HOME:広田せい子のハーブガーデン

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横浜 桜だより

「あっ、ほら、見て。蕾が赤くなってるわ」
「ほんとだ。楽しみだねぇ」
庭で洗濯物を干していると、道路の方からこんな会話が聞こえてきた。
声の主を目で探すと、いつも連れ立って散歩をしている年輩のご夫婦である。







今朝、私も気になって見てきたが、蕾の先端に細い絵筆でちょんと色を差した程度で、
どうやら今年は例年より開花が遅れているようだ。

駐車場の前の土手に河津桜を植えて、8年が過ぎた。
親指大の幹の太さだったのに、植えた翌年の早春から花が咲き始め、
道ゆく人の足を止めてきた。

記録というものは、ありがたいもの。
2006年の10月17日には、季節外れの花が咲き、
2007年の1月31日には開花し、2月15日には満開と、このブログには記してある。
特に2月15日の写真は、青空を背景に咲き誇る満開の河津桜がアップされていて、
自画自賛で申し訳ないが、じつに美しい。

昨年の例なら、あと2週間で花盛りということになるが、
果たしてどうなるだろうか。
昨年、鎌倉のT先生へ、河津桜の大苗を3本ほどお届けした。
横浜と比べて、鎌倉の谷戸は暖かい。
もう咲いているかも知れないので、明日お聞きしてみよう。


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元気印のナスタチュ-ム

いつも行く郵便局の隣に、薬局がある。
入り口左側の小さなプランターには、
薬剤師さんたちの丹精した季節の花が植えられ、
道行く人を楽しませている。

昨秋は、コニファーとパンジーとナスタチュームに、ガーデンシクラメンが植えてあった。
久しぶりに足を止めてみると、このアイテムはそのままで変わっていない。
「ウッソー、そ、そんな馬鹿な・・・」
大寒前後の日々は、連日ひどく寒い日が続いた。
霜も何度か降りている。
それなのになぜこの外に植えたままのナスタチュームは、
いきいきとしているのだろう。





南米原産のナスタチュ-ムは、ペルーなどの高冷地を故郷とするので、
日本の高温多湿な夏が苦手だ。
思い当たる方も多いと思うが、
春から初夏にかけては華やかな花を元気に咲かせていたのに、
蒸し暑い夏にはげんなりとして、葉も茎もうなだれ、瀕死の状態になってしまう。
生死を分ける限界線は、外気温の25度。
これ以上になるとアウト。以下ならセーフだ。
その証拠に、東京では梅雨明けの頃にはへとへとでも、
避暑地の清里や安比などの涼しいところでは、今を盛りと咲いている。

それでは、寒さに強いかといえば、そうではない。
一度霜に当たってしまうと、
一晩で葉は真っ白になって、文字通り霜焼けになり、
ほとんどが一巻の終わりとなる。
これが一般的なナスタチュームの、1年草としてのサイクルだ。

だから、この薬局のナスタチュームには驚いたのだった。
顔見知りの薬剤師さんの話では、
苗は近くの花屋さんから買ったので、特別な品種ではないという。
いろいろ調べてみた結果、次のようなことが分った。



? プランターの上に、テントというか張り出しのひさしがある。
  これが霜や霙を防ぎ、建物が北風を防いでいる。

? プランターの位置が南向きで、日照時間が長い。

? 夜間はプランターの前に駐車する車があるので、
  輻射熱と排気ガスで、暖まっていると思われる。
  同様に、後ろにある薬局の建物からの輻射熱もある。

というわけで、好条件が重なったゆえの元気印ということが判明した。

ナスタチュームは、ちょうど食べごろ。
観賞用の花だとばかり思っていた薬剤師さんたちに、ハーブとしての使い方を話し、
味をみてもらったら、みんなびっくりしていた。
とにかく、身近にあったよい例だ。
そして、このハーブの冬越しについて興味が深まってきた。
これから、お使いへ行く時は、遠回りでもこの道を通り、
プランターをチェックすることにしよう。

精米機に夢中

先日、美味しいお米の情報が入った。
甲州の篤農家のおじいさんが、天日干しで乾燥させた少々わけありの米を、
サービス価格で分けてくれるという。







そのわけというのが、
米袋の中身が、コシヒカリかヨンパチ米か分らなくなってしまったから。
ヨンパチマイといえば、昨年の12月2日に記したように、
「まぼろしの」という枕詞がつくほど、なかなか手に入らない農林48号だ。
ぴかぴかの粒で、冷めても味が変わらないために、高級寿司屋が買い占めると聞いている。

どちらの品種であっても美味しいし、今どき天日干しの米は稀有だ。
それにミステリーぽくって、面白い。
「備えあれば憂いなし」の諺も頭をよぎり、30キロ入りを2袋も買ってしまった。

玄米のままで届いたので、
前々から欲しかった精米機を買うことにした。
ネットで、人気度、小人数向き、安いなどの項目でいろいろ検索した結果、AMAZONから1万とちょっとの品を購入。

小さな電気釜の形の精米機が届いた。
とてもシンプルなつくりで、取り外しのきくバスケットに玄米を入れ、スイッチオン。
遠心力で胚芽の層がはがれ、だんだん米が白くなっていく。
最初は栄養の点を考えて、5分つきにしてみた。
まずくはないのだが、ぴかぴかの銀シャリという感じではない。
次に7分つき、白米と、各段階を試してみた。

美味しさの点から言えば、やっぱり白米が群を抜いて美味だ。
特に冷たくなってからが、もっちりとして美味しい。
けれども7分つきでも、市販のものより味わいがある。

思いがけないボーナスがあった。
それは米糠。きれいな黄土色の糠は指に挟んでこすってみると、
脂分で指がしっとりする。
舐めてみるとほのかな甘味が感じられる。
ためて置いた糠が1キロになったので、現在糠床製作中だ。
そうだ、照る照る坊主みたいにして、お風呂で体を洗ってみよう。肌がしっとりとするというではないか。
それから、床磨きにもなる・・・。

当分の間、精米機は私のおもちゃかな?
それにつけても、食べ過ぎないように注意しなくては・・・。
米の品種?
大当たり!!! ヨンパチマイのようだ。

Star Dust (星くず)

およそ、蘭の花など、私には縁がないものだとばかり思っていた。
高価で、きらびやかで、気取っているからである。
しかし、こんな愛らしい蘭もあるあることを知って、
つくづく自分の無知を恥じている。





このきらきら輝く星のような花は、オンシジュームの Star Dustだ。
ナタリー・コールの父、ナット・キング・コールが、
同名のスタンダードナンバーヲ歌い上げているのは、あまりにも有名である。
オンシジュームには甘い芳香のある品種が多いが、
残念ながらこのスターダストには香りがない。
玄関を入ったフォアイエは、
天気が悪いと細い窓から光が入らないために暗くなりがちだ。
しかし、この星くずを床において飾ったら、
フットライトの働きをしてくれる。

12月の10日から咲き続けている、可愛い花だ。

* スターダストの頭の上にピンクの花が見えるのは、
  後ろに置いたシンビジュームがダブっているため。
  背後霊ではないので御安心を。


認知症予防にローズマリーが

かれこれ10年前になるだろうか。
「ローズマリーの苗を分けて欲しい」という電話が、殺到したことがあった。
私がハーブでビジネスをしていないことを充分承知のはずの、
業者や、友人、知人、果ては見知らぬ人からの問い合わせもあった。
なぜかといえば、あるテレビ番組で、「ローズマリーはボケに効く」と放映したために、
園芸店やホームセンターで売り切れが続出し、私のところまで問い合わせが来たのだった。

そして、昨秋も似たようなことがあった。
しかし、今度は岩手大学の佐藤拓巳准教授〈神経化学)とアメリカとの共同研究チームによる、画期的な研究成果の発表である。
新聞によると、ローズマリーには脳細胞死を防ぐ効果があるカルノシン酸が多く含まれ、動物実験によってこれを検証したという。
カルノシン酸は毒性が低いので、脳に原因がある認知症やパーキンソン病の治療開発に、大きな福音になるだろう、とある。

思い当たることがある。
ローズマリーには、記憶に関する言い伝えがはるかな昔からあった。
古代ギリシャの頃、
登用試験のための受験勉強にはローズマリーの冠をかぶっておこなった話があるが、
あれはお洒落ではなく、脳の活性化に効き目があったのだろう。
ちなみに、ローズマリーの花言葉は“remembrance"である。
記憶とか追憶の意味だから、
昔の言い伝えや、諺などを馬鹿にしてはいけないことをつくづく思った。

ギリシャ神話の叙事詩イーリアスからヒントを得、
トロイアの発掘に成功したシュリーマンの事例にも、相通ずるものがある。
当時の人々は、トロイアは単なる伝説だと思っていた人ばかりだった。
しかし、彼は信念を持って発掘調査に取り組んだ。
その結果、歴史に残る大発見が起こったのだった。
 
2000年の時を経て、ローズマリーの言い伝えも現実となって、
今や脳の病気の新薬開発が進められているという。           それなら、家庭でもローズマリーのお茶を飲んで、
認知症の予防に役立てようではないか。
20年前なら、空気も汚れていなかったから、フレッシュのお茶が楽しめた。
今、よくよくローズマリーを見ると、枝葉は排気ガスで汚れていて、新鮮葉のお茶はお勧めできない。
ここにあらためて、きれいな茶剤の作り方を記しておく。






?ローズマリーは、若い芽の部分でなくしっかりと生長した枝葉を使う。
?強い水流でざっと洗いほこりや汚れを落として、水気を切る。
?葉が細かくて落ちやすいので、持ち手の着いた紙袋に入れ、風通しのよい場所に下げて乾燥させる。
?完全に乾いたら、枝から葉をこそげ落とす。
?ふるいにかけてゴミを落としてから、ぬるま湯へ10分ほど入れ、ゆっくりとかき混ぜて汚れを落とす。
?布巾で水気をふき取り、紙を敷いたざるなどに広げて完全に乾燥を。
?密閉容器や缶、ファスナーつきのビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存する。

誰にでも訪れる「老い」。
認知症やボケ老人にならないためにも、
今日からローズマリーのお茶を飲もう。

ブログで見ている気になる猫たち?

八ヶ岳のふもとに、
リリーという名前の、それはそれは美しい牡のペルシャ猫がいる。
リリーは女性の名前なのに、どうして?
これにはわけがある。

リリーが住む家は、
グリーンゲイブルズ(万年少女ならすぐにピンと来るあの緑の切妻)だ。
飼い主のMさんは大の花好き。
世界中の花を植えてカントリーライフを楽しみたくて、
東京から通いながらセルフビルドで、緑の切妻のマイホ-ムを数年がかりで建てた。

夢の暮らしを現実にし、夢に見た庭を造り続けるある日、
スーパーのレジのところに「猫上げます」の張り紙が。
誰も貰い手がなかった子猫は、真っ白で尻尾の先がちょっとだけ茶色だった。
小猫を抱いた帰り道、
車中で聞いたラジオの「白いカサブランカリリーが咲いています」
がヒントになり、りりーと名づけたとのこと。
ところが、後で牡と判明。
女の子の名前のまま、リリーは立派な紳士猫に生長した。
この家にはハーブという名前のコーギー犬もいるが、
時おり、あるいはしばしばアップされるブログを見ていると、
わが家のペットのような気持ちになってしまう。

何よりも興味深いのは、ブログから見えてくるMさんの毎日である。
彼女は、慢性薔薇熱病の患者で、パッチワーク中毒、パン焼き依存症など大病を抱えながら、さらに読書熱、果樹&野菜&草花&ハーブ病の持病も持っている。
・・・と書いてきたら、あらあら、まるで私のことのようだ。

だから、毎晩楽しみにこのブログを訪ねているのかもしれない。

八ヶ岳南麓より http://plaza.rakuten.co.jp/cottagegarden/



ブログで見ている気になる猫たち ?

大の猫好きには、よその家の猫まで可愛いもの。

かといって、何もよその家へ行かなくてもよい。
ブログによく登場するチャーミングな猫ちゃんがいるので、
わたしは寝る前に必ずチェックを入れている。

「蔵の中」の猫たち  http://kurano-naka.com/
「蔵の中」とはセンスのよい、それでいて高くない値段の骨董品や、
レトロな雑貨などを扱っている店だ。
ユニークな商品解説のページに、ほとんど毎日のように、
バイカラー(白黒) の2匹のいたずら子猫〈もう、中猫かな? 小さな頃から見ているので、こちらは里親気分)がアップされている。

Marcoとミミは、私には見分けがつかないぐらいそっくりだ。
じつによく似ているが、別々にもらわれてきた赤の他人で、Marcoが先輩。
いつも新しい品物に好奇心を抱き、そのうえ写真に撮られるのが好きな2匹の写りたがり屋・・・。
自由気ままにしているのが嬉しいし、見ているだけでこちらまで癒されるされる思いだ。
じつはもう一匹大先輩のコピーちゃんがいるのだが、
新来の傍若無人ぶりに辟易しているのか、シャイなのか、
この頃さっぱり出てこない。
猫嫌いだった店主が今はめろめろ、猫の仕業に寛容な奥さん。

などと勝手に他人の家の猫事情を知っているのも、
インターネットのおかげだ。

さぁ、Marcoたちの顔を見てみようかな。
もちろん商品も。

「サライ」の42~43ページに




本屋でこの表紙の雑誌「サライ」〈2008 2/7号)を見かけたら、
42~43ページを開いてみてほしい。

上のページのモデルは、私の夫・広田尚敬である。
彼は鉄道写真を確立し、アートに昇華させた現役カメラマンだ。
出版や個展、講演、テレビなどで忙しい毎日だが、
最近はモデルの依頼もあり、張り切っている。

土曜日〈26日)から、
彼は極寒の網走へ、ビデオの撮影をしに出かける。
撮影終了後、
今度は別のチームから、女満別で取材されるというスケジュールだ。
さぞかし寒くて厳しいことだろう。

頑張れ 72歳!!! 
頑張れ バリバリの鉄道カメラマン!!!
どうぞ、美味しいものをたくさん食べて、
風邪などひかないようにね!!!

雪の中で香るニオイスミレ



昨夜は早めにベッドに入ったせいか、嫌な感じのだるさは消えた。
たぶん疲れが出たのだろう。
午後から来客があるので、午前中は部屋の片付けと掃除をした。

朝から降り始めた雪はしだいに本降りになって、
食堂の窓の外はまさに銀世界だ。
水を含んだ雪なので、マートルやナニワイバラの茂みは、重みで少し垂れ下がっている。

居間のほうから庭を眺めると、マカダミアンナッツに積もった雪は、帽子をかぶったように見える。
OK、異常なし。と思って目を株元に転じたら、
雪の中にチラリと淡いパープルの色が見えた。
「うっそー、ま、まさか。もしかしてニオイスミレ?」

ガラス窓に目を近づけてよくみると、
まさしくニオイスミレの花ではないか。
前から蕾が膨らんでいたのに、
緑の葉の色に負けて目だたなかったのが、
雪の白バックのおかげで、くっきりと浮き出して美しい。

この色の花には、フェア・オークス、ウレンズ・ピンク、
ミセス・R・バートンにプリンセス・ダイアナなどがあるが、これは一体何だろう。
2~3回株を動かしたので、名札が飛んでしまっている。
調べなくては・・・・。

一本だけ摘み取って、花に鼻を近寄せてみると、
かすかだが、春の香りがした。

どうやら風邪みたい

朝起きた時から、体の節々が痛かった。
下を向くと、鼻水が・・・。
午後からくしゃみが出るわ出るわ。
夕方になったら、体がだるくて、つらいことこの上なし。

病院へと思ったが、私よりも重症の患者から菌をもらいそうでやめた。
こういうときは、寝るのが一番。
というわけで、
お先に失礼。おやすみなさい。

エミリー・ディキンスンの詩

晴耕雨読とはよく言ったものだ。
雨の日でなくとも寒い日は、暖かい部屋で読書やパッチワークなどをしている。
カラフルな四角つなぎのバッグが完成し、
細長い切れ端を接いだトートバッグは製作中。
大きめの布4枚接ぎのトートバッグが、もうすぐ出来上がる。

読書のほうは本や雑誌の整理と片付けも兼ねているので、
ぺらぺらとめくり、しゃがみこんでは読み始めるので、
遅々として進まない。
昨年連載していた「婦人の友」を1月号から順に並べ、ゆったりと読んでいく。
サイズは小さいが、この雑誌には理に適った生き方、暮らし方への強い信念があり、
人生の教えやヒントががどのページからも感じられて、あらためて読み返している。

2006年から連載の「詩の歩道橋 12 」から、とても心に響く詩を見つけた。
編集部の御好意で、紹介させていただく。


The Clover's simple Fame

The Clover's simple Fame
Remembered of the cow -
Is better than enameled Realms
Of notability.
Renown perceives itself
And that degrades the Flower-
The Daisy that has looked behind
Has compromised its power-

     牛に愛されるクローバーの  選・訳 木坂 涼/ アーサー・ビナード  

     牛に愛されるクローバーの
     その素朴な名声は
     時代の寵児たちの
     輝く人気にまさるもの。
     みなの注目を浴び、それを本人が
     意識すると、品位を失うことになる。
     後ろを振り返ってみたヒナギクは
     その魅力をすでに落としているではないか。  

落ち葉の下には



灰色の空から、今にも白いものが舞い降りてきそうな昼下がり、
ヒヨドリの甲高い鋭い鳴き声が、聞こえてくる。
数日来の寒波で、庭はすっかり茶色になった。

落ち葉をきれいに掃除してしまう人もいるが、
私はそのままにしている。
見た目にはさっぱりとしてきれいだが、
大昔から落ち葉は自然素材の掛け布団だった。

土中に伸びた木々の根を守り、
土の中に潜む小動物の命を守る。
雑草や木の実の種子などもふかふかのベッドで熟睡し、
目覚めとともに出番を待っている。

落ち葉をそっと片寄せてみたら、もう緑の芽がいくつかかおをのぞかせていた。
夜があるから朝が来るように、冬があるから春が来る。
さぁ、もう一度布団をかけなおして、
一緒に春を待とう。

南こうせつ concert in 武道館

今、深夜の12時半。
何と気持ちのよい時間を、みんなで分かち合えたことだろう。
南こうせつさんのコンサートから帰ってきて、
まだ余韻に浸っているところだ。

あの武道館に集った、およそ1万人の人たちも同じような
幸せな夜を過ごしているのではないだろうか。



2008年1月19日、「南こうせつ concert in 武道館」
地下鉄九段下から田安門を通り、武道館までの道路は、
コンサートへ行く人の波、波、波・・・。関係者入り口の前で。



数え切れないほどのおしゃれな飾り花。


ひと言で表すとしたら、「愛」に満ちた素晴らしいコンサートだった。

会場を埋め尽くしたファンから、こうせつへの熱い熱い愛、
こうせつから、長年のファンへの感謝を歌にこめた大きな「愛」
ステージのプレイーヤーが、こうせつをサポートする深い「愛」
プレイヤー同士が、お互いにセッションできることへの喜びと「愛」
先輩と後輩との長い交流から生まれた作品への「愛」
わが国を「経済大国」よりも、「平和大国」へ導きたい本当の「愛」
自然を大切にし、みんなで心豊かな人生への「愛」などなど。
3時間半にわたるライブでは、
舞台から客席、客席から舞台へさまざまな愛が交錯し、
手拍子やゼスチャー、合唱となって、
巨大な武道館の空間を熱く染めた。


聴衆の平均年齢は、おそらく50代後半だろうか。
男性のファンがかなり多い。
この男性の熱烈ファンは、こうせつに連帯感を感じた「愛」をおぼえ、
日本各地から集まって、この晴れ舞台を我がことのように仲間たちと、喜び会っている。
ファンはみんな善男善女。大金持ちや成金はいない(たぶん)。一生懸命真面目に働き、善きパパ、善きママ、そしてジィジにバァバだと思う。
その証拠に、熱くなっても品があり、いわゆるクサイ人は見当たらない。

それはみんなが愛する、こうせつの生き方が誠実だからだ。
驕らず、細やかな気配りと思いやりを忘れずに、
ひたむきに歌ってきたから、
そして歌うことが好きだから、みんなと共感できるのだ。

エプロンステージつきの舞台には、
いつものバンドに4人のコーラスとピアノ、サックスが加わり、
キーボードのマキちゃんがアコーデオンを披露するなど、大張り切り。
会場がどよめいたのは、背景の黒い幕がスライドしたとたん、
大きな樹の下で斉藤ネコが指揮する、
ハープを含む大編成のストリングスが現れたときだった。

シークレットゲストの坂崎幸之助、ゲストの伊勢正三。
長年培ってきた男の友情と、歌を通しての愛がこにもあった。
相手を信頼し合ってこそ生まれるハーモニー、
気持ちが一緒になってこそ刻めるリズム・・・。

こうせつは来年還暦を迎える。
その記念に2009年の9月、嬬恋でビッグコンサートを開く発表をした。
今回のコンサートでも、歌い、演奏をし、トーク、司会進行を一人でこなし、ハードなロック調の歌の後にでも、スローテンポの歌をしみじみと歌う。
実力と体力が無い59歳には、及びもつかない至難の業だ。
曲数を数えられなかったが、その中でも「いもうとよ」の、
心にひびく深い歌い方には、涙がこぼれそうになった。
こうせつの大きな「愛」がこめられているからだろう。






打ち上げの席で、南家の庭の樹木について話が弾んだ。




あれほどの大ステージをさらりとこなして、スタッフをねぎらうこうせつさん。
最後にアーティストと合唱を。やはり彼は歌をこよなく愛しているのだ。

魚豚紫1号の謎



厚手のミトンをはめて、オーブンから取り出したお芋。
わくわくしながら二つに折ってみると、
湯気の中からきれいなkれいなパープルの切り口が現れた。
透明感のある、ねっとりとした果肉がとろけそう・・・・。
食べるのがためらわれるほどの美しさだ。

山梨に住む友人が育てたサツマイモの中で、
妙に気になる種類があった。
「魚豚紫1号」という名前の、この芋である。
いったい何と読むのだろう。
糖度がかなり高いのか、甘くて粘りつくような食感のお芋を食べながら、
想像をたくましくしてみた。

ギョブタ、ギョトン、ウオトン、ウオブタ・・・?
食べ物につける名前にしては、
よく言ってユニーク、普通に言えば相当変わっている。
私の推測では、東南アジア辺りの言い伝えで、

芋を食べ過ぎた魚が、気がついたら豚になっていた民話から、とか

魚を餌にして成長した豚が、好んで食べる芋?

南米のポルトガル語直訳で、魚と豚と芋を煮込んだ料理からきた名前?

魚を入れる木の箱をウオブタというが、そちらの関係かな?

などといくらでも、名前の由来の例が浮かんでくる。




見かけはこのように普通の焼き芋なのに、
なぜ魚豚なのかどうしても知りたくて、ネットで検索してみたら、あったあった。
鹿児島の上山種苗会社のリストによると、ウオブタムラサキ1ゴウと読む。
その来歴は、上山種苗保存紫と高系14号の交配種とある。
特徴は、収穫量が多く、高温の年でも肉色が変化しない。
甘味が強く食感は粘質で、焼き芋に適しているとのこと。

しかし、名前の由来は出ていない。
思い立って、掲示されていた、サツマイモ相談所へダイヤルをしてみた。
電話に出た方に、「お伺いしたいのですが・・」と主旨を告げると、
何とこの方が命名者だった。
「名前の由来ですか。普通の名前ではつまらないので、変わったのにしたんです」
「何かエピソ-ドとか、ヒントになるものはあったんでしょうか」
とたずねても、「ありません」の一点張りだ。
薩摩隼人は無駄な話はしないのかも・・・。

たしかに変わった名前にこだわって、電話までした者がいたのだから、
命名者はしてやったりと思っているかもしれない。
いやいや、とても真面目で礼儀正しい方だったから、これは邪推だ。

ちなみに友人の話では、
こちらから取り寄せたサツマイモの挿し穂はすばらしくよいものだったとか。
50品種近くもあるので、ことしはここに注文してみよう。

東川から来たポット三つ葉





今日の温度は二度。
昨夜は東京で深夜に初雪が降ったそうだ。
道理で寒いはず・・・。

ふと目線が窓際の三つ葉へ行って、思わず肩をすくめてしまった。
この三つ葉は北海道の東川町から届いたもの。
「こんな程度で寒いなんていったら、東川へはこられませんよ」
と、町長の松岡さんの声が聞こえてきそうだ。

先ほど、東川の役場へ電話したのは、
暮れに送ってくださったポット植えの三つ葉が、
室内で順調に育ち、重宝しているとお礼をいうためだった。

それは、10センチぐらいの小さな苗を植えた白いポットを、
セロファンの袋に入れ、先端をちょっと縛った、
シンプルなプレゼントだった。

正直のところ、「こんなに貧弱で大丈夫かしら」と気が重かった。
ところが、セロファンがミニ温室の効果を発揮し、
水もやらないのに、魔法のようにぐんぐん生長するではないか。
正月から雑煮の青み、茶碗蒸し、お吸い物、お茶漬けなどに大活躍をしてくれた。
二鉢あるのでローテーションを組み、
下の葉から摘むむようにしてだいぶ利用したので、
今は休ませている。
雪の舞う寒い季節に、
こうした緑の和風ハーブがテーブルの上で育つのは、
何と癒されることだろう。

あいにく町長は会議中で、担当の方に代わってもらい、
このポット三つ葉 をどこに注文したらよいかを、たずねてみた。
便利で楽しいこのポットを、何人かに送ってあげたいからだ。

これは東川町振興公社の http://www.kazokuryokoumura.jp/
「産直ひがしかわ本舗」
オンラインショップで扱っているとのこと。
アクセスしてみたら「水耕栽培みつばポット」は、
昨年の場合11月27日から限定受付とあった。
忘れないようにカレンダーに書き込んでおかなければ・・・・。

このオンラインショップには美味しそうなものがたくさんある。
おすすめはお米関係。
なぜならこの東川は、大雪山を源とする水が素晴らしいうえに、
日照時間が長いから、美味しい米が出来るのだ。

前にも記したと思うが、旭川飛行場から車で10分の所にある
東川町との付き合いは、かれこれ20年近くなる。
あさっての19日(土〉から21日〈月)まで、氷祭りが開かれるというが、北海道で1番早い氷祭りは、さぞかし盛大なことだろう。

http://www.welcom-higashikawa.jp/topics/20080115.htm


シャオちゃん again


1月8日に記した「幸せなタヌキネコ」には、
かなりの反響があった。
ロンドン、ロスアンゼルス、沖縄、神戸、島根のほか、
猫好きの友人知人たちから、

「シャオちゃん、かっわいー」(67歳 神奈川 女性)

「イケメン・シャオちゃんをもう一度」(シャオは女の子ですが・・・)

「本当は狸なのでは?」(5歳 岐阜 男性)

などなど、メールや電話が入っている。

そこでリクエストにお応えして、シャオちゃんでーす!



しかし、見れば見るほど愛嬌のある猫だ。
いや、やっぱり狸かもしれない。

危険なクリーム



これがアブナイクリームだ。

スプーンをつたって落ちるとろりとした褐色のクリームは、
美肌用のパック材だろうか。
いや、何か薬物でも入っている秘密のクリームなのでは?
いったい、何ゆえにアブナイのか?

答えは簡単だ。
このキャラメルクリームを、少しでも口にしたら、
美味しくて美味しくて止められなくなってしまうからである。
いかに美味かを言葉で表現するのは難しいが、
シンプルにいえば「とろけているキャラメル」かなぁ。
こんなに簡単にできて、こんなに美味しくていいの?
という感じなのだ。

作ったのが、本人でよかった。
買ったものとか頂いたものだったら、最後まで一人でペロペロ舐めてしまったに違いない。

何しろ、この中に砂糖を200グラムと生クリーム1カップが、
入っているのだ。総カロリーを考えたら、思わず絶句!!!
まったく怖ろしい食べ物だ。

しかし、この恐怖のキャラメルクリームの誘惑に負けてもいい、負けてみたいと思う方のために、レシピをメモしておこう。

危険なクリームの作り方

1. グラニュー糖200グラムをフッ素加工のフライパンに入れて、たいらにならす。

2. 中火にかけ、静かに砂糖を溶かす。下のほうからしだいにぷつぷつと泡が立ち、甘いにおいがしてくる。かき混ぜないでフライパンを揺するようにし、砂糖が褐色になったら火を止める。

3. はねやすいので、注意しながら大匙2杯の水を少しずつ加え、木杓子でゆっくりかき混ぜて砂糖を溶かす。

4. とろ火で煮詰めて茶色になったら、人肌にあたためた生クリーム1カップを少しずつ加える。はねやすいので生クリームの注ぎ口を砂糖に近づけるのがこつ。好みで塩を一つまみ加えると、味に深みが出る。

5. 全体的に大きくかき混ぜながら煮詰め、とろりとしてきたら火から下ろし、温かいうちに瓶や容器に詰める。

シンプルな材料で簡単にできるので、ぜひともお試しあれ。

トーストやビスケットにつけるのはもちろん、紅茶、コーヒーに。
バニラアイスクリームのトッピングもさらによし。
けれども、「もうだめ、これで絶対に終わりにしよう」などとつぶやきながら、
一匙ずつ舐めるのが、一番の美味しい味わい方かも・・・・。

トイレの小さな花



「もしもし、XXXXよ。お久しぶり。今ね、近くまで来ているのよ。
これからうかがってよろしい?」

突然かかってきた先輩の電話に、どっきり。
あと30分しかない。

掃除は済ませてあったからよいようなものの、
あっ、トイレがまだだ。
ぱっぱと済ませて、あと20分。
でも、殺風景でちょっと淋しい。

花を探しに庭へ出ても、この寒さで花ももうほとんど終っている。
あらっ、つるバラのクレールマタンが咲いている! 
でも高いところなので、手が届かない。

結局、摘めたのはラベンダードリームが1輪と、
リュウノウギクが一束だった。
大急ぎで活けたというより、そこに置いたという感じだが、
トイレが何となくやさしくなった。
花瓶の下に敷物をと思っても、残り時間はあと6分・・・。

お湯も沸いた。
スリッパも出ている。
あとはにっこりして、「いらっしゃいませ」

大急ぎで飾った、こんな小さな花でも、
先輩は目に留めてくださった。
お迎えする気持ちが、伝わったのだろうか。

へたくそで恥ずかしいが、
庭の花が役立ってくれたことがありがたく、とても嬉しい。

大根の皮の箸休め



「お宅にはよその家に無いアイデア料理や、経済料理があるわね」
と友人に言われたことがある。
その一つが、大根の皮で作った箸休めだ。

今はちょうど大根の旬の季節。
ふろふき、おでん、おろし、大根餅、中華風しょうゆ漬け、沢庵、サラダ、
イカと大根の煮物、お引き菜(私の生まれた福島市に伝わる大根のきんぴら)、なます、ぶり大根などなど、大根が食卓に上らない日が無い。

毎日のように大根を食べていると、剥いた皮の量も多くでる。
しかし、捨ててしまうのはもったいない。
乾燥させて切り干し大根のように保存しているが、
皮を縦に切るか、あるいは横に切るかで、
風味と歯ざわりがずいぶん違うことに気づいた。

大根を5センチほどの輪切りにし、桂剥きの要領で皮を剥く。
このままでは大きすぎるので、細切りにして乾燥させるのだが、
縦に切ると普通の味、
写真のように横に切ると、コリコリッとした歯ざわりが、
ヤマクラゲのようで美味しい。

ざるに入れて天日干しもいいが、
暖房用カーペットの上に紙を敷き、その上に広げておけば、
1日でパーフェクトに乾燥できる。

戻し方にもコツがある。
長く水につけておくと、柔らかくなって普通の味になってしまう。
触ってみて、少し芯は残っている状態で、軽く絞り、調理する。




これは昨日の箸休め。
酒の肴にも、おかずにもなるおふくろの味だ。
戻して3~4cmに切った大根の皮と、しらたき、人参の千切りを油でいため、酒、醤油、みりんで調味する。
写真ではよく見えないが、ジャコと松の実も入っている。
味がよくなるうえに、健康維持のためにもよい食材だからだ。

大根の葉も同様に乾燥させてストックしているが、
その使い方は、また今度。


花のいろはうつりにけりな・・・・・



この花に見覚えがおありだろうか。
「師走の庭のピンクの花々」というタイトルで、
アップしたのが昨年の12月22日。

あれから、穏やかで暖かな日が続いたので、
大晦日までは庭のテーブルに飾ったままだった。
今年最後の掃除の時に処分するつもりでいたが、
健気にもこれから咲こうとしている花に気づいた。
マルバには蕾がまだまだあるだけでなく、
咲き終わってしおれた花弁は、
青みを帯びて何ともいえないあえかな風情がある。
バラの花も咲きかけたまま、あるいは咲き終えた色も形もそのままに、
じっと息を潜めているかのようだ。

捨てるのはしのびないので、
部屋の奥にある暖炉の上に飾りなおした。
花瓶に活けてから、早くも3週間を超えている。



はさみをいれた時点で、花の命は儚くなった。
ゆっくりと移ろっていく花を見守っていると、
それはけっして醜くも無く、惨めでもない。
自然のままのあるべき姿だ。
人の容貌も能力も、年とともに衰えてくる。
これも自然の営み、ごく当たり前のことということが理解できる。
・・・といえば悟り澄ました立派な人だが、
私のような俗人は、何としてでも老いと病いは避けたいほうだ。

平安時代の才媛、小野小町は、
はなのいろはうつりにけりないたずらに
わがみよにふるながめせしまに、と詠んだ。
花の色の移ろいにかけて、
年齢を重ねることと容色の衰えを、深く嘆いている。
各地に今なお小町伝説が残るほどの美人には、
さぞかし普通の人の何倍も辛いことだったろう。

負け惜しみではないが、あぁ、普通の人でよかった。

ゲラニュームの草紅葉



猫そこにいて耳動く 草紅葉       高浜虚子                                                
一雨に 濡れたる草の紅葉かな      日野草城

「草紅葉」とは、秋の季語だ。
青く澄み切った空に飛行機雲のラインがきりっと走り、
モズの甲高い声が響く晩秋になると、
野山の草は最後の力を振り絞って、鮮やかに色づく。
アカザはルビー色に輝き、
洋種ヤマゴボウは茎がマゼンタ、
葉の先端までバーガンディーに染まる。

これまで、今頃は庭に赤系統の色は残っていなかったのに、
今年は花壇の縁取りに植えたゲラニュームの葉が、
かすれたバーミリオンの色をまだ添えている。

夕方から冷えこみが厳しくなってきたと思ったら、
天気予報で「日付が変わる頃、初雪が降る可能性が」と、報じている。

雪化粧をした草紅葉は、どのような絵になるだろうか。
子供のように、明日の朝が楽しみ・・・・。

リバティーの春夏柄には自然がいっぱい

暮れから、そわそわと待っていたことがあった。
正月の休み明け頃から、
リバテイープリントの春夏新柄が発売されるからだ。



ロンドンのリバテイー社は、
洗練されたファブリックスや、高級生活用品で名高い老舗である。
特に女性のファンを多く持つのが、
リバテイープリントの名前で親しまれているタナローンだ。
木綿なのに絹のような光沢とドレープ、手触りに特徴があり、
定番商品のほかに年2回、春夏柄と、秋冬柄が発表される。

さぁ、今年のデザインの傾向は、どうだろう。

いかにも英国人らしい、ウイットに富んだ趣向だと思うのだが、
LIBERTY’Sの頭文字から始まる花柄模様と、
アルファベットのAからZで始まる、
懐かしいリバテイースタイルのデザインが多い。
そして、野の花やハーブ、花壇の花々、樹木などを通して、
自然に対するやさしさと、畏敬の念がこちらにまで伝わってくる。

2008年春夏柄の中から、春から初夏にかけて、
自然をテーマに7点ほどピックアップしてみた。



Umbel  春を待つ、コリアンダーやディルの種子たち。




Imkin 野菜の苗が生き生きと育つ、メイプルの丘。




Tracey  花の好きな蝶がおめかしをして、今日もお出かけ。




Needingworth  季節とともに、主役は水仙からツルバキアへ。




Rose & Thistle バラとアザミは、スコットランド人の心の花




Queen of the Night ステンシルタッチの花に東洋の神秘を感じて




August cottage  何種類ものフューシャ、オレガノ、サラダバーネット、
         センッテドゼラニュームの葉・・・。
         芳香漂うコテイジガーデンのスケッチ。


リバティープリントには、夢が込められている。
布に触れ、眺めているだけで、
幸せなイマジネーションが湧いてくるのは、なぜだろう。
 

明日の朝、DVD爆発でテレビに

今は、夜の10時半。
8時半過ぎから始まった日本テレビのインタビューが終わり、
スタッフが帰ったところだ。

ことの始まりは、昼過ぎに受けた電話がきっかけだった。
日本テレビのディレクターからの電話で、
「韓国でノート型パソコンが爆発した。ブログによるとお宅のDVDも同じようなケースなので、話を聞きたい」とのこと。

あいにく夫は外出中なので連絡先を教えたが、夕方になって夫から電話が入った。
「8時からテレビ取材が入るから、よろしく」
えーっ、うちで? たいへん、たいへん!!!

何しろ、調べ物の最中で本や資料を広げているので、震度5~6の有様なのに、どうしよう。





結局、取材されたのは、
韓国のニュースのVTRを見ながら、わが家の事件と比較検討するという内容だった。
日本テレビの「ズーム;イン・スーパー」で明日の朝7時頃から、放映される予定だ。
もちろん、大事件などが起こった場合はカットされる。

もしも7時前に起きて、このブログに気がついた人がいたら、
チャンネルを回してみてほしい。

私がプレゼントされたDVDプレイヤーは国産品だが、
爆発の原因らしい電池は、やはり韓国製だった。

気をつけるようにといわれても、
果たしてどのように気をつけたらよいのか。
21世紀は、生きてゆくのに難しい年のようだ。

幸せなタヌキネコ



次男の家に、可愛いファミリーがふえた。

犬と散歩をしていた次男の後に、とことこついてきたという子猫である。
動物愛護のグループに相談したら、きちんとした飼い主が決まるまで預かることになった。
その時点からメイルで届く子猫の写真を見ていたが、何とユニークで、チャーミングな猫ちゃんなのだろう。

シャムの血が入っていることはたしかで、両眼ともサファイアのようなブルーアイだ。
両眼とわざわざ言ったのは、我が家で以前飼っていた、白地にマーマレードタビーのレオは、オッズアイ(左右の目の色が違うこと。レオはいわゆる金目銀目の猫)だったからだ。
ボディーはミンクブルーで、耳、鼻、尻尾、足に、シールポイントが入っている。シールとは海豹のことで、部分的に海豹のようなこげ茶色の毛が生えているという意味だ。
傑作なのは、まるでパンダか狸のように、目のまわりがこげ茶色で、真っ白なソックスをはいている。とにかく愛嬌のある子猫で、物怖じせず聞き分けがよい。日に日に情が移って、次男も妻のKさんも、シャオ(小姐・シャオジェ。中国語で娘さんの意味)ちゃんという名前をつけて、かわいがるようになっていった。その間、不思議なことに耳が聞こえないのかと思うほど、一回も鳴かなかったという。

貰い手も決まり、いよいよ明日は新しい飼い主のところへ行くお別れの晩に、名残惜しいKさんはシャオを抱きしめて、「うちの子になる?」と聞いてみた。
すると、初めて「ニャー」と返事をしたそうな。





孫たちも、シャオちゃんが大好きだ。
決まっていた縁組を破談にして、晴れて次男夫婦の飼い猫になったシャオは、天真爛漫。遊ぶしぐさやマイペースぶりを見ているだけでも、微笑を誘われ、癒される。




おやおや、夫のセーターの下にもぐりこんで寝入ってしまった。
シャオちゃんは、幸せを運ぶ福の神かもしれない。

ヨモギのお粥

早いもので、今朝は七種。

? と思われた方はいないだろうか。
一般的には「春の七草」で通っているが、これは「秋の七草」に使われ、
春は「七種」と書くのが、正しいのだそうだ。

ちなみに、英和辞典を引いてみると、
春の七種は、Spring seven herbs
秋の七草は、Autumn seven flowers とある。

訳者はなぜ、herb と flowerを区別しているのだろうか。
すなわち、春の野草は野菜不足になりがちな冬場に、
ビタミンやミネラルを補給し、体に活を入れる薬草類を指し、
秋の七草は、薬草でありながらも、花を愛で、しみじみと秋の風情を味わうのに適した野の花を、意味していると思う。

七種粥といえば文字通り、昔ながらの
セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、
ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)を入れたお粥を作るのが理想的だ。
しかし、近頃はハハコグサとコオニタビラコは、なかなか手に入らなくなってしまった。
以前は、近くの空き地や畑の跡にに生えていたのに、昨年はたしか秩父の方で摘み草をした記憶がある。

そこで今年は趣向を変えて、ヨモギを使ってみよう。





横浜郊外の私の住む町では、ヨモギの芽はまだ出ていない。
けれども、千葉の山の中で若い緑色の芽を発見した。
ふかふかとした落ち葉が暖かい空気と湿度を蓄え、
ヨモギにとって最適の播種用、あるいは養生ベッドになっているのだろう。




孫を呼んできて、一緒に摘み草をした。
今の時期なら、蚊も虫も蛇もいないので、安心して歩き回れるから嬉しい。

「よく見てね。葉っぱに短い短い毛が生えているでしょ。
葉っぱの形はどうかしら。ほら、ぎざぎざが多いわね。
春早くには色も香りもやさしいので、草餅とか草団子に使うのよ。
だから、モチグサという地方もあるわ」

「ねぇ、セイコバアバ、これもハーブなの?」

「いい質問ね。もちろんハーブよ。お餅に入れるだけじゃなくて、
炊き込みご飯やお粥に入れたり、てんぷらも美味しいの。
春になってたくさん摘めるようになったら、さっと茹でてから冷凍しておくと、いつでも草団子ができるわ」

「ヨモギって食べるだけ?」

「いいえ、元々は薬草なのよ。ハーブティーにして飲むと熱冷ましや、
痛みどめ、それから貧血にもよいと言われているわ。
そうそう、虫に刺されたり、ちょっと転んだりして血が出たときは、ヨモギを揉んで絞り汁をつけておくと、応急処置になるの。覚えておくと役に立つわよ」

「そのほかには?」
「お灸って知ってる? このヨモギで作ったモグサに火をつけて、
 体の悪い部分に当てると、よくなるの。」

「へぇ、すごい草なんだね」

「ヨモギはどこにでも生えているから、雑草って馬鹿にされるけど、
本当はすごい力を持っていることが、わかったでしょ」

孫たちとの会話を思い出しているうちに、
ヨモギ入りのお粥ができた。
ふうふう吹いて食べた熱々のお粥は、
ほろ苦さとどこか懐かしい夏の香りがした。



かんずりもどき

ときどき「私は本当に日本人なのだろうか?」
と考えることがある。
何故なら、香りの強いもの、味に癖のあるもの、辛いものなどの好みが、
どうも皆と違うような気がするからである。

父もそうだった。
私と父は容貌も、性格も、食べ物の好みもよく似ていて、
血の濃さをつくづく感じることが多かった。

父と同様、特に辛いものに目が無い私は、自ら唐辛子を育て、
さまざまな調味料を作って常備している。
おかしなことに、唐辛子を見ると条件反射のように、
何か作らないではいられないのだ。

というわけで、今回挑戦してみたのは、
新潟県に伝わる辛味調味料の「かんずり」である。

10年ほど前、妙高高原の奥にある新居へ、
かんずりの作り方を見学に行ったことがあった。
この辺りでは昔から手前味噌名ならぬ、手前かんずりを、
各家庭で作っていたという。
これを商品化して全国的に広めたT氏を訪ね、
雪の上に唐辛子を晒してあくを抜き、
漬け込むところを見せていただいた。
あの時の製法をヒントに、「かんずりもどき」を、仕込んでみた。
ただし、結果は3~4年後にでる。
材料の分量も正確ではないので、これからの課題としたい。


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唐辛子は今年収穫した中から、乾燥したものを使う。虫食いや変色したものを除くが、種類はいろいろ入れたほうが、味や香りにに深みが出るかもしれない。




へたを除き輪切りにする。素手で触ると皮膚炎になるためゴム手袋をはめること。




入れ物をゆすると、種子が1か所に寄るので、果皮と混ぜないように取り除く。果皮は水でふやかしてから密閉容器に入れ、1週間冷凍する。
(種子は缶に入れて冷蔵庫で保管し、4月に蒔くとよい)




解凍した唐辛子、塩、麹を用意する。塩は出来るだけ天然のよい塩をお勧め。



柚子の絞り汁や水、酒などを加えて混ぜ合わせるが、私は酒を混ぜてみた。




熱湯消毒をした瓶に詰めて、冷暗所で3年間寝かせる。
蓋を開けたときが、今から楽しみ。

イメージとしては唐辛子が溶け、麹の甘さとマリアージュした、
真紅のペーストが出来たら嬉しい。
「かんずり」は無理でも「かんずりもどき」でいい。
美味しいものがどうか出来ますように。



最後のゴーヤ



一昨日の冷え込みは、この冬1番だった。
富士山も裾野まで真っ白な装束をつけ、
快晴の青空をバックにすっくと立っていた。
下の庭には霜柱が立ち、
1,2度は暖かい上の庭にも氷が張った。

今朝は寒気が緩んだせいか、
池の金魚や鯉の動きが少し目立ち、
昨日まで月桂樹の枝にしがみついていたゴーヤが、
下に落ちていた。
この写真は昨日写したもので、最後の1枚となった。

本州では11月末月の露地では、もう栽培が無理なのに、
今年は異常に暖かだったので、1月まで命があったのだろう。
しもやけ状態のゴーヤの腹部からは、
赤い種子が顔をのぞかせている。

そういえばこの株も、
こぼれ種子から一人生えをしたものだった。
こうして命を全うして、再び土に還り、
新しい命が春に甦る自然のサイクルは、
遥かな昔から、生きとし生けるもののリズムだった。

「ゴーヤの種子よ、
土と落ち葉に包まれて、ぐっすりとお休み。
ツバメが帰ってきて、
八重桜が散った頃に、きっと目が覚めるから、
安心してお休み」

房生りのポメロ



車が角を左に曲がると、我が家が見えた。
「嬉しい!何事も無くてよかった!」
正月を過ごした千葉の家での爆発騒ぎがあったため、
留守宅の安否がとても気がかりだった。

この件に関しては、夫、次男、私と3人がそれぞれブログに書いたので、
反響がかなりあった。
私にはロンドンからお見舞いが入った。
夫には、生々しい事例や怖ろしさについて、メイルが来ているので、
右側のLinks をクリックして、読んでいただきたい。 

さて、昨日からの柑橘つながりで、
わが家の柑橘類代表を御紹介しよう。
上の写真はポメロといい、果実はソフトボールより一回りほど大きい。
面白いのは、葡萄(グレープ)のように房生りになる。
これはグレープフルーツの系統が入っているからだそうだ。
厚い皮は砂糖菓子やママレードに適しており、
白っぽい果肉は淡い苦味とさっぱりした味で、身が剥がれやすい。

鹿児島県川内市の小田原正子さんから、
10数年前にいただいた苗が、すくすく育ち、
毎年食べきれないほどの恵みをいただいている。
当時は関東地方では珍しいフルーツだったが、
今でも見かけたことは無い。
何よりも、花の香りが素晴らしい。
初夏の頃、大きな白い花が咲き、強い芳香があたりに漂うと、
道行く人が足を止めて、香りを楽しんでいる。

失敗したのは、
道路に面した3・5mの高さの擁壁ぎりぎりに植えたために、
収穫が思うように出来ないことだ。
風の強い日には、果実が道路に落ちて、車に轢かれたこともあった。
散歩の方は、朝早くわが家の前を通ると、
無農薬のポメロを拾うことができるかも・・・。

見上げると明るい電気を灯したようなポメロは、
わが家のランドマークにもなっている。


花も実もある美味しい垣根

千葉県に、長生郡という素晴らしい地名がある。
海と山を含む地域だが、次男の住む山側の長生郡は、
よく肥えた黒々とした土に恵まれている。
春は道端にまであふれる菜の花、
夏は青々とした田んぼを渡る風が気持ちよく、
秋からは、農家の庭先をたわわに実った柿や柚子が、
イルミネーションのように彩っている。
その上、水も美味しい。
だから、「道の駅」に出る野菜の元気なこと・・・。
長生き郡の地名の由来は、
きっとこうした豊かな自然にあるのだろう。

次男の家は、知人から借りている別荘だ。
オーナーが暮らしをエンジョイし、センスのよい方なので、
普通の店子の何倍もの恩恵を受けている。
その一つが柑橘類の垣根で、本当に羨ましい。
玄関から道路に沿って30メートルぐらいはあるだろうか。




オーナーが書いてくれたメモによると、
本ユズ、温州ミカン、ダイダイ、温州ミカン、福来ミカン、ダイダイ、ユズ、デコポン、キンカン、レモン、スダチ、福来ミカン、ハッサク、レモン、デコポン、カボス、タヒチアンライム、ハッサク、夏ミカン、キヨミオレンジ、ハッサク、ライムレモン、ダイダイ、ハッサク、ビワ、ダイダイとある。
驚くなかれ、25本の柑橘類がびっしりと植えられ、
数え切れないほどの金色の果実をつけているのだ。




高さは3メートルぐらいに抑えてあるので、収穫も楽に出来るし、枝が密に繁っているから、充分に生垣の用も防犯の役目も果たしている。
このあたりは、雪がほとんど降らないそうだ。
加えて、日照時間も長い温暖な地域だからこそ、柑橘類が適している。
初夏の花の季節は、馥郁たる香りに包まれて、
それはそれは幸せな毎日が続くことだろう。
1年中さまざまに利用できるのも、大きな魅力だ。




生垣のアイデアもいろいろあるが、
花も実もある美味しい生垣は、ぜひとも真似をしてみたいと思う。

新春早々の爆発事件!

「あぁ、みんな無事でよかったわね」
「留守だったら、絶対に火事になっていたなぁ・・・・」
「それにしても、これから注意しなくてはね」
興奮覚めやらぬ口調で、
何度このような会話を交わしたことだろう。

おめでたいはずの元旦の夕方、事件は起こった。
正月で集った家族一同が食卓につき、夕食が始まって間もなく、
夫と私の前に置いていたポータブルDVDが、
突然臭い白煙を、強い勢いで噴き出した。
ちょうど、ドライアイスの塊をバケツの水の中へ投げ込んだように、
白い煙が泡立ち、刺激臭が目や鼻に刺さる感じだ。
最初、何が何だかわからなかったが、3人の息子たちは臆せずに、
連係プレイでDVDを外へ運び出した。




家の中は、咽が痛くなるような化学臭と白煙に包まれ、家族は右往左往。
夫の前30cm、私の斜め前45cmの所で、緊急事態が勃発したのだ。
確かめてみると、テーブルセンターに用いた華やかな刺繍の帯と、テーブルクロスを焼き、その下のテーブルにまで焼け焦げが残った。




デッキのテーブルの上へ運んだ3男の手。
いかにも有害そうな異臭と、白煙を吐き出すポータブルDVD。



消化器があってよかった。
なかったらと思うと、ぞーッと背筋が寒くなる。



バッテリーのトラブルなのか、ドロっとしたものを吐き出し、まだ燃え続けている。

ようやく火が消えたので、全員家の中へ。
興奮冷めやらぬ面持ちで、誰も怪我をしなかったことを喜び合っていると、「ドーン」
という大音響とともに、今度は爆発!!!



庭に下ろし、再爆発の危険にもめげず、念入りに消化器で消している次男。
(以上5点の撮影は、長男が行った)。

今朝、庭を点検したら、爆発とともに部品が5mも離れたところまで飛んでいた。
このからから季節に、芝生に燃え移ったら、たいへんなこと。
また、留守中とか、寝入ってしまった夜中に火が出たら、大惨事だ。

じつは、このB社のポータブルDVDは、息子とお嫁さんたちからのプレゼントで、
私が好きなチャングムの総集編DVDまで、添えられていた。
嬉しくて少し見たものの、夕食が始まったので停止にし、机の端に寄せて置いた。
そして、間もなく突然の炎上、爆発・・・。
せっかくの愛情あふれた心づくしが、たったの1~2時間ほどで消えてしまったことは悲しく、残念でたまらない。

最近、電気製品や車、携帯電話、カメラなどの不具合に起因する事故が、
相次いで起きている。
まさか、自分が経験することになるとは思いもしなかったが、
いい勉強になった。
同じようなことはいつ起きるか分らない。
用心に用心を重ねていかなくては、と思う。

なお、少々重複しているが、詳しくは右側にあるLINKSから、
夫・広田尚敬と、次男・広田泉のブログもどうぞ。

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