギのことだが、日本のシダレヤナギと違って節が無いしなやかな丸い枝で、

長さは2mいじょうもある。

樹皮の色は、皮を剥いたホワイト、明るい茶色のバフ、やや濃い茶色のブラウン、渋いグリーンなど、

バラエティに富んだ自然の色が素適だ。

色を選ぶ段になって、私は迷わず「全部の色で」と答えた。サンプルとして役に立つからである。

下準備として、あらかじめ材料を水槽に浸して柔らかくしてしておいたウイローは、

驚くほどしなやかで曲げやすくなっていた。


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最初の工程は底の部分を組むのだが、イギリス式は面白い方法で行っていた。

日本では数本の枝をまとめた小さな束を中央で交差させ、周囲をぐるぐると巻いて根締めをし、

それから編み始める。

イギリスではこんなまどろっこしいことは、無しのようだ。


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イギリスでは,底に当たる部分の枝を目打ちのような道具で挿し通し、さらに広げる。

切り口へもう一方の枝を挿入すれば、安定のよい底面ができる。


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スーザンの作品だろうか。

使い込まれたバスケットに,使い込まれた道具がたいせつそうに入っている。

日本製の鋏はとても気に入っている道具の一つですよ」


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分からないところは何回でも実演しながら、

教えてくださるのがありがたい。
 
                                    (つづく)

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