HOME:広田せい子のハーブガーデン

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ようやく脱稿

昨日、長い間取りくんでいた原稿がようやく仕上がった。

暮れまでには、という計画だったが今回は少々長いことと、

クリスマスや正月が入り、暮らしのリズムが変わったために集中するのがむずかしかった。

こんな時の特効薬は、マフラーを首に巻いて庭へ出ること。

気分転換をするのが何よりもよく効く特効薬だ。

霜柱をザクザクと踏みしだき、バラの枝を数か所剪定しただけでも頭の中がすーっとする。

ニオイスミレのつぼみを数え、プリムラ・オーリキュラの古い葉を取った方がよいか悩み、

タイムの枯れた枝をつまんでは香りを確かめているうちに、

エネルギーが少しずつ満ちてくるのを感じる。


また、机の上にこんな華やかな色のものを飾っただけでも、

落ち込んでいるときには心に弾みがついた。



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というわけで、ブログがおろそかになってしまった。

庭仕事や家事は執筆と重ならないいから、かえって励みになることが多い。

まだまだ未熟な私ごときは、テーマが違うものを書き分けるなどという技を持たないため、

一方に力を入れると片方がストレスになってしまう。

流行作家の先生は連載を何本もこなしているが、長年蓄えたものがあるからこそと、感じいっている。


私のブログが休みがちになって、たくさんの方から心配しているという連絡をいただいた。

もしや福島の実家が地震などで被害を受けたために、手伝いに行っているのではと、

わざわざ福島まで問い合わせてくださった岩手の友人、

イギリスへ留学したって本当ですか、と北海道のの読者の方、

その他、入院説,アガサ・クリステイと同じく失踪説などなど、心配をしてくださった方々に、

ありがたい思いで感謝している。


ただし、これは日記ではないため、毎日書かなければならないというきまりはない。

毎日の暮らしの中で強く感じたものがあった時、

ぜひ伝えたいこと、キラリと光ったのものなど、どんなことに出会うかわからないが、

出来るだけ書きとめてみたい。


ところで、晴れた地区に限るが、日が落ちて暗くなったら南西の空を見てほしい。

寒中の済んだ冷たい空気だからこそ見られる、非常に美しい光景に出会えるにちがない。



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スゴーイ魔除けの年賀状

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今年の干支にちなんだ年賀状を、たくさんいただいた。

龍、辰、ドラゴンなどとよばれ、想像の世界でス-パーパワーを発揮するキャラクターだから、

デザイン的にも凝ったものが多い。

1枚1枚眺めているうちに、思わず「あっ」と声を上げたのは、この賀状だ。

一見よくある龍の図案のように見えるが、じーっと目を凝らしていると、

体をうねらせ、紅い鱗でおおわれた龍の全身は紅いトウガラシではないか。

ランランと光る眼と強そうな角は金色のトウガラシ、

背中から尾びれにかけて逆毛を立て、怒りを表現しているのはグリーンのトウガラシ。

唸り声をあげながら剥きだした牙と歯、は白いトウガラシだ。

ぺろりと獲物を平らげる長ーい舌までトウガラシだった。


一体何本のトウガラシが使われているやら・・・・。

だが、心配は御無用。

差し出人は群馬県に農場を開いたトウガラシ青年なのである。

彼は世界中のトウガラシを栽培し、

食文化の観点から暮らしを豊かにしたいと、アプローチを試みている。

一説によると、激辛は魔性のものを退ける力を有しているとか。


この年賀状は、魔除けとして玄関のドアの裏側に張っておくことにしよう。


西洋菩提樹の手術に想うこと

わが家のシンボルツリーは、西洋菩提樹だ。

南仏プロヴァンスのビュイレ・バロニーという村里に産まれたこの樹は、

ハーブが取り持つご縁で、23年前にエールフランスに乗って我が家へやってきた。


植えて約10年が過ぎた頃、背丈ほどだった幼い苗はすくすくと伸びて5メートルに達し、

初夏には蜂蜜の香りの花を枝という枝に咲かせて、ミツバチを喜ばせた。

我々への分け前は、プルーストの小説に登場するあのハーブテイで、

毎年、友人知人へ差し上げても差し上げても、ちっとも減らない大収穫だった。

ところが数年前から、ハート型で緑色の葉が黄ばみ始め、花つきも目立って少なくなってきた。

専門家の話によると、この樹は耐寒性が強くヨーロッパ北部に位置する場所に適しているため、

高温多湿の日本の夏には不適当だという。

また、軟らかい材質なので害虫も木の幹に入りやすいとか。

とりあえず、葉が落ちている間に傷んだ個所を切り取る処置をすることになった。



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澄み切った冷気が肌を刺す爽やかな朝、職人がやってきた。

この西洋菩提樹はただでさえ折れやすい柔らかな樹だ。

しかも傷んだ個所はひじょうにもろくなっている。

目で見た限り、全部同じように見えるのだから危険この上もない。

とこるがするすると樹に登ったかと思ったら、

まるでましら(猿)のように枝に取りつき、乗り移り、見る見るうちに悪い枝の手術は済んだ。

樹形は悪くなったが、もう少し回復するのを待って次の処置を施すことにした。


今回のことで、肝に命じたことがある。

それは人の命と植物の命のスパンを、よく考えなければならないということだ。


人間は老齢化するにつれて、収入は少なくなる。

反対に植物は生長し、専門職に世話を頼まなければならない。

この反比例を知らずに、晩年になってからミモザやユーカリ、ランブラー、クライミングタイプのばら、

ホウショウ、ネグンドカエデ、サクラなどのように、大きく育つ植物を植えると、悲劇的な結末となる。

メンテナンスフィーを貯金しておければ、問題はないと思うが、余裕のある人は少ない。


実は上にあげた植物は、ムードに惹かれ衝動的に植えてしまった私の例だ。

ペットの場合も同じことが当てはまると思う。

70歳になって一つ賢くなったが、少し遅かったかな・・・。



ローズマリー風味のベーコン

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今日はからりと晴れて風もない。これは絶好の燻製日和だ。

去年のうちに下準備しておいたポークのブロックが8本あるので、仕上げることにしよう。

出来上がれば嬉しくて、ほいほいとプレゼントしてしまう私だが、

スモークするまでのプロセスはけっこう時間と手間がかかる。

まず、肉の吟味。

以前は国産バラ肉ばかり使っていたが、値段が高い割には脂が多く、肉に力がない。

近頃は、外国産の肉が多く出回っている。

近くのスーパーマーケットでは、国産豚の約半値でカナダやオーストラリア、アメリカなどの肉が

500gぐらいのブロックで並んでいる。まさにより取り見取りだ。

その中で、私はカナダ産の豚肉をひいきにしている。

うまく表現するのが難しいが、この国の肉には何かしら風格が感じられるからだ。


作り方はそれほど難しくはない。

まず、フォークを肉に刺して、小さな穴をあける。

これはハーブとスパイスをブレンドした香り塩を肉に擦り込む時に、風味が浸み込みやすいからだ。

今回はローズマリーをメーンに使ったので、香りがひときわ強い。

これをファスナーつきの密閉袋に入れ、冷蔵庫へ。

浸透圧で肉の水分が出てくるので、毎日まんべんなくひっくり返しながら、

香りづけと塩味が均等になるようにする。


5~7日ほど経過したら、次は塩抜きの作業だ。

付着している塩を洗い流し、流水で3~5時間かけて塩を抜く。

味のテストは、端を切り取ってフライパンで焼いて味わってみるとよい。


さて、次は風干しの作業。

へぇ、まだまだなの?と声を上げる人よ、美味しいものを食べるには、やすやすとはいかないもの・・・。

1本ずつ布巾の上にタオルを巻いて水気を切り,端にフックを通す。

そして、一晩冷たい風に当てる。昼間はカラスに、夜は猫に十分注意のこと。



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さぁ、いよいよと言うか、ようやくと言おうか、スモーカーの登場だ。

最初のロボットみたいな写真が、いわゆる燻製器で、熱源はIHを使っている。

この20年物のごつい鉄製の代物は、薪を燃やすかまどとセットになっていたのだが、

なにしろ重いことと、たき火が禁止されている地区なので、IHとなった。


中はこうなっている。

いたって単純な作りで、素材を吊るすための棒を挿しこむ穴が開いているだけだ。

IHの上に金属製のボウルを置き、その中にサクラやヒッコリー、ハーブなどの燻材を入れて蓋をする。

スイッチを入れてしばらくすると、煙がもくもくと湧いて筒の中に充満・・・。

そして、とうとう、


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お待たせしました。

あの単なる豚肉が、こんなに美味しそうなベーコンに変身するのでございます。

ベーコンをカリカリに焼いて卵と、ポテトと玉ねぎに、トマトと合わせてミネストローネに・・・。


何にでも合う美味なるベーコンを作るなら、この冷たい風が吹く今がチャンスですよ。

新年を祝うファミリーパーテイ

1月1日は、ファミリーパーテイで新年を祝うことにしている。

初めの頃は我が家で行っていたが、次男が千葉県に越した頃から泊りがけで千葉に集まり、

長男が隣に住むようになってからは、長男宅で行っている。


料理と酒は、持ち寄りのスタイルだ。

事前に打ち合わせをして割り振りし、リクエストもありだから、楽しいし美味しい。


酒関係は男性連の担当。

3人のお嫁さんと私の女性連は、今年は[我が家のおせち]というテーマで、

各自3段重ねの重箱にそれぞれ得意の料理を詰めてきてくれた。


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これだけでも十分なのに、昨日張り切って中華街から仕入れてきた、

北京ダックにスパイシーなモツの盛り合わせ、

ウーロン茶で煮た大みそか限定の豚料理なども加わって、食べ物はふんだんに揃った。

我が家の分を書き出してみよう。

1羽分のフォアグラ(約800g)、ニンジンのフレンチサラダ、チリコンカルネ、イカスミソース、

コリアンダーと葉ニンニクのエスニックソース、黒豆、豚肉のリエットなど、フォアグラを除いては、

欧風の家庭料理を作ってみた。

そうそう、スイーツは取り寄せ便で、フランスのショコラフォンダンと、

ニューヨークのチーズケーキを用意したが、もう食べられないと敬遠する者が続出。


被災者のことを考えるとこんな贅沢をしていいものかと、後ろめたい気持ちがあって悩んでしまう。


それにしても、景気は低迷し、政治はお先真っ暗。

聞くところによれば、隣国では何か不穏な計画を練っているとか。


私達は今、傾きかけた船体に穴があき、

いつ沈没するかわからない日本丸に乗り合わせているのではないか・・・。


楽しかった新年の祝いの会が、最後の晩餐にならないようにと、祈るばかりだ。

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「今年もどうぞよろしく」

勢ぞろいした広田ファミリー。

前列左から2人目が、SEIKO BA-BA.

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