HOME:広田せい子のハーブガーデン

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ワスレナグサの不思議

昨夜のロイヤルウェディングは、
世界中の人々の目をテレビに釘づけにしたにちがいない。

かく言う私も、そわそわして番組を楽しみにしていた一人である。

花嫁のケイトさんが手にしたブーケは、白いスズランを束ねたシンプルなもので、
ほとんど飾りのないすっきりとしたドレスに、よくマッチしていて好感が持てた。

それにしても、ウイリアムとヘンリー王子の母親・ダイアナ妃の離婚の要因となり、
結果的には死に追いやった元愛人のカミラ夫人が、
大きな顔をして式に参列し、バルコニーで手を振っていたのにはあきれてしまった。

チャールスもチャールスだ・・・。
傷つきやすい年頃の息子たちの気持ちを、考えたことがあるのだろうか。

まぁ、よその国の家庭の事情に口を挟む立場ではないから、このへんで止めておこう。

ロンドンといえば、
先日ロンドンの友人・ヨーコ・フォガティさんから、3枚の写真が送られてきた。


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ついこの間、4月15日に「計算違い」というタイトルで、
ワスレナグサとチューリップの混植についてその後のようすを記したが、
ヨーコさんは昨年の12月17日にアップした
[Rosemary夫人のアイデアを借りて」の記事を読んで、参考にしたのだという。


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閑静な住宅地にある庭つきフラットの1階。
ここが英国人のご主人と二人で暮らすヨーコさんの愛の巣で、彼女は大の庭好きだ。

天気の良い日は、裏手にある庭で食事や読書、執筆などをおこない、
友人とのおしゃべりや、お客のもてなしにもこの庭は第2の応接間として活用されている。


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ずいぶん前に友達からもらった、一株の Forget me not (ワスレナグサ)が、
こぼれ種子で増え、チューリップと組み合わせてみたらこんなにきれいに咲いて嬉しいとのこと。

私のブログが、ガーデニングの本場でお役に立っているとは・・・・。

不思議なことがあればあるもの。
やはりブログを読んだ友人から、ワスレナグサのことで久しぶりにメールが届いた。


さて、この話と我が家のその後は,明日のお楽しみに。



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春風が鳴らす 青いベル

先日の雨は強い風も交じった、春の嵐だった。

けさはピカピカの青空で、庭の緑が一段と輝いて見える。
何んとなく湿ってる長靴をはいて庭へ出ると、
西洋菩提樹の下に植えてあるスパニッシュブルーベルが、
七分咲きで微笑んでいた。

朝日を浴びた花の色は青みを増して、
風が吹く度に小さな鐘を鳴らしているようだ。


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庭のシンボルツリーの根元を、この青い花で囲んでから10数年になる。
丈夫な球根でよく増えるので、これまで何人の家へお嫁入りしただろうか。

年を経た球根は丸い形だが、
分けつしたまだ若い球根は、真ん中が少しくびれた細長い形で、
片方に細い根が頭髪のようにぽさぽさとついる。

めったにないユーモラスな形だが、
私はいつも「佐藤工業」のマークを思い出す。
よく新聞の3行ぐらいの広告に出ていたので、
覚えている方には懐かしいかもしれない。

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イギリスで見るブルーベルは、もう少し青みが強いような気がする。

土のPHによるのか、水も関係しているのだろうか。

それともスパニッシュブルーベルとよばれているこの品種と、
本来のイングリッシュブルーベルとの交雑種が生まれているのか・・・。

イギリスでは、明るい森の中や、道端、お屋敷の生け垣の下草、
野原などに雑草のように生えているごくありふれた春の花・・・。


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春の嵐で倒れてしまったが、これがイングリッシュブルーベルだ。

スパニッシュと比べてみると、花つきも儚そうでロマンチックなふんいきがある。
ただし、今年は球根の更新をしたことと、密植、肥料のやり過ぎ、温暖化などの理由から、
「お嬢様ブルーベル」になってしまった。

もともとは野の花だから、ちやほやしないことが一番のコツ。
来年は構わないで、眺めていることにしよう。

時は流れて・・・

友人から届いた3枚の写真を公開しよう。

何度見ても、また見たくなるのは
愛情に満ちた時間が凝縮されているからだと思う。

★ 飼い主のコメント

うちの子の写真を見てください。
助けたばかりの弱弱しく、やっと生きていた頃の写真と、
でっぷりふとって主となってからの写真です。

ほんとうにあの頃はかわいかった。


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モモ クリ 3年

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「桃 栗 3年、柿 8年、柚子の馬鹿やろ18年」
これは果物が結実するまでの時間をあらわすたとえだが、
柿以下のフレーズは梨やら林檎など、
その土地や気候風土によって結実までに時間がかかrアイテムが入る。
おそらく身近な経験の統計から割り出した数値なのだろう。

我が家のこのハナモモは、ピンク色の花が咲く「照手姫」の実生苗だ。

箒を逆さにしたような樹形に特徴がある親の木は、
狭い場所に適応するように神奈川県で作出された観賞用の桃である。
4年目に初めて開花したので、
熟して落ちた種子を根元に埋めておいたら、10数本が元気に発芽した。

庭に移した2本の苗はどちらも4年目で開花。
わずかに淡いピンク色の花が交るこの木と、もう1本はすべて純白の花だった。


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ほんのりとほほを染めた愛らしさは、名前の元になった相模原に伝わる姫君を彷彿とさせるようだ。

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小栗判官と照手姫の切ない恋は、ロミオとジュリエットのストーリーにどこか似ている。

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親の傍で眠りから目を覚ました『実の子供』は、
親のコピーの[接ぎ木」ではない。

だからこそ、これからが楽しみでならない。

計算違い

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Forget me not(ワスレナグサ)は私の大好きな花で
これまで植えなかった年はない。
同じムラサキ科のボリジやアンチューサ、シノグロッサムなども植えてきたが、
ワスレナグサはこぼれ種子が庭のあちこちで芽を出し、
清楚な水色の花をつけるのが嬉しい。

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昨年の12月7日のブログに書いたように、
イギリスの有名な女流園芸家の庭からヒントを得て
2段式の植え方を試みてみた。
要は、球根をあらかじめ植えておき、
その上に一年草の草花の種子をまくか、苗を植え付けるのだ。結果はご覧の通り。


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チューリップとワスレナグサの色のバランスは、なかなか素敵だ。
けれども、自己反省によると、大きな計算違いがあった。
それはワスレナグサの草丈が高すぎることだ。
チューリップの頭が、ワスレナグサの青い海で溺れそうであっぷあっぷしている。


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小著「イギリス花の庭」(文化出版局)に発表したこのページをテキストにしたが、
このぐらいのバランスに仕上げるならば、
ドワーフタイプ(矮性)の種子が適している。

ところが、切り花用のこぼれ種子から発芽した苗を育ててしまったのが、
このハプニングの原因と思われる。 

今、庭は真っ青な花の海。
とりわけ朝と夕方がロマンチックで、いつまでも眺めていたい。

いと紅き薔薇の新芽

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春の雨は慈悲深い。
お湿りの後は、どんな植物でも信じられないほど一晩で大きくなる。
雨に洗われた草木の、芽生えたばかりの葉は食べてしまいたいほど愛らしい。
ふつう、葉の色は緑色という概念にとらわれやすいが、
薔薇の新芽には、小枝の先まで紅みを帯びる品種が意外に多い。

このブラック・バカラの葉が赤黒いように、
花も見つめていると眩暈を起こしそうな妖しいダークレッドで、
黒薔薇のなかで最も黒いといわれている。

濃艶で強い芳香もほかにはない。
葉の色は、寒かった先週のほうがもっと深い紅色を湛えた色だった。
しかし、外気温が上がるにつれて、葉の赤黒みが薄くなっていく。
おそらく、アントシアニンなどの色素が関係しているのだろう。

同じような葉の色を持つ薔薇は、レデイ・ヒリンドン、ヨハネ・パウロ2世、紫玉、
チャイナ系の葡萄紅・・・・・。
それから…、ええと、庭へ出てみてきますネ。

猫夢中・・・・

犬は救助や麻薬の発見などに、鋭い嗅覚を発揮することで知られている。
その点、猫はというと人の役に立つというよりも、
自分の好みを満足させるために嗅覚を使うことが多いようだ。
私の庭にはホームレスの猫が2匹いた。
名付けて、野武士の風貌がある「ライオン丸」と、甘ったれで下町娘の風情がある「まりこ」だ。


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「いた」と過去形を用いたのは、ついこの前「ライオン丸」が旅立ってしまったので、
公式には「まりこ」嬢ただ一匹のはずだが、かえって今まで見たことのないCATSが庭へ来るようになった。
当然お目当ては「まりこ」と思いきや、薔薇のアーチの下に植えてあるキャットミントが人気で、
大の黒猫が腹を上に向けて、頬でキャットミントにすりすりをしたり、身もだえをしている。

このこが「まりこ」。お尻をこちらに向けたまま、
夢中になってかじっているのは「庭のマタタビ」ことキャットミントだ。
離れた場所に植えたプルモナリアもなぜか、猫たちの興味を惹いたらしい。
踏みにじられた跡があり灰色の毛がついていた。


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その昔、このプルモナリアは肺病に効くといわれていた薬用ハーブだったが、
今では花の美しさから庭を彩る園芸素材として出回っている。
写真は「チャイニーズブルー」という品種だが、
スタンダードタイプのプルモナリアの葉には白い腑が入っている。
これが肺臓(ラング)とよく似ていることから、英語ではラングワートとよぶようになったという。

「猫に荒らされるのが嫌なら、猫が好きなものを植えなければよいのに」
と友達は言う。

それはそうだ。
私もそう思う。しかし猫がいないとさびしい。

私は今日も内緒でえさをやっている。

球根のパワー

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明日は11日。
あの日からひと月がたつ。
3月は毎日悲しい思いで過ごしていたので、
玄関の踊り場に香りのよいクレマチス・アーマンダーが咲いても気がつかず、
あっという間に春が来てしまったような感じだ。

ぼんやりとしていたわけではない。
庭の植物たちの生長ぶりが今年は特にイレギュラーで、ときどき前後がつながらないこともある。
たとえば原種系の黄色カノコユりは、まず地上部にこげ茶色の芽が出る。
これまでの経験では、30cmに生長するのには約1週間ほどかかっていた。


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ところが、今年はたった3日で40cmを越してしまったのだ。
何度数えてみても3日に間違いはない。
外気温、地熱、風向き、土の栄養状況などのほか、
いろいろな条件でこういう結果につながるのだろう。

球根だから生命力が強い、生長も早いという考え方もある。
確かに、球根とは栄養素を蓄えたカプセルとはよく言ったものだ。

そうだ、被災地の方々に秋植えの球根を送ったら、さぞかし喜ばれるにちがいない。
お盆が過ぎたころに届くようにすれば、お彼岸に植えることができる。
寒くつらい冬でも、翌年の春の開花を夢見ながら世話をすると、暮らしに張り合いが出るのでは?

庭がなくても、水栽培が出来て良い香りが癒しになるヒヤシンスや水仙などは、
初心者でも簡単に育てることができる。

1人では限界がある。市民運動みたいな流れの中で、
何とか成功させるノウハウはないものだろうか。

考えてみるとハードな面での支援があっても、
こうしたソフトな心のケアが必要だし、ちょうどその頃だ。

種苗会社がストックを寄付してくれないだろうか・…。
今からお願いしておけば、協力者は球根を掘り上げて乾燥させておける・・・

何だかできそうな気がしてきた。
皆様もどうぞよろしく。


緊急企画

日に日に深刻な状態に陥っていく原発事故は、もはや日本だけはなく、
世界規模の重大な問題と化している。

私が敬愛している辰巳芳子先生が 会長の「良い食材を伝える会」から、
次のような葉書が届いた。
とても大切なテーマで、会員以外でも参加できるので、原文のままご紹介しよう。


「食材の寺子屋」緊急企画

野菜、牛肉、水など、私たちはどう選べばよいのか?
暫定基準値とはなにか?
ほんとうに気をつけなければならないのは何なのか
現地のリポートをまじえてお話していただきます。

講師

小出五郎さん

(科学ジャーナリスト、元NMK解説委員

★日時 平成23年4月14日(木

★場所 東京農業大学 食と農の博物館2f

★ 参加費 会員 500円  /  一般 1000円

★ お申込み NPO[良い食材を伝える会〉事務局 担当 小澤
       
       TEL 03-3423-6080  FAX 03-3423ー6085
      
       e-mail  Info@Yoishoku。com

                                      
                               ぜひご参加のほどを   

アナスタシア

私はカタログが大好きだ。

買う買わないは別にしても、
品物と私の間に、何か糸のようなものが渡されているような感じがするときはおおむね○だが、
届いた品物が×で、頭を冷やさなければならない場合もあった。

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最近の「ヒット草花」は、この楚々とした青い花だ。

まず、花の名前が私の心を捉えた。

Anastasia(アナスタシア)と言えば、
ロシア革命によって処刑された、ロマノフ王朝の皇女と同じ名前だ。

気品にあふれたイングリット・バーグマンが、
生き残ったという伝説のアナスタシア役を演じた映画のシーンが、
なつかしく思い出される。

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一般的なヒヤシンスは、色や香りの違いがあっても、
大体が手前に映っているように、一つの球根から1本の茎が立ち上がり、
小花がびっしりとついている咲き方だ。

ところが「アナスタシア」は、1つの球根から3~4本の茎が伸び、
可憐な花が疎らについる。

思い出したが、これはイスラエルの山中で見たヒヤシンスの原種とよく似ている。
もっとも、あれは見たこともないほどきれいな水色だったが・・・。

イースターも間近なイスラエルでは、
今日も世界中から巡礼者たちが訪れていることだろう。


今年も「秘密の丘」へ

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3月末になると友人と必ず訪れていた「秘密の丘」へ、今年も出かけた。
田園都市線のT駅から車で5~6分の場所なのに、
バス通りから左にそれて、
小高い丘の斜面を登っていくと目の前に開けるのは、
文字通り桃源郷だ。


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ここは静かな、そして平和な空間。
時折り、雲雀の歌声が高い空から聞こえるのみの贅沢な(他人の)庭だ。

景色は去年とほとんど変化していないが、
大きく変わったのは今日のパートナーである。


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そのN子ちゃんは、これまで一緒にこの桃源郷へ来ていた友人の娘さんで、
幼いころから、私たちを「おじちゃん、おばちゃん」とよんでくれていた。


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「そうか、母がいそいそと出かけていた〈秘密の丘〉ってここだったのね。
おばちゃん、連れてきてくださってありがとう。
この景色を見てきっと母は、〈まるでゴッホの絵のようね〉なんて嬉しそうに言ったんじゃないかしら」


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昨年旅立った友人と歩いたコースを、娘さんと共に歩いて再現してあげたい。
その時娘は今まで知らなかった母の一面を見ることだろう。

思っていたことを実行できて、ほんとうによかった。

今年の「秘密の丘」は一段と美しい。 

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