HOME:広田せい子のハーブガーデン

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32年前の鮎料理 2

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メニューにあった「鮎の天麩羅」と代えてもらった「鮎の味噌田楽」。

味噌の味が香ばしく美味しそうなのに、もうお腹は一杯だ。
山椒の葉の香りに助けられて、何とかクリアー。

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さて、以前にこの店で受けた忘れられない親切というのは、

「奥さん、子供さんたちに丼物を取り寄せることもできますよ」の、ひと声だった。
正直のところ、食べざかりの息子たち3人が、満腹になるまで鮎を食べたとしたら・・・。

こんな所へ子供連れで来たのが間違いだったと、後悔し始めていたところだったので、
とても嬉しかったことを覚えてる。

自分のもうけになるかもしれないのに、こちらの立場を考えてくれているのだ。
なかなかできることではない。

早速、電話で頼んだら、10分もたたないうちに配達のオートバイが河原の斜面を走り、
ほかほかの親子丼が届いた
まるで「寅さんシリーズ」の千曲川編を、地で行くようないい話ではないか。

「あぁ、それは先代ですよ。そういう人なんです。
* 私は養子に入った者で、跡を継がせてもらいました。
ここの娘さんを好きになってしまい、どうしても結婚したいと申しこんだら、
養子の形でならと許してもらいまして、一緒になったんです。
その代わり修行が厳しくて、何度家出をしたことやら・・・。

断わっておくが、*印以下のこうしたプライベートな話は、私が聞きだしたのではない。
小屋の中に設置された巨大なスクリーンに、
サクセスストーリーやこれまでのテレビ出演のビデオが流されているのだ。

外は天気なのに、突然大雨が降って来てみんなびっくり!!!
これは、屋根に渡したパイプから水を流し、
気化熱を利用して小屋の周囲の温度を下げる仕掛けとか。


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足元まで水がしみ込み、たしかに涼しくなったような気がする。
これもお客様へのサービスなのだろう。

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「小鮎の味噌汁」
ご飯とお漬物、そしてこの味噌汁でようやくお仕舞いかと思いきや、


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「「天麩羅」を「味噌田楽」に代えられたので、、少しですが味をみてください」と店長が、
美味しそうな一皿を持ってきた。
次々に入る客を受け付け、料理をし、係りの者に支持をして、帰りの靴の心配までしているのに、
私たちの注文まで覚えていたとは・・・

これだからこそ、前にも増して大繁盛なのだろう。

そうだ、32年ぶりにまた家族で来たいものだ。
息子たちは、晴れてコースで注文できるというもの。
せっかくの機会だもの、孫たちには丼物でなく、鮎を注文しよう。
そして、親子丼の話をしてあげようと思っている。
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32年前の鮎料理 1

最近、夫の撮影に同行し、長野県上田市に行ったときのことだ。

信州と聞けば涼しいイメージがあるが、そうとは限らない。
じりじりと肌を焼く強い日差しのなかで、撮影が一段落した。
時計を見ると、ちょうど正午だ。
早朝に出発したので、おなかはぺこぺこ。
さぁ、どこで何を食べようか・・・・・。

「ね、この上田だったと思うんだけど、
子供たちがまだ小さかった頃、河原に建てた鮎料理の小屋へ行ったことがあったわね。
あそこはまだあるかしら」

「また、ずいぶん昔のことを思い出したものだな。よし行ってみよう」


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探すのは簡単だった。

千曲川の土手に建てられた仮設の小屋は、以前の小屋の3倍はありそうな広さだった。、
どうやら、8月5日に行われる花火大会の連絡会議を始めるところらしく、
地元の客がどんどん増えて行く。


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「1品料理よりもコースで頼んだほうがお得ですよ」
店長のアドヴァイス通り、一番低額なコースで頼んでみた。


突き出しの小鮎の甘露煮に続いて、「鮎の刺身」
見ただけでも包丁の冴えと、清冽な流れで育った身の引き締まり具合がわかる。
口に入れれば、コリコリっとした歯ごたえと、かすかな甘みを感じた。

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鮎を釣るにはおとりを使い、川をせき止めて簗場を作る漁法があることは知っていた。
ここも同じかと思ったら、「つけ場漁」という徳川時代から続く伝統の珍しい漁法で、
今では群馬県と長野県の数か所にしか残っていないという。

客へ漁法の説明をする店長は、きびきびとよく体を動かす青年だ。
鮎を獲るばかりでなく、自ら料理をし、客への目配り心配りを欠かさない。
あのときの店長に、よく似ている。

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「鮎の塩焼き」踊り串、塩加減 火加減・・・・。
シンプルな調理法だけに難しい。

気になっていたことについて、聞いてみた。
「じつは32年前に、ここで家族と食事をしたことがあるんです。
店長さんにとても親切にしていただいたんですけど、あの方はあなたのお父さん?」



                            (続く)

イエライシャン

昨年はつるが5メートルも伸びたのに、
一輪の花も咲かずじまいだったイエライシャン。

今年はまず3箇所に花房のような青緑の花が咲いた。

漢字では夜香香と書く。
一度、正しい中国式の発音で聴いてみたい花の名前の一つだ。
きっと口をすぼめて、愛らしく発音するのではないだろうか。


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夜になると、妖しいまでに甘ったるい香りが漂うが、
明け方のほうがさらに濃厚なようだ。

近所の男の子に、「ほら、いい匂いでしょ」
と花を見せたら、顔を近付けてから、いやぁないいかたで、

「けっ、消臭剤の匂いじゃんか」

ほんとうだ。確かにそんな感じもする。

頬寄せて

孫と祖父、両親と子供、若いカップル、ペットと飼い主・・・。
どんな組み合わせでも、頬を寄せ合っている光景は微笑ましいものだ。
そして、こちらまでも幸せになってくる。

庭の植物たちをよく観察していると、
頬を寄せ合っているシーンに出会うことがある。
これまで私が撮りためておいたものの中から、まずはベストスリーを。


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1930年、ドイツのコルデスによって紹介されたローブリッター(Raubritter)は。
コロンとした形の花が愛らしい。
とても花付きがよいので、一度に30~50輪の薔薇が咲いたこともある。

大勢の仲間たちの間から、
気づかれないように抜け出した恋人たちは、
頬を寄せ合って幸せそう・・・。

でも、ご用心、ご用心!
背後にもう一人の薔薇の姿が・・・・



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夏至祭が近くなると、白夜が続く。
若者たちは夜通し語り合い、愛し合って、
時間が飛ぶように過ぎて行く。

香しい牧草の中で一夜を過ごした、
風露草の恋人たちに、幸あれ。


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お洒落なパリ娘の雛罌粟嬢に言い寄っているのは、
ダンディ気取リの田舎紳士。
聴けば、プロヴァンスの麦畑出身とか。
さて、恋が芽生えるか、あるいは?

勝手にストーリーを考えるのも、面白いゲームだ。
あなたならどんな展開に?

二人の素敵なお客様

「明日天気になーれ」

灰色の空を見上げながら、何度こうつぶやいたことだろう。

明日の午後は,「婦人の友」の編集部の方が取材にみえるからだ。
それにしても、庭のほうは手入れをしただけきれいになるのに、
家の中はどうしてこんなに片付かないのだろう。

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この雑誌は、良い家庭がよい社会を作るという信念に基づいた、良識の書として知られている。
人としての正しい生き方ばかりでなく、合理的な暮らしの知恵などに独自の取り組み方がある。
その中でも掃除や片付けに関しても、素晴らしいセオリーを持っている。
しかも口先だけでなく、多くの読者の方々が実践しているのだから素晴らしい。

今回の取材の内容は、掃除や片付けではないけれど、婦人の友の編集者の目で見たとしたら、
私のいい加減なハウスキーピングは、見るに堪えないことだろう。

梅雨の晴れ間に庭のテーブルで仕事ができれば、
家の中はあまり目立たないのでは?
などと浅はかな考えは見事に破られて、当日は小雨となってしまった。

はたして、結果は?
「案ずるより産むが易し」という諺の通り、思い煩うことは何もなかった。
そして、先入観で人を判断していけないことを、深く反省したことだった。

二人の編集の方は、私がアトリエのようにしてしまった居間のコーナーや、
崩れそうな本の山などに気がつかないふうを装ってくれ(?)
楽しいおしゃべりのうちに、あっという間に時間が過ぎた。

この時の様子が、婦人の友のブログで紹介されているので、お知らせまで。

http://ftomo.cocolog-nifty.com/blog/


銅葉のダリア

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毎日毎日、かならず雨を伴ったじっとりとした天気で、嫌になってしまう。
風が吹けば台風のように暴れるし、曇りの日は湿度が高くて汗が止まらない・・・。

などと愚痴ってばかりいるよりは、
蚊取り線香を手にしながら、庭へ出て気分転換をすることにしている。

今、とても気に入っているコーナーは、ここ。

銅葉のダリアとスイート・ウイリアムズ(ヒゲナデシコ)を、緑の中に入れただけなのだが、
ダリアの花の色と、いわゆるカッパーカラーが思った以上にマッチしている。(と、自画自賛?)

銅葉色を使った場所はもう1か所ある。
ところが、残念ながらまだ馴染んでいない。
そのうち、いい感じになったらアップしたいと思うの で、
お楽しみに。

手作りのざると日本のスパイス

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山椒はもうすっかり硬くなっているとばかり思っていたのに、
青森の友人からこんなにきれいな緑色の実が届いた。

山椒は、古代に中国から伝わった香辛料だが、
面白いことに、柔らかい新芽や花をハーブ、
未熟な実や完熟した実の外皮をスパイスという。

この美しい日本のスパイスの晴れ姿を写真に撮ろうと思い、容器を探したら、
ぴったりのものがあった。
ハーブのご縁で知り合った佐々木るり子さんのお母様が編んでくださったざるだ。
この素晴らしい出来栄えをよく見てほしい。
山椒の実を基準にしてみると分かりやすいが、写真のサイズのやや2割増しぐらいがほぼ実物大だ。

あらためてよく見ると、籠の目が、何んと整然と揃っていることだろう。
こんな小さな山椒の実が、籠目から一粒もこぼれていない。
柳宋悦の「用の美」という言葉を思い出したが、実用に使うものは自ずから、美しいものだ。

宮城県に住む佐々木さんは、読書好きでハーブ染めを楽しむ素敵な人だ。
穏やかな性格だから、嫁ぎ先のご両親からもきっと可愛がられていることだろう。

近頃、彼女はお母様からざるの作り方を習い始めたと聞いた。
竹細工に適した季節に、竹を選び、竹を切るところから教わるのだという。
以前にいただいた大・中・小のセットのざるは、使い込んで飴色になっている。。
使うにつれてしなやかになる竹のざるは、野菜や果物ばかりでなくペンや一筆箋などもよく似合う。

さぁ、今日は山椒の醤油煮を作ろう。
梅雨が開ければ、夏本番。
1日に山椒を2,3粒食べれば食中毒にはならないそうな。


涼しげな色の庭

わが家には、ついこの前までクーラーも暖房も無かった。
今でこそ、地球規模で温暖化に対する警告が叫ばれ、
環境問題を身近な危機意識として取り上げる国が多くなってきている。

しかし、この家を建てた1988年(平成元年)の頃は、まだまだ関心が薄く、
頭では理解しているようでも、実際に行動を起こす人は少なかった。

何しろ、各国の首脳が集まって、環境問題の会議をするのに、
CO2が多い排気ガスを吐きながら高級車で会場へ乗り付け、
冷房が行き届いた会議場で温暖化反対を唱えたお座なりの討論をし、
後半の時間は、国際外交と銘打ったパーティーで、時間と金を浪費していたようだ。

それなら、一般人の私たちは出来ることから始めてみよう、
という心意気で建てたのがこの家だった。

暑さと寒さの外気温に影響されないように、
インシュレーション(断熱材)を隈なく入れ、窓はペアガラスを用いた。
冬は日光が部屋の奥まで差しこむように、
夏は風の通り道を見つけて窓の位置を決めた。

まだ他の家が建たない最初の頃は快適だった。
通り抜ける風が心地よく、マンション暮らしでは聞こえなかった雨音にも感激したものだった。
ところが、近所に家が建ってくると、思いがけないことが起こることを知った。
そして「やはり日本の夏は暑い」、としみじみ感じたのは、、、
数年前から暑さが異常に感じられるようになったときだった。

とうとう仕事部屋と寝室にクーラーを取り付けたが、。
どうして暑くて寝られない時以外はやせ我慢のようでも、クーラーを使わないようにしている。

そうそう、涼しさを感じられる庭の色の話を書くつもりだったのに、脱線してしまった。

薔薇の花が咲いていたアイランド型の花壇は、今は緑一色・・・。
その中に、咲いているのは水色のプランバゴ(ルリマツリ)に、
ラベンダー色の花がロマンチックなブットレア、
どこか金属的な青を感じさせるルリタマアザミ(ブルーボ-イ)、
母が好きだった青紫のオイランソウ(フロックス)が、風に揺れている。


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じつはこのコーナーには、、こんな仕掛けをしている。
それぞれの植物がポットに入ったままで、置き合わせてあるのだ。
今、この暑さの時に植え替えをしたり根をいじったりするのは、拷問に等しい。
ポットのままでといっても、白やカラフルなビニールポットも多いので、
なるべく目立たないダークグリーンや黒のポットに入れ替える とよい。

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この組み合わせもさっぱりとしていて、好感が持てる。
秋遅くまで咲くサルビア・ファリナセア(ブルーサルビア)とダイアンサス(ナデシコ)だが、
これは置き合わせではなく、しっかりと植えたものだ。
梅雨に入る前に小さな苗で植えたので、根付きもよかった。
少し茂り過ぎなので風通しをよくし、根元まで日光が入るように下葉を整理しなければ・・・。

各地でゲリラ的に降る大雨のニュースが流れてくる。
どうか、大ごとにならないようにと、祈っている。


小さな優しいスイス土産

スイスでの撮影を終えた夫が、日に焼けた顔で無事に帰宅した。
74歳という年齢を考えると、
少々どころか、かなりきつい仕事だったっと思うのだが、
いつもと変わりなく、もう翌日から仕事を始めている。

最初に彼がスイスへ撮影に行ったのは、1968年の秋のことだった。
当時は1ドルが360円。
外国へ行く人はまだ数が少なく、「外遊」と言う言葉が生きていた。

スイスエアーの南周りで行ったのだが、夜の出発にもかかわらず、
羽田まで見送りにきてくださる方が多く、
飛行機が動き出した時には送迎デッキから、
「万歳」を三唱どころか、十唱ぐらいしたのではなかったろうか。

このときのお土産は、本場のチョコレートだった。
それまで見たことも味わったこともない、素晴らしい香りがするいろいろな種類のチョコは、
ハーブとスパイスへの関心をさらにかきたててくれた。

彼はあれから数え切れないほど外国へ行ったが、
優しさのこもった今回のお土産は、とても嬉しかった。


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「はい、お土産だよ」
とポケットから取り出したのは、手帳に挟んだタイムの押し花だった。
標高2000メートルの岩場に根を伸ばして、張りついていた野生のタイムだという。
顔を近づけると、細い小枝なのに凛とした芳香をただよわせている。
おそらく、Thymus quinquecostatus (イブキジャコウソウ)の仲間だと思われる。

私は、スイスではチューリッヒとジュネーブしかまだ行ったことがない。
アルプスのお花畑はいつでも行けるから、後に回して・・・・と、いつも優先順序を決めてきたが、
思いがけないアクシデントや、私のように腰痛で悩むようになることもある。

思い立ったが吉日、「スイスへ行くゾー」

タイムの押し花から、次のお楽しみのヒントを見つけた私である。
  

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