HOME:広田せい子のハーブガーデン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

地味だけれどロングセラー

NHK出版からお知らせが届いた。
開封してみると、増刷の通知だった。

本のタイトルは「ハーブ&野菜」。大阪の山田貴義先生との共著で、
初版は1992年(平成4年)。





奥付を見ると、第21刷りとなっている。
NHK趣味の園芸新園芸相談シリーズの8番目に刊行された本だが、
15年の間に20回も刷り増しをしてきたことになる。

本のサイズも小さめで、写真の枚数も少ないのに、
35種類のハーブの栽培と利用の方法を、
しっかりと抑えてある。
自分で言うのも気恥ずかしいが、
多くの人の役に立つ本ではないだろうか。





同じくNHK出版から、
「よくわかる栽培12ヶ月」シリーズの中の「ラベンダー」が、
5年間で7刷りになっている。

地味だけれど、ロングセラーの本があるのは嬉しい。
スポンサーサイト

サイケデリックな毛虫

階段脇の植栽ボックスに、植えてあるのはニオイスミレだ。
そのニオイスミレの葉の上に、世にも派手派手な毛虫を見つけた。
赤と黒の2色でまとめたロングコートを着、アフリカの部族のようなヘアースタイルが、何ともサイケデリックだ。



いったいこの虫は、大きくなったら何に変身するのだろう。

昔ながらのアセモ対策

この年になって、アセモに悩むとは思ってもみなかった。

昨年の梅雨明けも間近な頃、首から胸元、手の肘の内側、ウエスト、両足のふくらはぎなどに細かい湿疹が出た。もともとアレルギー体質なので、湿疹には馴れている。2~3日で鎮静化するだろうと高をくくっていたら、ますます赤く、かゆくなってきた。

そんな時鎌倉のT先生のお宅へ伺ったら、
「おや、広田さんどうなすったの? 赤ちゃんみたいにアセモになってしまって。痒くておつらいでしょう?」と慰めてくださった。
「そっかぁ,アセモだったのか。これは」としばし、絶句。

「よかったら桃の葉を差し上げるから、おうちでなさってみる? 昔は赤ちゃんの行水によく使ったものよ」

いただいた桃の葉を煎じて風呂に加え、別に残しておいた浸出エキスを小瓶に詰めた。
桃の葉風呂のことは民間生薬として知ってはいたが、まだ実行したことがない。よいチャンスとばかりに桃の葉風呂に浸かってみると、一晩で痒みが消え、湿疹の赤みが取れた。

冷蔵庫で保管しておいた浸出エキスは、化粧水代わりにピチャピチャ使ったら、炎症が消えた。

あれから1年、今年の蒸し暑さは去年よりも相当辛いものがある。
案の定、アセモが出てしまった。でも大丈夫、うちには照る手姫という花桃の樹がある。
早速一握りの葉を採ってきて、葉を1枚ずつ表と裏をチェック。毛虫などがついていたら、かえって皮膚炎になることもあるからだ。
流水でよく洗い、台所のゴミ処理用として売っているストッキング状のネットに詰めた。こうすると漉す手間が省け、ゴミとしてぽんと捨てることが出来る。鍋にひたひたの水を入れて、中火で煮ること15分。
浸出エキスを小瓶に取って、鍋の中身を全部浴槽へ入れる。









ぬる目の温度の桃の葉風呂へ、石鹸を使わず、こすらないでゆっくりと入る。上がってからタオルで拭きたいのを我慢し、桃の葉エキスを肌に吸収させるようにする。炎症や痒みがひどいところは、取り分けた浸出エキスをつけるとよい。

先人の知恵には、素晴らしいものがある。


サツマイモの焼き菓子

「今日はあれあ~る?」
と親しい友人や家族から催促されるのが、サツマイモの焼き菓子である。



近頃はどこへ行ってもおしゃれな洋菓子が多いせいか、かえってこのような素朴な手作りの芋菓子がなつかしいのだろう、リクエストが多い。
そのときの気分や材料で、形とか味も少しずつ変わるが、基本的な作り方を記してみよう。

先ず、サツマイモについて。
秋にはいろいろな種類が出回る。しかし、今の季節に流通しているのは鳴門金時と紅あづまが多い。産地ブランドの鳴門金時は、甘くてややねっとり感があり、色も美しい。しかし、1本300~400円の値段は、1台分で4本使うおやつにはちょっと高価すぎる。
一方、紅あづまは茨城や千葉産のものが1本200~300円で出回り、
甘くてホクホク感があり、色もきれいな黄色だ。
というわけで、直径4~5cm、長さ18cmぐらいのすらりとした紅あづまを見つけたら、同じサイズのものを4本求める。サイズにこだわるのは、焼き時間が同じで焼きムラが出ないため。

作り方
? 天板にサツマイモを並べ、200度で45分焼く。

? よく焼けたら皮をむき、つぶす。熱いうちに、バター大匙3、ミックスドライフルーツカップ1、コワントロー大匙4、オレンジの絞り汁1個分を混ぜる。

? 3時間ほど味をなじませる。この間にドライフルーツが水分を吸ってもどり、ゆるかった生地が少し硬くなる。

? もう一度、味が偏らないように混ぜ合わせ、パイレックスなどの耐熱容器にびっしりと詰める。200度で15分焼き、焦げ目がついたら出来上がり。熱々でも冷たくても、美味しい。



* オーバルな容器で焼くと、おしゃれに見えるだけでなく、生地がすくなくてすむ。ここに記した量は余りが出るように、多めの分量になっている。余分な生地を小さな型やココットとか、手で整形して軽く焼くと、ちょっとしたお茶のスイーツに。冷凍もできるので急ぎの時に重宝。

* ミックスドライフルーツとは、小さく刻んだマンゴー、パイナップル、チェリー、サルタナレーズンなどをブレンドしたもの。菓子材料、おつまみコーナーなどにある。無ければレーズンでもよい。刻んだ生のリンゴもおいしい。

* 味が単調でもの足りない時や、変化をつけたいときは、ママレードやフルーツのジャムをトッピングし、オーブンで軽く焼いて水分を飛ばす。

* 家庭のお菓子はアイデアとアイ(愛)が何よりの調味料。お試しあれ。


働くスズメ

我家には、野鳥がかなり来るほうだと思う。

思いつくままにあげてみると、シジュウカラ、カワラヒワ、コゲラ、ヒヨドリ、オナガ、ムクドリ、ツグミ、ウグイス、ジョウビタキ、ドバト、モズ、カラス、メジロ、キセキレイ、コサギ・・・。

越してきた19年前は家の前の原っぱにヒバリの巣があり、キジの「ケンケーン」という鳴き声や、コジュッケイの「チョットコーイ」がすぐ近くで聞こえた。カルガモの親子は前のグラウンドの遊水池に、今でも棲んでいる。

こんなにさまざまな小鳥が遊びに来るというのに、一番ポピュラーなスズメを見かけたのは19年間で、5回はあるだろうか。
カラスが家の前の電線や公園の桜、隣の屋根などで威圧しているからなのか、スズメの愛らしい姿と鳴き声が聞こえないのは、淋しい。

しかし、青いスズメは3羽いる。



これは、水まき用のホースが肝心の花壇などで暴れないように、要所に差すブロンズ風の棒だ。棒の先端につけられた飾りを兼ねたスズメが、ストッパーの役目を果たしている。
スズメのサイズは実物よりやや小さめ。緑の葉の上でリラックスしているようだ。

10数年間もの間、米の一粒も食べずによく仕事をしてくれたスズメたちよ、ありがとう。



雨後のキノコ

今年ほど、雨で植物がダメージを受けた年はない。

めぼしいハーブや野菜が、ある日突然どす黒い色に変わり、
2~3日で溶けてしまうのだ。
その代わり、雨後のタケノコならぬキノコ類があちこちに出てきた。











こればかりではない。
ガレージの前の草むらには、美味しそうなフランスパンのようなキノコが出たし、何と私の大事にしている赤い木靴のかかとからは、
ミニ・サルノコシカケが生えてしまった。

あいにく、キノコの参考書は山荘に置いてあるので調べようがない。
キノコは怖いのでもちろん食べようとは思わないが、
せっかくうちの庭に生えたのだから、名前だけでも知っておきたいもの。

それにしても、我家はよその家よりも風通しや日照の条件がいいはずなのに、どうしてこんなにキノコが生えるのだろう。

食べられるものなら、大歓迎だが・・・。

初茗荷

今朝のファッションは、凄い。

この蒸し暑いのに、長袖のブラウス、足首までの長ズボンで、首にはタオルといういでたちに、携帯用蚊取り線香をたすきがけにしている。
なぜなら、茗荷の生えているところはやぶ蚊が多く、油断しているとぼこぼこになりかねないからだ。
「あった」
昨日、見たときは2~3個ぐらいしか生えてなかったのに、
今朝はあちこちに茗荷の子が芽を出し、すでに開花しているものもある。





熱帯アジアを原産地とする茗荷は、夏を告げる風物詩としてしばしば紹介されているが、この味は大人になってようやく分かるという種類のものだろう。
今日の収穫は29個。



そのうち15個は茗荷寿司にしよう。茗荷をさっと茹でて縦にせんぎりにし、寿司酢にシラスと漬けておく。やや硬めに炊いたご飯に茗荷とシラス、漬け込んだ酢も混ぜ、最後によく炒った白胡麻を散らす。
想像しただけでも、のどがごくんとなる。
5個は茄子と梅酢で柴漬け風の漬物に。4個は吸い物用に使い、5個は次の茗荷が採れるまでストックしておくつもりだ。

汗だくの朝仕事だったが、気分は爽快。
シャワーを浴びて、さぁ 今日もがんばるぞ。


夏バテを防ぐショウガの保存食

毎日蒸し暑い日が続く。
かと思えば、涼しい日や、今日のようにかっと照りつける日もあって、
体の不調を訴える人も多い。

どうしても食欲が落ちる日のために、
必ずご飯のお代わりがしたくなる常備菜を作った。

ショウガを毎日食べると元気になり、健康維持に効果があるという。
私の場合、ショウガを口にいれただけで、驚くほど汗が出る。
代謝がよいというらしいが、とにもかくにも食が進んで困る。



戻してスライスをした干し椎茸適宜と戻し液1カップ、牛肉薄切り500g、ショウガ大3個の千切り、トウガラシ適宜、砂糖大匙3、酒100cc、醤油100ccを大きめの鍋に入れ、あくを取りながらゆっくりと煮詰める。
途中火を止めてしばらく冷まし、冷たくなった時の味を見て、2~3回に分けて調味する。
最初から醤油を多めに入れると、味の微調整ができなくなるので、ご注意を。
牛肉は脂の少ないところがヘルシー。細切れ肉のサービス品でも美味しくできる。



汁気がなくなるまでかき混ぜながら煮詰め、ハイ、出来上がり。
染付けの蓋ものに入れれば、こんな感じだ。
このままおつまみでもいいが、白いご飯、そうめん、お粥、おにぎりの具
、スパゲテイにも、よく合う。

残りは冷凍ができる。しかし、この様子では冷凍するものが出るかどうか。
どうやら、夏バテはこの家を素通りして行ったようだ。



グルメ虫はクチナシがお好き

八重咲きのヒメクチナシを、
大きな鉢に3株植えたのは桜の季節だった。

梅雨に入ると次々と白い花が開き、
高雅な香りが部屋の中まで流れてくる日が続いた。
そして今、花は終わり、緑の若葉一色になった。

「おや? 何だろう」
クチナシの葉の上に、小さな四角の糞が行儀よく並んでいる。
? ? ?ということは、オオスカシバがきっといるはず・・・



ナミキアゲハについて調べた時、
柔らかで美味しいクチナシの葉を食草とする昆虫がいることを知った。
葉をめくってさがしてみても、なかなか見つからない。
しかし、「頭隠して尻隠さず」のとおり、
うまく隠れたつもりでも葉の裏から悪魔の尻尾のような尾角がはみ出していたので、
幼虫の居場所がわかってしまった。(頭は左。あおむけで葉を食べている)
すぐ傍のナミキアゲハが食草としていたレモンの木には、
もう幼虫はいない。
どこかで蛹になっているのだろう。

オオスカシバはチョウではない。
いやいや、種明かしをしてしまうと、期待感が薄れてしまうもの。
変化があったらこの日記に書くことにしよう。

ときどきのぞいてみてほしい。

トマトソースを作ろう

採れたての立派なトマトを、Kさんからどっさりいただいた。
夕べはバジルを効かせたサラダ食べ放題!
今日は、「美味しいトマトでこそ、美味しいトマトソースができる」の名言
(靚子曰く)通り、昼に向かってソース作りをスタート!


ニンニク5片、タマネギ大2個をみじん切りにする。


厚手の鍋でオリーブ油50CCを温め、中火でニンニクをゆっくりと炒める。
次にタマネギ、月桂樹の葉2枚、タイムの小枝3本、刻んだバジルの葉7枚分を入れて、タマネギが透き通るまで中火で炒める。


ザク切りにしたトマト5個を加え、焦がさないように注意しながら、煮詰めてゆく。2~3回に分けて塩、胡椒で味を調える。


隠し味として、調理中に蜂蜜か黒糖を少々、醤油にバルサミコ酢を適宜加えると、味に深みが出る。


アルデンテに茹でたスパゲッティにかけて「いただきまーす」

もう少し煮詰めるとソースにふさわしい濃度になる。
今日はスープスパゲッティにするため、水分がまだある状態で火を止めた。
残りがでたら、ピザソースやサンドイッチのフィリングなどに使うとよい。
再び、靚子曰く「美味しいものは美味しいうちに食べきること」


遠い夏の日

蝉の鳴き声を聞いたような気がした。
しかし、空耳だったのか、それっきりだった。
いつもの年だったら、今頃は蝉の鳴き声でうるさいぐらいなのに・・・。
夏休みが始まったはずだが、前のグラウンドからは子供の声もしない。

庭で夫と昼食をとりながら、子供時代の話をした。
6歳年上の彼は信州へ疎開をし、終戦の玉音を聞いたという。
私は開戦の8日後に生まれたが、戦争については、B29は大変怖いこと、
飛行機から狙われないように、蔵の白壁を黒く塗りつぶしたこと、同じ理由から夜は電燈の光が漏れないように、電気の傘に黒いカバーをつけたことの3つしか覚えていない。



小学校の帰り道は土ほこりの立つ田舎道を通り、必ず道草をしながら帰ったものだった。
道の両側の土手は、草刈の次の日になると何ともいえないよい匂いがして、何度も立ち止まっては深呼吸をしたっけ・・・。
もくもくと湧き出る入道雲と鳴きやまない油蝉の声、どこか遠くから聞こえてくるアイスキャンディー屋の鈴の音・・・。

我に返ると、テーブルの近くに植えたホウズキが、赤くなっている。
今でもできるかな、子供時代のように鳴らしてみよう。

パッションフルーツ



京都に住む妹から、パッションフルーツが届いた。
旅行好きの彼女は、旅先から美味しいもの、珍しいものをよく送ってくれる。今回は、鹿児島県の奄美からの贈り物だ。
2段重ねの箱を開けたとたん、一種独特の甘酸っぱい香りが部屋中に飛び散った。

ピンポン玉よりやや大きいワインレッドの果物が、びっしりと詰まっている。
初めて味わったのは沖縄の公設市場。香りと酸味がマッチしていて何とも素敵なトロピカルフルーツだった。

さぁ、いただいてみよう。
半分に切ると、さらにエキゾチックな強い芳香が立つ。
スプーンでゼリー状の果肉をすくって口に運べば、甘酸っぱくて美味だ。
種子を噛むとシャリシャリと、これまた美味しいものだ。



この種子を蒔けば、芽が出るかしら。
明日、苗床にまいてみよう。

垣根のブラックベリー



下の庭の垣根に誘引したブラックベリーが、熟れてきた。
ピンク色の花は可憐だし、何の手入れも要らない元気なべりーだ。



イギリスでは、雑草のように、いや葛がはびこるように、野原や土手、空き地などに群生していたが、うちの庭はまだ大丈夫。



これから、黒くなった完熟ものばかりを摘み取って、ジュースや果実酒をつくるつもりだ。裏ごしをすれば話は別だが、ブラックベリーは種子が硬くてかなり大粒なので、ジャムには適してない。
それでよかった。もしも適していたら、全部私が食べてしまいそうだからだ。

加藤〈果糖)も砂糖とも、これ以上お付き合いはしたくない。
  


シシリアン・ルージュ

一時期、ナス科の野菜に凝っていたことがあった。
何故だか分からないが、トマト、ナス、トウガラシに心惹かれ、
世界の国々のタネを求めて、実験栽培を続けていた。
夢中になっていた年は畑を2箇所も借り、
暗くなって手元が見えなくなるまで畑で働いていた。

同じ作物を同じ場所で長く作っていると、
ナス科の植物には連作障害が出る。
諸般の事情もあって、畑をお返ししたが、
トマトやトウガラシがない庭は寂しいものだ。

今年は我家の花壇をけずり、ハーブコーナーの一角を譲って、
「ナス科一族」をお迎えした。


トマトの花。梅雨空に向かって元気そのもの。


‘シシリアン・ルージュ’ 房なりタイプのイタリアントマト。
梅雨が明けたら、毎日トマトを食べられる幸せが、待っている。



虫愛ずる姫君

私の机は、東に面した半地下の窓際にある。
外に面した大きな窓は、地面すれすれのところにはめてあるので、
今の季節は、つる薔薇の茂みの中にいるような感じだ。

椅子に座り、パソコンに向かうと目の前に緑色の何かがいる。
まるで家の中を覗き込んでいるかのようなポーズで、
長い足を操り人形のように動かしている。
カマキリだ! 早速パチリ!



カマキリには、こんな思い出がある。
息子の誰かが、カマキリを家の中で飼っていた時、
蛍光灯の裏に産みつけた卵が孵化したらしく、
出てくる出てくる、淡い灰色の mini mini カマキリが、
家中に散らばって、閉口したことがあった。
カマキリは基本的には益虫。虫を食べてくれるので、
庭の小枝に泡が固まったような卵を見つけても、そのままにしている。。



レモンの葉を食べつくしたこの美しい緑色の幼虫は、
おなじみのキアゲハ。・・・だと今の今まで思っていた。

調べてみたら、パセリやディル、コリアンダーなど、
セリ科の植物を食草にする蝶はキアゲハ。
サンショウやミカンやレモンなどのミカン科の植物を食べる蝶は、
ナミキアゲハというのだそうだ。
それならこの幼虫ははナミキアゲハにちがいない。

両者はとてもよく似ているが、相違点もある。
キアゲハは黄色の部分が濃く、羽根の付け根が黒っぽい。
ナミアゲハは淡い黄色で、前羽に4本の黒い線が入っている。

面白いことに、アゲハの幼虫はみすぼらしく汚い虫だ。
黒に茶色、白がごちゃ混ぜになっている。
これは鳥の糞に見せかけて、天敵から身を守る擬態というテクニックなのだ。
もうすぐ蛹になるこの青虫には、「柚子坊」という愛称もある。

ふと、「堤中納言物語」の中に「虫愛ずる姫君」という短編があるのを思い出した。
身分の高い名家に、虫が大好きなお姫様がいた。
虫にあだ名をつけたり、コレクションをしたりで大忙し。
当時は眉毛を剃って、ぼんやりと眉毛を描く風習だったのに、眉毛も剃らずノーメイクで、いきいきとしている姫は、当時としてはかなり変わっていたらしい・・・。
そのあとのストーリーは、長くなるので省略するが、平安時代の末期にこんなユニークな女性がいたとは・・・。

私は姫ではないが、「虫愛ずるグランマの」資格はあるかもしれない。


ルビー色のプラムジャム

今年は、プラムの当たり年だった。




生食したり、友達や近所の人に差し上げたり、ずいぶん楽しんだ。
今年最後の収穫と銘打って、採り尽くしたプラムを冷凍していたが、
今度は冷凍庫が満杯となってしまった。
何かを出さなければ・・・・。
白羽の矢が立ったのは、プラムだった。
そうだ、ジャムにすれば嵩(かさ)も減るし、ソースにも使える。



水を一滴も入れないで、沸騰するまではやや強火。その後は中火で、木のしゃもじでときどきかきまぜながら、煮ること30分。
赤いジュースが果実からにじみでて、ふつふつと波立つ表面を見ていると活火山のマグマのようだ。
弱火にして20分煮てみたら、ペクチンも多いらしく、ねっとりとしたペーストになっていた。

ジャムを作るとき、私は卓上の電磁調理器を使っている。
微調整が効くし、火元を離れても安心だからだ。

以前は重たいルクルゼの大鍋を、ヒョイといとも簡単に扱っていた。
しかし、今は電気釜の内鍋を使い、重宝している。テフロン加工なので焦げないし、何より軽いのはいいことだ。

ルビー色の美しいジャムが出来上がった。
皮はいつの間にか溶けてなくなり、タネが残っている。
タネは使うときに取る事にしたが、この酸っぱさは半端じゃない。
さすがの私でも、身震いするほどの酸味だ。
砂糖を入れるかどうか迷ったが、これもそのままにしておいた。
フルーツビネガーとしても使えそうだし、
蜂蜜を加えた甘酸っぱいソースは豚肉のソテーなどに合いそうだ。

少し嵩は減ったけれど、冷凍庫は相変わらず満杯である。


フィノッキオ

フェンネルは一般的に多年草として、扱われている。
その寿命は長く、大株に育つ。
一度植えたら放って置いても、毎年ふさふさとした葉が繁り、夏には黄色いパラソルのような花を元気に咲かせる。
ちなみに我家の前の公園にあるフェンネルは、今年で18年目の花を咲かせている。



このフィノッキオは1年草のフェンネルで、肥大した株元を利用する。
白い部分を生のままサラダニしたり、煮込んでスープやシチュウに使うと、甘みのある香りとアニスのような風味が、好きな人にはたまらない魅力のようだ。
我家では今年は作らなかったので、広尾のナショナル・スーパーへいった時に買ってきた。一株650円ぐらいだったと思う。

フィノッキオというのは、フェンネルのイタリア語だからややこしい。
フィノッキオは1年草だとしているが、収穫しないでおくと、2~3年目には、いわゆるフェンネルになってしまう。
反対にフェンネルは1年目でも、葉柄が肥大しない。

品種改良の結果なのか、調べてみると面白そうだ。




フェンネルのお茶

雨の日が続くと、すべてのことがうっとうしくなる。
こんな時こそ、ハーブのお茶で気分転換をしてみようではないか。
ただし、私の場合、カモミールでは眠くなる、レモングラスで汗だらだらになり、ミントでハイになることがある。



この頃気に入っているお茶は、このフェンネルのお茶だ。
ふつうはシード(種子)でいれるのだが、今はちょうど花の季節。
3人用のポットに小さめの花を2~3輪入れ、熱湯を注ぐ。
蓋をして4~5分蒸らせば、淡い黄色のお茶のできあがーり。

アニスに似た甘い香り、
味にまでもやさしい甘みが感じられるフェンネル・・・、
南仏プロバンスのマルシェでは、利尿作用があることから痩せ薬として売っていたフェンネル・・・。

果たして効果があるのか、試してみようかな?



超簡単ピクルス

食事のたびに、テーブルに出す広口瓶がある。



この中には常時、季節の野菜のピクルスが入っている。
酸っぱいものが大好きな、私専用のピクルスといってもよいだろう。

作り方は、超簡単だ。
野菜の薄切りをびっしりと瓶に詰め、
風味付けに切れ目を入れた月桂樹の葉1枚、ディルの花少々、トウガラシ(小1本)、も加える。
ここへ市販の「寿司酢」をひたひたに注ぎ入れて、ぴっちりと蓋をする。

この寿司酢は、優れものだ。砂糖と塩で既に調味してあるので、ドレッシングでも、マリネ用などに、気軽に使えて、重宝している。

時々上下をひっくり返して、平均に味をしみこませるとより美味しい。



必ず入れるのは、タマネギの薄切りだ。
普通の白いものでもよいが、湘南レッドのような赤紫のタマネギなら、全体がピンク色に染まってくる。
今日の瓶の中見は黄色とオレンジのカラーピーマン、白タマネギ、赤タマネギが混ざり合って、マーブル模様に見える。
食べた分だけ補充するので、瓶の表情は毎日変わり、
これが楽しみの一つでもある。

カサ・ブランカ

CASA BRANCA の花が咲いた。



花屋で売っている切花のユリは、
のっぺらぼうで真っ白けの顔をしている。
花粉がつくと取れない汚れになるので、
葯の部分を摘み取ってしまうからだ。

久しぶりに「正しいユリ」を見ると、ほっとする。

オカサブランカはオリエンタル・ハイブリットの代表的な花だが、
私はどちらかというと母親となった、ヤマユリの方が好きだ。
そばかすの入った花弁は美しい弧を描いて反り、
その芳香は遠くまで届いて、花の在り処を教えてくれた。

遠い夏の日、思い出の中で
山百合は10も20もの花を咲かせている。

* 午後、玉川の東京側の土手で、油蝉の初鳴きを聞いた。

白い風が吹く

「あぁ、植えてよかったわ」と思う樹は、
意外に少ないもの。
その中の1本が、このネグンドカエデの‘フラミンゴ’という品種だ。



庭を挟んで、居間の正面に植えたのだが、
冬は落葉して裸木となるため、庭は明るくなる。
鬱蒼と葉が繁る夏頃でさえも、
白やピンクの斑が入った葉が軽やかに風にそよぎ、重圧感がない。
葉の色が薄いから軽快な感じで、
まるで白い風が吹いているようだ。



カエデの特徴である切込みの深い掌状の葉は、
2枚と同じものがないのではと思われるほど、
バラエティーに富んでいる。
芽が出る4月は、枝先がフラミンゴピンクに染まる。
そして初夏に耳飾りのような花が枝に下がり、
今はこのような葉っぱを、身にまとっている。

風が強いときは、幹がしなる。
折れたら大変と、はらはらしながら見ているが、
白い風となって、嬉しそうにダンスを踊っているようだ。

ネグンドカエデ‘フラミンゴ’、7歳、5・5m。



バジルいろいろ

昨夜の強い雨で、
バジルが生き生きとした表情を見せている。

毎年、バジルソースをたくさん作るので、
スイートバジルを、20株ほどトマト畑の縁取りに植えた。
しかし、品種は毎日観察したいので、フィッチフォードの大きな鉢に寄せ植えにしてある。



中心には背が高くなる、スイートバジルを配置した。

外側には紫の葉がユニークな‘ダーク・オパール’、



葉にチリメンのような凸凹がある‘グリーン・ラッフル’



レモンに似た香りが素敵な‘レモンバジル’



大きな葉を持つ‘レタスリーブド・バジル’



これだけで花束のような、タイ・バジル。



外側の苗は、少し寝かせ気味に植えたので、
雑居状態でも今のところ、窮屈感は無いようだ。


ダークオパールは、もう少し濃い紫色になるはずなのに、
朝夕の温度格差が少ないため、今一というところ。


来年、アメリカハ-ブ協会のミーティングがボストンで開かれる。
バジルの育種は、アメリカが進んでいるので、会に出席したあと、
いくつかのナーセリーを訪ねてみたいものだ。

クラフト向きはラバンディン



宮城県のやくらいガーデンから、長方形の箱が届いた。
中から現れたのは、初摘みのラバンディンの一束・・・。
もうすぐ東北地方に夏が来ることを、物語っている。

先月訪ねた時は、まだ花茎も短く、色も緑がかっていたのに、
たった20日足らずのうちに、
こんなにすっきりとした草姿に生長するとは、
何と素晴らしいことだろう。



これが我家のラバンディン。品種はアラビアンナイト。
この春9cmポットの1年生を植えたのが、
雑草と見分けがつかないほどに伸びた。
来年はもっと大株に育ち、花穂の数は数倍に増えるはず。

ラバンディンとは、イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーの交配種で、本州の夏に強い。
そして何よりも花茎の長さが、クラフト熱をそそる。

中でも、リボンを編みこんで作るスティックには最適だから、
新鮮なうちに骨組みを作っておこう・・・。
香りに包まれて行う手作業は、
最高の癒しの時間だ。



ラベンダーと花薄荷

庭にいると、チャイムの音が聞こえないことがある。

ドアに挟まれた「不在配達通知」で、
北海道の「ハーブの家」から、「花」が届いていることを知った。

再度の配達で届けられたクール宅急便の箱の中身は、
開けないうちから、すぐにわかった。
箱から流れ出た香気で、
玄関中がラベンダー色に染まっていたからだ。

送り主は「花薄荷」さんことKさん。
昨年の北見ハーブサミットで、中心的な活動をされた方だ。
午後に北見を立つ最終日、
一昨年の神戸サミットで知り合ったHさんの車で、「花薄荷」の店へ。
朝日の射しこむ店内でKさんのお嬢さんともども、
ハーブの話に花が咲いた。

あの時約束したのが、この花。

アメリカのビンテージバスケットに、ざっくりと入れてみた。
ハンドペインテイングのワイルドフラワーと、
よくマッチして嬉しい。



ちなみに「花薄荷」とは、オレガノのこと。
北見ハーブサミットの会場となった「香りゃんせ公園」を、
テーマフラワーのように彩っていたのが、
「花薄荷」のピンクの濃淡だった。

ちょうど今頃が、見ごろではないだろうか。


今年最後の収穫

デッキで鉢上げや挿し木などの作業をしていたら、
後ろの繁みに、ぽたッと何かが落ちる音がした。
振り向くと、熟したプラムが数個草むらに落ちている。

見上げれば、
プラムの差し交わした枝の所々に、紫色に見えるプラムが点々となっていた。どれもが完熟状態だ。
「早く採らないと・・・。そうだ、妹に電話しよう」

プラム採りのC子名人が、早速来宅し、傘2本のワザでプラム採集。





傘の中に投げ込んだプラム。
この収穫法については、7月1日の日記に詳しい。

とにかく、これが最後の収穫だと思うと、
一粒一粒が大切に思えてならない。

アカジソジュースを作ろう

八百屋やスーパーの店先などで、元気なアカジソの束を見ると、
あの美しいルビー色のジュースを作りたくて、うずうずしてくる。



今日は久しぶりに晴れ。
約束も予定もない。
気分のいいところで、さぁ、ジュース作りと行こう。
いろいろな作り方があるようだが、
孫娘に伝えるつもりで、簡単で美味しいレシピをメモしておく。

アカジソジュースの作り方

材料 アカジソの束1把(150g)を基本として、
水1000cc、砂糖500g、クエン酸20g

? シソは水洗いをし、鍋の大きさに合わせて茎ごとざくざく切っておく。
★シソをストッキング形式の台所用ゴミ袋に入れておくと、取り出すのも捨てるのにも便利だ。

? 大きめの鍋に水とシソを入れて火にかけ、沸騰したら中火で15~20
  分煮る。
★水の量を忘れたら、ひたひたと覚えればよい。後で好みに薄めて使うので、それほど神経質にならなくても平気。

? ざるで濃し、熱いうちに砂糖を入れて溶かす。
★ざるにキッチンペーパーを敷くと、ゴミもおりも取れて美しい色に。 

? クエン酸を加えると赤色に変化。よくかき混ぜて溶かせば出来上がり。
★変色するところが最大の見せ場! 小さい人にぜひ見せてあげたい。
白い微細な結晶のクエン酸は、薬局で売っている。50g入りの小瓶で425円だった。無ければ酢やレモンの果汁でもよい。

? 熱いうちに清潔な容器に詰め、冷めてから冷蔵庫で保存する。
★もったいないようだが、熱いシソジュースで瓶の中を2回ほどすすぐと消毒になり、カビが生えにくい。



主なシソの効用をあげてみよう。
ビタミン類、ミネラル類を多く含み、カルシュウムなどのほか微量要素も豊富だ。だから、夏場の食中毒予防はもとより、夏風邪、食欲不振、生活習慣病の予防などに適しているといわれている。

好みに薄めて飲むが、水ばかりでなく、ジンジャーエール、ジン、ウオトカなどで割ると、それぞれ個性的なカクテルができる。

ヨーグルトに1匙加えたり、寒天で固めてもよい。ホットシソジュースは美味しいばかりでなく、体をぽかぽか温めてくれる。

今日は何CC作っただろうか。
最後に行う合計の足し算が、またじつに楽しい。


梅雨の晴れ間に

ここのところ、天窓を叩く雨音で目覚める毎日だったのに、
今朝は小鳥のさえずりが、耳に心地よい。
今日は、よい天気になりそう・・・。

梅雨の晴れ間の庭には、何かほっとするような雰囲気がある。
ハーブと草花と雑草のコンビネーションが、よい香りとやさしさを醸しだしていて私は好きだ。


昨年から棲み付いているガーデンキャットも、久しぶりの陽ざしが嬉しそう。



英国のタネから育てたホリホックは、ひさしまで届いてしまった。
ぼかしの入った花弁が、珍しい。



ロマンチックな色のブル-マロー。
梅雨の前から咲き始め、梅雨の後も毎朝開花して庭を彩ってくれる。



オールドファッションのフロックス。
花好きの母は、「オイランソウ」とよんでいた。


せっかくの晴れ間なのに、
庭でぼんやりしていないで、さぁ、洗濯、洗濯!


ハーブに似合う宝石探し

梅雨だからといって、庭へ出るのをためってはいけない。
雨の日だからこそ、きれいなものを見られる楽しみがある。

ローズマリーの枝に、誰が置き忘れたのだろう、
糸の切れた真珠のネックレスを・・・。




ナスタチュームの葉に、スターサファイアをのせて。
何カラットあるかしら?


ティファニー秘蔵のダイヤをちりばめた首飾り。
月桂樹の壁(ウオール)を背景に、ディスプレイして。


自然の中には,
いくらでも宝物が隠されている。

ヒキガエルとエコロジー



毎日降り続く雨の中で、気分を明るくしてくれるのが、黄色いユリだ。

ハコネサンショウバラの根元に、挿し木コーナーがある。
赤玉土の小粒を入れたポットをトレーに並べ、
ハーブの小枝を気軽に挿しておくだけなのに、成功率は高い。

ときどき雑草を抜いたり、枯れ枝の始末をしているが、
先週からビニールポットの一つは、
痩せ細ったヒキガエルのマイホームとなっている。
9センチ四方のスペースに体をうまく嵌めたまま動かないのだ。
すぐ隣のジャスミンのポットを入れ替えしても、抵抗や攻撃の気配はなく、
生きている証拠といえば、まぶたと鼻腔がときどきひくひくするぐらいだろうか。



毎日気をつけて観察しているうちに、大きな発見があった。
最初に見つけたときは、体の色全体が渋いダークブラウンだったのに、
昨日は背中が肌色と茶色い斑点に変わっているではないか!!!
そして、今日は前よりも色は薄いが、背中がまた茶色に戻っている。

いろいろと調べてみると、
我家に前からいたカエルは、アズマヒキガエルらしいことが解った。
普通カエルと言えば池や沼など、水のある場所に棲むと思われがちだが、
このヒキガエルはふだんは森や庭に潜んでおり、
2~4月の産卵期の時だけ何キロも移動するのだそうだ。
時々車に轢かれているのを見かけるのは、
そういうことだったのか・・・・。

カエルの集合場所も産卵の水場も、開発など環境の変化に伴って減少し、
日に日に棲みにくくなっているという。
これについては、まさに思い当たることがある。

2月18日のブログを見てほしい。
小さな池を作って以来、毎春ヒキガエルのラブホテルと化し、
オタマジャクシ害に悩まされてきたので、一計を案じたことを書いた。
私はそれほどカエルたちが追い詰められていたことを、知らなかった。
あれはカエルたちへの、虐待だったのか。
うーん、悩んでしまう。

ところで、カエルについて調べていたら、エコロジーに行き着いてしまった。
数ある情報の中でも以下のシリーズは、とても参考になり、興味深かったので御紹介したい。
それは、イトヒロの東京不自然図鑑{eco-tour.jp}の
http://www.eco-tour.jp/special/0701/itohiro/itohiro-12.html だ。
特に次のくだりは、とげのように心に深く突き刺さった。

『ヒキガエルの減少は開発で住処を追われているせいもありますが、
自然環境の悪化が大きな原因です。皮膚を露出して生きる両生類は、
化学物質による水質汚染、オゾン層破壊による紫外線の増加や酸性雨などの環境汚染にも、真っ先に影響を受けやすいのです。
そのために、世界中で急激に両生類が減少している報告があります』

こうして考えてみると、
カエルの卵が孵ってオタマジャクシとなり、ヤゴからトンボになる我家の小さな池は、
エコロジーを考えるのに格好のステージではないだろうか。

右手で撮影したのでピントが悪いが、
左の掌のカエルは今年生まれた体長1センチほど赤ちゃんである。
この小さな命が無事大きくなるように、
庭の環境にはあらためて気をつけたいと思う。




房総の太巻き寿司

「道の駅」へ急いで駆けつけたのには、わけがある。
早く行かないと、房総地方名物の「太巻き寿司」が、売り切れになってしまうかもしれないからだ。

一度テレビの番組で見たことがあるこの寿司は、
ちょうど金太郎飴のように、どこを切ってもおなじ図案が現れるしかけになっている。





運よく買えた「太巻き寿司」は4個入りで350円だった。
直径7~8センチもあるカラフルなお花のデザインは凝っていて、芸が細かい。

聞くところによると、こうした寿司はいつの頃からかはっきりとは分からないが、この地方では冠婚葬祭やお正月、クリスマスなどのように、人々が集まる時に必ず作るようになったという。
ほかの県と比べてみると、海の幸、山の幸ばかりか川の幸にもに恵まれ、温暖な地域のため、食材の安定供給にも心配は要らない。具体的に言えば、美味しい米、海苔、魚、野菜など、温暖な気候から生まれた材料は、バラエテイーに富んでいる。

夕食に、この寿司をいただいた。
花びらの一輪、一輪はピンクに染めた寿司飯を海苔で細巻きにし、オレンジ色の花芯の細巻きを均等に囲んでいる。このテクニックで、少しの狂いも無く、内側の模様をつくり、太巻きにするのだろう。
箸を入れて、模様を崩してしまうのが辛い。

文化の薫りが高い太巻き寿司は、
少々硬くて、酸味が強かった。



HOME : TOP NEXT »

Monthly

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。