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HOME:広田せい子のハーブガーデン

アメリカからのお客様

「アメリカから電話だよ」
庭でレモンバビーナを収穫していたら、夫から呼ばれた。

「誰かしら」 長靴を脱ぐのももどかしく電話に出ると、
ワシントンDCに住む、ホリーとオサムからだった。
長男のベブンが夏休みに日本へ行くので、何泊か泊めてほしいとのこと。
あのべブンがもう大学生・・・。
確か、彼が4、5歳の頃にまだ赤ちゃんの妹アレクサと、我が家に滞在したのが懐かしく思い出される。

ホリーは、アメリカハーブ界の若きリーダー的存在で、そのキャリアは素晴らしく、現在はユナイテッド・ボタニックガーデンの要職にある。
岡山出身のオサム・シミズは、最も注目されている造園家だ。
10数年前、ハーブのご縁でシミズ夫妻と知り合った私たちは、アメリカでは何度となく夫ともどもお世話になり、私はポトマック河畔の家だけでなく、バージニアのリッチモンドの家にも泊めてもらったことがある。
ほんとうに気持ちの優しい夫妻のためだもの、御恩返しのいいチャンスだ。
何でも望みをかなえてあげたい・・・・
ベブンが来たらどこへ連れて行ってあげようかしら。
弟が住職をしている寺の生活を見せては? それとも八ヶ岳の別荘で日本の野鳥や野の花の観察? 温泉もどうかな?
いろいろなプランが、次々に頭に浮かんでくる。

いや、それよりも何よりも、
まずは部屋の片付けと掃除が最優先事項だ。
積み上げた本の山が崩れ落ち、まさに「震度7強」の我が家を見渡しながら、
ため息をついている私である。

明日から17日までは、北見で開催される第15回ハーブサミットで講演があるため、北海道へ行く予定が入っている。
そうだ、くよくよ考えずに、ケセラセラ!
涼しい北の国で大いに英気を養ってから、がんばることにしよう!!!





花壇の主役は?

梅雨の晴れ間を見つけて、今日も庭仕事をしている。
毎年のことだが、蚊にはまいった、じつにまいった。
暑いのを我慢して、重装備で庭へ出るとあっという間に、首すじ、手首、足首が蚊に食われ、真っ赤になってしまう。痛いのも辛い。けれども、痒いのはさらに辛いものだ。

蚊取り線香を腰につけ、作業している場所には、蚊取り線香を置いている。それでも私の周りには蚊柱が立ち、私が歩けば蚊の群れもわんわんとついてくるのは、なぜだろう。

借りていた畑は風通しがよく、日当たりも最高だった。だから、蚊に悩まされたことはほとんどない。第一、ヒルトップにある畑なので日陰がないし、蚊の発生源の水溜りがない。気持ちよく作業できる最高の場所だったが、忌地をおこすので今年は使えない。連作を嫌うナス、トマト、唐辛子を、合わせて約500品種を4年間にわたって育ててきたからだ。
ふつうは2年と保たないというのに、4年間大丈夫だったのは有機栽培をしたのもよかったのではないだろうか。

というわけで、路頭に迷ったナス科の植物たちは今年は一坪ガーデンの植え込みとなっている。
まだ色づかないからわからないが、花壇に赤いナス、緑のストライプのトマト、チョコレート色のピーマンがなったら、楽しい。
孫たちにも近所の学生さんにも見せてあげよう。

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