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たった1個の桃で

おいしーい桃が、とうとう最後の1個となった。

果実はとても大きく、果肉はきれいなピンク色。
硬くてコリッとした歯ざわりが特徴で、糖度も高い。
かなり日持ちもする晩生の桃・・・・。
これがその名も「おどろき」という、ユニークな桃だ。
(詳しくは2007/8/16 ・広田せい子のハーブガーデン/日記に)

今日は午後から小さなお客様が、4人遊びに来る予定だが、
1個の桃で4人分のおやつを作るには・・・・。
そうそう、いい考えがひらめいた!
「おどろきを焼きこんだ、びっくりケーきはどうかしら」

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見事な桃の「おどろき」を、サイコロ状に切る。


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たった1個の桃でも、こんなにたくさんの量になった。
果肉が赤くて、まるで西瓜みたい。


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ちょうどケーキミックスがあったので、
卵2個、牛乳300ccを混ぜ合わせた生地を作り、
長方形の大きなパイレックスに、桃を加えた生地を入れる。


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180度で50分、オーヴンで焼けば、これこのとおり。
桃のピンクが見た目にもきれい。それに、うーん、いいにおい!!!


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甘みを押さえた生地だったので、この上からアイスクリームをかけると子供向きに。
大人には、メイプルシロップや蜂蜜が合う。


たった1個の桃なのに、こんなにすてきなおやつができて、我ながら感激!!!
ちなみに、この「おどろき」は520g!
やっぱり、びっくり桃かもネ。

*番外・・・

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いつもお世話になっているテレビのデレクターに、
残暑お見舞いにお送りした「おどろき」が、な、ナンとテレビに写っているではないか。
しかも園芸界の巨匠・江尻光一先生と、ちゃっかり協演とは・・・・
いやぁ、「おどろき」「おどろき」
「趣味の園芸プラスワン」より

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金魚の引越し

困っていることがある。

下の庭に長男が家を建てることになり、整地の日が近づいてきた。
残せる植物は手当てをして仮植えや鉢植にし、貰い手を捜して縁組をさせた。
大きな樹木は諦めることにして、何とか心の整理もつけた。
悩んでいるのは、小さな池に飼っている金魚や鯉のことだ。

一般的に言えば、悩むほど御大層な種類ではない。
けれども、稚魚の時から育てた大事な宝物だ。
優美な長い尾びれを持つ、体長20数センチのコメットが3匹。
15~20センチのヒレ長鯉が5匹。
大きなヒレに特徴があり、黄金色に金、銀、白、虎模様の面々だ。
いずれもよく慣れ、活発で好奇心が強い。。
姉金(あねきん)と呼ぶ、朱色の和金も3匹いる。
これは餌金(えさきん)とよばれていた、
熱帯魚用の餌用金魚を助けたら立派に生長したもの。
それにメダカの11ぴきも、忘れてはいけない。

この家族を、上の庭へ移動させるはずだったのだが、どうも軽く考えていたようだ。
大きな信楽の甕があるので、ここに全員移せると思っていたのが、大間違い。
試しにコメット、姉金、ヒレ長鯉を1匹づつ入れてみたら、
これで満員御礼の感じだ。
中国の鉢にはメダカを入れたが、ここに金魚は無理というもの。


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ガーデンセンターには、プラスチックの心地池とか、ぽちゃぽちゃ池などしかない。
このタイプはまったく趣味に合わないし、浅いのが気になる。
いずれ、庭のリニューアルをするときに、池のことも考えようと思っていたが、
これは早く何とかしなければ・・・・・。
たかが金魚というかもしれないが、たいせつな命、可愛い家族だ。
よかった、まだ時間はある。

さぁ、これから金魚の引越しも含め、庭のリニューアルで忙しい秋になりそうだ。

秋草の似合うBGM

プロヴァンスの人たちのように、
この夏は朝から晩まで、庭のテーブルでお茶や食事をしている。
梅雨の期間が短かかったうえに、雨がほとんど降らなかったからだ。
連日の猛暑でも、木陰に入ればひんやりとして、何よりも気持ちがいい。

庭に、テーブルは2個ある。
大きな西洋菩提樹の下にセットした6人用の丸いテーブルと、
広間の外側に置いた小さな2人用のテーブルだ。
青天井の下や木陰でゆったりととる食事は、どんなものでも美味しい。
  
BGMはセミのアンサンブルだ。
朝の3時半頃から、蝉のコーラスが始まり、
日中のゴージャスなフルオーケストラは、真夜中まで続く。


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昨夜、久しぶりに雨が降り、ぐんと涼しくなった。
今夜のテーブルには、初秋の雰囲気の花を活けてみよう。
鋏みを手に庭へ出たが、夏から秋へのちょうど端境期で、めぼしい花はない。
それでも、カッコアザミに小ぶりの百日草、サボン草、青いサルビア、
小輪薔薇のザ・フェアリー、角虎の尾、キャットミントなどの花に、
エノコロ草、ギョウギ芝、蚊帳吊り草、アケボノ葦、名前の知らないイネ科の草と、
香り付けに薄荷とレモンバビーナを加えると、何となく初秋らしい。
編み終えたばかりの、ハニーサックルのつるで編んだバスケットに活けてみた。

日も落ちた薄明かりの中で、夕食が始まった。
オードブルは、溶けそうに熟した無花果を、ねっとりとした生ハムで巻いた一皿。
よく冷えた白ワインが欲しいところだが、ビールで乾杯!

ところが、何となく雰囲気が違うのだ。
あっ、セミが鳴いていない。
あれほど賑やかだったセミ楽団が退場し今夜はコオロギ室内楽団の初登場!!!
まだ慣れない弦楽器を、不器用に弾いているコオロギたち・・・・・。
テーブルに飾った秋草に、ぴったりの演出ではないだろうか。

それにしてもこれほど見事にステージの転換をやってのけたのは、どういう力なのだろう。
温度? それとも?

「甲子園が終ると、秋が来るっていうじゃないか」
主人のジョークにに、今日の決勝戦で大阪桐蔭が優勝したことを思い出した。
「そうね。そうかもね」
難しいことなど考えずに、今夜は虫の音すだく庭で、
リラックスして楽しむことにしよう。

秋風で葉が触れ合ったのか、薄荷の香りが漂ってきた。


幸せなプラムたち

ハイウェーをいくら走っても起伏があるだけで、山がないイギリスと違い、
山だらけの日本では、それほど遠くない場所でも標高が高い地域では季節がずれる。

我が家のプラムが終ってちょっと淋しくなった頃に、
高原に住む友人からどっさりプラムが届いた。


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シールを剥がすと
段ボールの箱から、あふれ出したプラムの何と元気なこと・・・・。
果実の一つ一つから、強い波動が伝わってくる。

このプラムが実った土地は、
昆虫たちが自然に花の間を飛び交って、新しい命を生み出す力に満ちている。
そして、清らかに澄んだ空気、
途中遮るものがなくて天の高みから届く強い陽の光、
冷たい伏流水、朝夕の大きな温度格差・・・・・。

町の中で必死に実を結んだわが家のプラムと比べると、
何倍も幸せなプラムたちといえよう。


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この品種はハリウッドだ。
果皮が深い紅色で、果肉もスカーレット。
夕陽の中で撮影したので、全体的に少し黄色がかっているが、
実物はもっと赤味が強い。意外とさっぱりとした甘味。


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完熟ソルダム。
スーパーなどで売られているソルダムといえば、
外皮が粉をふいた緑色で、切ってみると中は毒々しいまでの真っ赤というパターンが普通である。
補色、すなわち反対色なので、かなりインパクトが強い色の組み合わせだ。
知らなかったが、ソルダムは熟すと外皮が透明感を帯びたオレンジ色に近くなったり、真紅色になる。
果肉もやさしい色に。味は濃厚な甘さだ。


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サンタローザ。
私が生まれた1941年の翌春、父が植えてくれた誕生木の一本だから、
プラムの中でもそうとう古い品種だ。
もともとは日本の品種で、アメリカへ渡って改良され、今や世界的にメジャーなプラムとなっている。

ロマンチストの父は、プラムを詩的にハタンキョウとよび、
青い粉のふく果実に、大きな指のあとを付けて、
幼い私たちへ、高い枝から甘露の果実をもいでくれた。


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生食が一番だが、
果肉を大きめに刻み、果糖を振りかけておくと、アーラ不思議!
何故か一晩で煮たように柔らかくなり、ジュースもたくさん出る。
これは完熟ソルダム。

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ここのところ、夕暮れ時のちょっとした仕事は、玄関前の踊り場ですることが多い。
ジャスミン、イエライシャン、ニオイバンマツリなど、
陽が翳ると香り始める花の鉢を置いているからだ。

あ、カナカナが鳴いている・・・・・。



真夏の庭から

朝の3時j半には、セミの合唱がすでに始まっている。
今朝は混声4部合唱とでもいおうか、
低音部を圧倒的な数でアブラゼミが支え、
ニイニイゼミ(?)とミンミンゼミが妙にハモッて、メロディをリードする。
時おり、割り込むのが「ツクツクオシイー」とビブラートの効いたカナカナゼミのソロだ。
なんと豪華な、モーニングコンサートだろう。

ロンドンの友人のメールによると、
地球の異常が確実に現れ始め、
今年は連日20度の冷え冷えとした夏で、庭仕事の意欲も起きないという。

それに引き換え、こちらの猛暑はどうしたことか。
あまりの暑さに、流れ落ちる汗は目に入り、噴き出る汗でたちまち衣服はぐっしょり。

それでも、私は庭が大好きだ。ちょっと庭へ出てみよう。


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どんなに暑くても、草いきれが強くても、雷雨が襲っても、
しゃんと背筋を伸ばし、すっくと立っている夏の庭の優等生はこのエキナセア。

和名を、ムラサキバレンギクという。
一見花壇に似合いそうな花のようでも、北アメリカ原産のれっきとした薬用ハーブだ。
名前の由来は、花のセンターの円錐形をした部分が、
ギリシャ語のechinos(ハリネズミ)に似ているからだという。
蜜の香りのするこの花は、
アメリカの先住民が昔から万能薬として用いてきたことで知られ、
たいへん薬効に富んでいるために、米国薬局方にも記載されている。
切り傷から、重篤な病気の数々まで癒すということが、
アメリカのハーブ関係の雑誌の広告にうるさいほどよく出ているのは、
それだけのことがあるからなのだろうか。


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バジルのある場所は、目をつぶって通ってもすぐわかる。
セクシーといえるほどの強い芳香が漂っているからだ。
暑さが大好きなイタリア生まれのバジーリコ氏は、すこぶる元気。


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トマトは大豊作。
大きいほうのトマトは、色づきが足りないようでもこれでOK。
名前はWhite Beauty.
細長いトマトは、Yellow Sausage.
どちらもにおいが強く、いかにもトマトらしい味だ。

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ジニアも真夏の花だ。
メキシコ生まれのこの花は、日本ではヒャクニチソウ。
誰が名づけたのだろうか、素晴らしいネーミングにつくづく感心してしまう。
もうすぐお盆。
仏様をお迎えする花としても日本の風習に根付き、
ジニアは、もうすっかり「和花」の顔になっている。

今日も暑くなりそう。
セミのコーラスがひときわ強くなった。

同じ道を行く二人

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古い貨車が静かな駅に止まっていた
春らしく菜の花を柔らかくぼかし、ナンバーをアップで撮った

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初夏の線路脇に、純白のマーガレットが咲いている
そよぐ風を意識して撮影した

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真夏の陽炎のかなたに現れたローカル電車
望遠レンズと、思い切ったトリミングで画面を構成した

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山間の無人駅に下車すると、枯れかかったヒマワリが目に入った
よく見ると乗客が結んだのだろうか
倒れないようにした心遣いの紐に、やさしさを感じた晩夏

                  *  *  *  広田尚敬の最近の作品より  *  *  *


私の夫は、鉄道写真家だ。

今でこそ「鉄道写真」というジャンルが確立されたが、
それには約60年にわたる彼の活動と、作品が、
人々の心を捉え、感動を与えてきたことに負うところが大きい。

「自由業」という、職業のカテゴリーがある。
夫は、この自由業に属するらしいのだが、
正しくは「不自由業」ではないのかと、思うことがある。

彼には休日がない。
みんなが週末といって楽しみにしている土、日でも、
晴れればほとんど朝早くから撮影に出かけている。
雨が降れば、原稿書きか写真選びで机に向かったきりだ。

撮影で、全国各地へ出向くことがすこぶる多い。
しかし、テレビドラマに登場するカメラマンのように、
観光地に泊まったり、接待を受けたりすることは皆無といっていいだろう。
駅の近くのビジネスホテルに泊まり、朝食をとる暇もなく線路へ直行。
現場を離れられないから昼食もままならず、
へとへとになってホテルでダウンということも珍しくないという。

これほどまでに苦労を重ね、200冊近い作品を発表しても、
かけた時間と経費から考えて見ると、夫ほどの「大御所」なのにまるで採算が合わない。
それでも作品に対する情熱は燃え盛り、新しい企画をいつも考え、実行している。
私たちは、結婚生活40数年になる。
振り返ってみると、ぎりぎりではないにせよ、
将来が見えないこともあって、金銭的なゆとりを感じたことがなかった

何事にもいえることだが、
物事を成功させるには、実力、体力、運、人柄の四条件を必要とする。
幸いにも夫はこれらをクリアし、鉄道写真の神様とまでいわれるようになった。
しかし、彼の毎日の精進には頭が下がるし、こちらまで辛くなってしまうことも多い。

私は三人の息子たちに、
「写真家にならずに、出来たら違う道を歩んでほしい」と、何度言ったことだろう。
ところが、次男が同じ道を歩き始めている。

夫と次男の鉄路に抱く気持ちや夢が、
今発売中の週刊朝日(8月15日)に、「親子のカタチ」という対談で掲載された。
タイトルは、「広田泉 広田尚敬」

最後のプラム

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庭が出来た時に、真っ先に植えたのが果樹だった。
それまで借りていた市民農園では、野菜以外の栽培が禁じられてられていた反動もあったが、
何よりも、季節ごとにさまざまな果物が実っていた生家の庭を、懐かしむ想いが強かった。

それほど広い土地ではない。
それなのに、嬉しくて嬉しくて、かなりの種類を植えた果樹の中でも、プラムは特によく育った。
サンタローザ、ハリウッド、カラリの3品種は、
それぞれに個性も風味も熟するタイミングも異なり、
夏の間は毎日のようにもぎたてのプラムがデザートだった。

ところで、植物には何か予知能力が備わっているのではないだろうか。
以前から聞いたことはあったが、今回つくづくとそう実感した。

今年のプラムの生りかたは異常なほどで、特にハリウッドの枝はたわわどころではない。
大げさに言えば枝を引き摺るぐらいに実ったのだ。
サンタローザは、竿の届かない高い所に実を結び、いつまでも枝にしがみついている。
こんなことは今までなかった。

実は、この庭がある場所に長男が家を新築することになっている。
もうすぐ植木を処分し、更地にする予定なのだ。

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せっかく実ってくれたプラムを無駄にしないことがせめてもの恩返しなので、
孫の尚が得意の木登りでもぎ取り、夫が下で受け取るという名コンビで、
かなりの量を収穫できた。
毎日夕方ともなると、宅急便で友人や知人にプラムをせっせと送っていた日々が,つい昨日のようだ。

来年は実ることがない、最後のプラム。
悲しいけれど、ありがとう。本当にありがとう。

新たな気持ちで、幸せをつづる

長い夏休みだった。

1年半毎日書き続けてきたダイアリーのペンを置いたのは、7月1日だから、
今日でちょうど1ヶ月が過ぎた。
振り返ってみると、
日記のために貴重な時間を費やすのが辛くなかった、と言えば嘘になる。
「どうしてこんなことを始めたのだろう」と、悔やんだこともあった。

しかし、休んでみてはっきりわかったことは、
何事かを describe ( 文字や言葉などで表現、描写する)することによって、
物事の形や筋道が見えてきたり、
大切なものの優先順位がわかってくるなど、得がたいものを学んだ。
それと同時に、やはり私は、「物言わぬは腹ふくるるわざなり」と記した兼好法師に似て、
生来のおしゃべり派のようだ。

充分に休養してリフレッシュしたので、そろそろ何かを発表したくてたまらない。
けれども、これからは大きなテーマに「愛」を掲げ、
不定期でも「幸せ」を感じたときにエッセイを綴っていこうと思う。


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題して「幸せのエッセンス」

このリニューアルしたページに、果たしてどのような人生が刻まれていくのか・・・・
一番楽しみにしているのは、私かもしれない。

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