HOME:広田せい子のハーブガーデン

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土佐の高知の四方竹

土佐の高知から、クール宅急便が届いた。

差出人は、ハーブ仲間の「まる福」さんご夫妻からだ。
発泡スチロールの箱を持ちあげると、中でゴロゴロと氷が動く音がする。
氷の下から現れたのは、うすみどり色の絵筆のようなタケノコがどっさり。


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「あっ、これは四方竹(しほうちく)だわ」

四方竹とは今が旬の珍しいタケノコで、高知県の特産品となっている。
もともとは中国から観賞用に導入したものだそうで、茎が四角形なので
この名がついたのdろう。

数年前、高知県立牧野植物園で「世界のスパイス」展があった。。
当時、畑を借りて栽培に無中だった私は、約200種を出展し、講演を行っている。

その都度「まる福」さんに親切にしていただき、
タケノコ狩りに連れていっていただいたこともあった。

高知市は海も山も近い。 
車で30分も走れば海の幸、山の幸を手にすることができる。

秋晴れの気持ちのよい日だった。
車で〉山のほうへ向かううちに、数か所尼背が低くちょっと変わった感じの竹やぶがあった。
「あれが四方竹ですよ」

楠瀬夫人から教わった利用法は、皮をむいてさっと茹で、煮もの、てんぷら、ごまよおごし、お浸し、
なべ物、お澄まし、 みそ汁など何でもござれ。

さぁ、今夜はなににしようかな。

しばし、高知のハーブ友達を思い、エプロンのひもを締め直した。

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Seikoという名のリバティプリント

前々から気付いていたが今年になってさらに目につくのは、
CMやドラマをはじめ、テレビ出演者のコスチュームに、
リバティの生地がよく使われていることだ。

「ゲゲゲの女房」の女房役は、手造り風の丸襟やへちまカラーのリバテイのブラウス、

「セキスイハウス」のCMに登場する少女はは、ロザリンドのワンピース、

「パスコ」の超熟パンのCMに小林聡美さんが去年までいろいろなリバテイ製品を身につけていた。

名前を忘れたが石田ひかるのお姉さんも「アリナミン」のCMで、たしか黄色系統のMeadow を着ている。

何を隠そう。わが夫も、大のリバテイファンである私の見立てで作ったシャツを着て、テレビに出演。

そのほかテレビタレントやコメンテーターなどがよく着用している。

数え上げるときりがないが、みんなリバティのあの優しい肌触りと、
ウイットがある絵柄やデザインに、心惹かれているのだろう。

これまでリバテイと書いてきたのは、
ロンドンの老舗リバテイ百貨店の人気商品・タナローンという上等な布地のことだ。

1920年代から作り続けてきたこの布地は憧れの的となり、
春と秋に発表される新柄コレクションは、今やファッション界をリードしている。

リバテイの布地の特徴の一つは、布に愛称があることだ。

Besty,Emiley, Janet’s Rose・・・などなど。

さて、今年の秋冬のテーマは何と日本!!!

日本人と外国人がそれぞれに日本のイメージを布地に表現していて、とても面白い。

しかも、各布地の愛称は、Koharu, Satuki.,Reikoなどとある。
「わぁ、いいなあ、自分の名前のリバテイプリントがあるなんて。羨ましいわ」

さらにクリックしていくと Seiko という文字が目に入った。

「ウッソウ、ほんとうに?」
「ま、まさか」、全身に鳥肌が立ち寒気をおぼえるほどだった。


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これがヴィクトリア・シェパードとハンナ・ジェフリスという若きアーチストの
コラボレーションによる作品で、名付けてSeiko 。

資料によると,美術大学でヴィクトリアはテキスタイルプリント、ハンナはマルチメデアを学び、
二人とも首席で卒業している。

この絵柄は日本庭園をパノラマ式にデザインしたもので、
少し離して遠目で見ると植え込みが楽しく描かれている。

私にはイギリスの農地を区切る、昔ながらのヘッジロウ(生垣)に似ていると思った。

どのような理由でこの名前が出たのかわからないが、
英国の有名な老舗に私の名前の生地があるなんて、夢みたい・・・・
せっかくのチャンスだから記念として、、
夫には色変わりのブルーの生地でシャツを、
私には胸元にフリルの付いたブラウスをオーダーしよう。


リバテイの生地を扱っている店には、まだ Keiko,Takako,Hanako、Ayako,

Reiko,Minako,Marina のほか数人の日本女性の名前がある。

心当たりのある方、興味のある方は売り切れないうちにお早めにどうぞ。



シマトウガラシとサバイバル

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おそらく台風の影響なのだろう。
大きな雨粒が強く地面をたたきつける。
かと思えば、突然強い風が吹き荒れて、トウガラシのコーナーにゆさぶりをかけている。

熱帯アメリカを原産地とするトウガラシ類は、耐寒性がないといわれていた。
たしかに20年前に借りていた近所の畑では、冬越しが無理だった。

ところが4~5年程前から異常気象のおかげ(?)で、
3分の1に切り詰め、スリット鉢に植え替て北風の当たらない馬所に置けば、
冬越しができることが分かった。

写真は、
沖縄の激辛唐辛子で有名なシマトウガラシ。サバイバル性はかなり強い。

茗荷に想う青春の日々

_球根を植える場所の草取りをしていたら、何か白っぽいものが目に入った。
??? ここはニコチアナやジギタリスのコーナーだったので、
今ごろ開花する草花はないはずだけれど・・・・。
近寄ってみると、「あらっ」


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クリーム色のミョウガの花だった。
日本の代表的なハーブともいえるミョウガは、
ランの花に似た花弁がいかにも高級な花に見える。
このまま薬味として食べてしまうのは、惜しい。
鼻を近づけて嗅いでみたら、上等な線香のような香りがした。

香りに触発されたのだろうか。
学生時代のクラブ活動の、懐かしいワンシーンが蘇った。


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私の学んだ女子短大は女子大となったが、
同じ敷地にある女子高校も含めて、ここを戸山キャンパスとよんでいた。
この私立の学校は、同系列の学校同士で仲が良く、いい雰囲気の思い出がたくさんある。
目白にある大学へは教職の授業と、メンバーとなっていた混声合唱部の練習のために、
週の半分は通っていた。

このクラブは大所帯で、高等科、女子高等科、女子短大、大学から部員が集い、
男声、女性、混声、OB,OGにオーケストラまであり、現在もすばらしい活動を続けている。

混声合唱部に入った私は、友人たちと古びた講堂で暗くなるまで練習を続けた。
パートはアルト。
取り上げる歌の傾向はは宗教音楽が多く、
ヴェルディの「レクイエム」を、アルビット・ヤンソンスの指揮により、
上野の文化会館のステージに上がったことは、忘れることができない。
その他大勢の中の一人だったけれど、私にとって大切な青春の歴史となった。

長々と脱線してしまったが、言いたかったことは、
男声コーラスがよく練習していた曲の中に、ミョウガが出てくるのだ。


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ひとりかくれたたかむらに
茗荷もしろく香ににほふ。
酔うてほろりとする日でも
わしやさびしいぞ、青雀。

背丈ほどもある茗荷の藪が、眼に浮かんでくる。
これは6曲からなる合唱組曲の最初の歌で、人気が高い演目だ。
毎回隣のコーナーで何度も練習するのを聞くうちに、
いつの間にか頭に入っていたのだろう。

この頃、昔のことを思い出すことが多い。

高校時代のクラスメイトも同じような気持ちらしく、
明後日は、懐かしい母校・福島女子高校時代の同期会がある。
昭和35年に卒業したので珊瑚会と名づけたこの会は、
世話人の方を中心に仲がよく、チームプレイで見事に事が運ぶ。
今回は卒業後50年記念の会なので、大いに盛り上がることだろう。
私も楽しみにしていたが、残念なことに都合が悪くなってがっかりしている。

茗荷から始まった想い出の中、秋の夜は更けてゆく。



北原白秋の作詞、多田武彦の作曲による
男声合唱組曲「月夜孟宗の図」の最初の曲「竹林幽居」より




続・やさしく微笑む秋の薔薇 

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花束の中にバラが入っていると、いないではずいぶんと印象が異なる。
たった1本の小さなバラを加えただけでも、
ぐんとかがやいて素敵なアレンジメントになる。

私の作る花束はほとんどが小さめだ。

だからバラの花もポリアンサ、あるいはミニッチュアのカテゴリーから選んでいる。

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私の好きなイッタラの花瓶に、
ピンクのバラを濃淡でまとめてみた。
ところが、なんとなくつまらない。

そこで庭のあちこちから、
こんなブルー系統の花を切ってきた。

ライラック色のアゲラタム、昔は絹糸草といっていたカカリア、
淡い水色の変わった形の花が咲くカリがネソウ、
唇を尖らせたような青紫のサルビア・・・。

ピンクとブルーのロマンチックな色は、
夕暮れの光に溶け込んで、やさしく微笑んでいるように見えた。

やさしく微笑む秋の薔薇

暑い夏だった。

強い日差しを浴びると、くらくらっと眩暈を起こしそうな日もあった。
庭には例年よりも蚊が多く、水やりを終えると体中が蚊に食われた跡で赤くなっていた。
考えただけでも体がかゆくなる水やりは、私にとって大変なストレスだったが、
炎天下の草花やハーブたちも、さぞかし辛かったにちがいない。

夏の手入れがほとんどできなかったのに、自然のサイクルというものはありがたいもの。
バラの花がぽつぽつと咲き始めている。


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「コ-ネリア」
アプリコットピンクの花が可憐な、小輪房咲き。
秋が深まるまで咲き続ける育てやすいつるばら。
アーチから外れた一枝は、秋晴れの青い空を見上げていた。


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「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」
パリに本部がある世界的に有名な英字新聞社の名前を持つこの薔薇は、花の色が魅力的だ。

少々横道にそれるが、
高校生の時に見た映画で思い出すシーンがある。

ヌーベルバーグの代表作に、
ジャン・ポール・ベルモンドとジーン・セバーグが共演した「勝手にしやがれ」があった。
冒頭のあたりに、ベリーショートの金髪にストライプのシャツを着たジーンセバーグが、
肩から斜めに掛けたベルトに新聞を挟み、大きな声で新聞を売っていた。

たしか「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン」と言っていたような記憶があるが、
あのボーイッシュなスタイルは、今でも絵を描けるほど印象が強かった。


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庭で咲いているバラの中から、色や花のサイズを考えて寄せてみた。
ふつうは大輪の立派な花が咲くバラでも、条件が悪いと小さな花をつけることもある。
そういう時こそ面白い組み合わせができる。


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神秘的な「ミッドナイトブルー」と、イングリッシュローズの「グレイス」
どちらも初夏の頃は、もっと立派な花でデビューするが、秋口に見せるこんなやさしい表情も素敵だ。


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中国生まれの緑色のバラを、加えてみた。
学名は Rosa sinensis viridis 。
ヴィリディスとはラテン語で、緑色の意味。
がくのように見えるのも花弁で、春から秋までよく咲き続けるが、
寒くなるとエンジ色を帯びることもある。
    
                                     つづく



黒いりんご

「Tさんと奥さんが4時にみえるよ。
長野の弟さんの農園で採れた黒いリンゴをもってきてくださるそうだ」

夫が受けた電話のTさんはグラフィックデザイナー、
奥さまは素敵な絵を描かれるアーテなご夫婦だ。

数えてみると、Tさんとは20数年来のお付き合いで、
夫も私も単行本をデザインしていただいた。
さて、その黒いリンゴとは?

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「秋映」と名づけられた、長野県生まれの美しいリンゴだった。
黒味を帯びたダークレッドのまん丸いリンゴは、
信州の澄み切った青空の背景がよく似合うことだろう。

早速味わってみると、甘味と酸味が程よく調和し、果肉がぱりっとした食感だ。
生食も美味しいけれど、アップルパイやお菓子にも適していると思う。
また、この皮を捨てないで、美しいピンクのジャムを作ることもできる。

作り方は従来どおりだが、果肉を煮るときにリンゴの皮とレモン汁かクエン酸をを加えると、
色素が移り、綺麗なピンク色に染まる。
なお、皮を取り出しやすいように細かく切らないこと。

ところで、このようにユニークな色合いのリンゴはどのようにしてできたのだろうか。

調べてみると、作出者は長野県中野市の小田切健男氏。1993年(平成5年)に品種登録とある。

私の勘では、この酸味とぱりっとした歯触りの食感は紅玉が影響しているかも・・・。、
また、果皮の表面に小さなポチポチとした点が見えるのは、スターキングかゴールデンデリシャス
の親戚ではないだろうか。

わかりやすくまとめてみると、下のようになる。

秋映 = 千秋(東光 × ふじ) × (ゴールデンデリシャス × 紅玉)

うれしい!!! 私の勘が少しだけ当たった。

Tさんご夫妻、美味しいリンゴをありがとうございました。

お願い 来ないで

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ここのところ、朝、昼、夕方とニオイスミレのポット苗を注意して見回っている。

「オレンジ色の綺麗な蝶が来たわよ」と、4、5年前は大喜びだったのに、
この蝶がいたら大変なことになることを知ったからだ。

名前はクロツマヒョウモン。写真はメス。
目印はオレンジ色の羽に刷毛ではいたような模様が斜めに入る。
オスは入らない。
何ゆえに憎らしいかといえば、この蝶の食草はスミレ科の植物だ。
パンジーにビオラはもちろん、
日本のスミレやニオイスミレ(スイートバイオレット)が大好物で、
気がついたときには丸坊主になっていた年もあった。


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こ奴が「にっくき悪者」。クロツマヒョウモンの幼年時代。
色は毒々しい赤と黒で、刺されたら痛そう。
毒気に当てられたせいか、ブレてしまって・・・、なーんて言いわけですが....。
もっと鮮明な画像を見たい方、環境問題ととしての考え方に興味がある方は、

2007/9/20, 2007/10/08,  2008/11/07 をどうぞ。



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今年はニオイスミレのトレーが6枚。
私がスミレにこだわるのは「すみれが丘」に住んでいるから、
春にはスミレが香る庭にしたい。
そんな想いからスイートバイオレットの種子や苗を集め始めたのだ。

この蝶が姿をあらわすようになったのは、たぶん10年前の頃だと思う。

もともと南方の暑い国に分布しているので、
日本でも九州や四国には来ても本州にはなかなか来れなかったらしい。
ところが、地球規模の温暖化によって、冬季でも広範囲に住みつくようになってしまったようだ。

また、商魂たくましい生産者が、8月頃からパンジーやビオラを販売し始めたので、
食ベものにはこまらなくなったためという説も、なるほど。
何度も泣かされたので、今年はいち早く不織布でカバーして蝶が入りにくくしたり、
ニームやオルトランなどの虫寄らず系を土に混ぜたりしてみた。

この中でどれがヒットしたのかわからないが、何んとか今のところは大丈夫のようだ。

でも、お願い、もう来ないで。

ジャイアント・アシタバ

「これは何の木?。さぞかしお値段も張るんでしょうねぇ」

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来客からよく聞かれるのが、このお化けアシタバだ。
一昨年前。八丈島から買ってきた苗を植えたら、こんなに生長してしまった。

見かけによらず、葉は柔らかく香りも高い。
食べても食べても、全然減らない。

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台所の流しの上にあるのがこの窓だから、3メートルはありそう。

今はもう実を結んで、たくさんシードが付いている。
セロリに似たフレイバーなので、ソースやハーブティにすると爽やかな風味がプラスされる。


セリ科のハーブで、トウキやアンジェリカに近い薬効があり、
フェンネルやラビッジに似ているから、
お風呂に入れてもよさそう・・・。

今夜はアシタバのお風呂でぽかぽかにあたたまろう。

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