HOME:広田せい子のハーブガーデン

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たった1日の違いで

今朝のテレビで、気になったのは天気予報だった。
日本列島、全体的に気温は高めのようで、
やくらいガーデンのある仙台地方はどうだろう。
なになに、27度+5度と出ているではないか。

30度を越した気温になれば、
薔薇の花はほころび、馥郁とした香りを放つにちがいない。
これが昨日のことだったらよかったのに・・・。

夕方、ヘッドガーデナーの梅田千賀子さんへ電話を入れてみた。
「咲きましたよ、きれいに。今は涼しくなりましたが、日中は予報よりも気温は高かったみたいですよ」

夜、下条重人所長から電話があった。
やはり薔薇が開花したという報告で、
ローズガーデンで行ったウェディング・パーティーは、
大成功だったとのこと。
「アーチのところの’アッシュ・ウェンズデイー’が、
きれいに咲きそろいまして、今、きれいです」

聖書の言葉から命名されたこの薔薇には、何ともいえないニュアンスがある。ライラック色にグレイとアイボリーを混ぜたような、一言ではいい尽せない陰影のある色の花弁、堅く巻いた蕾がほどけていくさま、しんとした品のある香りなど、シックな魅力に満ちている。

昨日の見学会では7分咲きながら大人気を博していたが、
数え切れないほどの花をつけた’アッシュ・ウェンズディー’のアーチは、
心に深く刻まれることだろう。

たった1日といっても、魔法の杖の効き目はこんなに違う。
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薔薇の微笑み



「あぁ、くたびれた・・・」

夕方のラッシュにもまれて、我が家へ帰り着いたのが7時半。

14,15,16日と宮城県へ出かけていたので、愛猫のリーがすりすりをして、膝の上から降りようとしない。

それもそのはず、11,12,13日は、神戸の「布引ハーブガーデン」へ、リニューアルの仕事に出かけていたから、よほど淋しかったのだろう。





15日は、RHSJ(英国王立園芸協会日本支部)の東北ガーデニングサロンの日だった。見学と会員同士の交流が主な目的なので、場所は長年私がプランニングとプロデュースに携わってきた、宮城県の「やくらいガーデン」が、快く協力を申し出てくれた。

難しかったのは開催期日を決めることだった。

せっかくの機会だから、英国式の広大な庭が花盛りのピークを迎える時が、

ベストタイムだ。特にオールドローズとイングリッシュローズが花を開くと、園内は甘い香りに包まれて、誰でも幸せな気持ちで一杯になる。

ぜひとも満開の時にと考えても、今年の開花予想はじつにつかみにくい。

山形県の尾花沢まで約30キロの場所にある宮城県内陸部のこのあたりは、

ソメイヨシノの開花が関東地方より約1ヶ月遅く、一昨年では6月7日が薔薇の満開日だった。

昨年は初雪が例年よりも早く、稀にみる大雪でついこの間の4月半ばまで雪が残っていた。そのため1週間の遅れを考慮して、実行日を6月15日に設定した。

ところが、何としたことか雨の日が多く、5月の日照時間が極端に少ないばかりか気温も低い。天気図を見てはため息をつき、やきもきする毎日が続いた。





RHSJでこの企画を発表すると、約50人近い申込みがあった。

ありがたいことに、東北地方の方々と同じくらい、大阪や奈良、和歌山、新潟、神奈川、東京、栃木など遠方から参加希望の方が多い。

ぜひとも当日は薔薇が微笑んでくれますようにと、祈る思いで何度かやくらいへ足を運び、植栽のチェックや手入れを行ったが、相変わらず蕾は固い。





そして当日、ほとんど雨という天気予報にもかかわらず、傘を差さずに園内を散策できたのはラッキーなことだった。

肝心の薔薇は全体に三分咲きから7分咲きが多く、高温の晴れた日が1日でもあれば一斉に咲き始めただろうと思うと、残念でならない。

満開の品種もいくつかあった。パープルブルーの花色がチャーミングな「ラプソディ・イン・ブルー」、淡いアプリコット色の花となよやかな枝に特徴のある「マダム・アルフレッド・キャリエール」、「ガリカ・オフィキナリス」とよく似ているイングリッシュローズの「ザ・ハーバリスト」、原種の「ロサ・モエシー・ゲラニューム」や「ロサ・グラウカ」ヤイングリッシュローズの数品種などは、ちょうど花が見頃だった。



救われた思いがしたのは、ヨーロッパ系の宿根草が美しいことだ。

自慢の花はアルケミラ・モリス。大きな手のひらの形をした葉に玉のような朝露を宿し、レモンイエローの小花を揺らせて咲く姿は、絵のように素晴らしい。暑さに弱いため、関東地方で何とか育ったにしても貧相な感じでいじけた花しか咲かないのに、ここでは一株が直径80センチほどになるのだ。

それからラムズイアーにジギタリス、小川のほとりに咲く水辺の忘れな草・・・。「ジョンソンズ・ブルー」などゲラニウムの仲間のコレクションも園内のあちこちで、可憐な花を開いていた。



前日と当日、付属のホテルに泊まられた方は20名近く、連泊された方が3名だった。類は友を呼ぶというが、植物が好きで全国から集まったメンバーはすぐに打ち解け、食事の間も食後の団欒でも文字通り花の話に花が咲いた。

朝食前の「モーニングウオーク」で、ゴルフ場の中にあるプライベートガーデンをめぐり、カッコーやウグイスの歌声に耳を澄ます・・・。

ロマンチックな霧の中を散歩するうちに、「花好き部隊」の頬は高潮し、みんなまるで小女のようだ。

帰り道にナーセリーや野菜や山菜の直売所、隠れ家のような「魔女」のレストランへ案内するうちに、交流はさらに深まったようだ。



天候不順のために薔薇の微笑みは少なかったけれど、ガーデンの中やティタイムの時にも、花の仲間と笑顔のひと時を共有できたことは、何よりも嬉しい。

「また、ここでお会いしましょうね」

と約束をしている会話も、何度となく耳にした。

こんな時が私にとって一番の幸せなのだ。



「よかったわ。無事に終わって」







ミツバチを飼いたい・・・・

1週間ほど前から、庭に出るガラス戸を開けると、
とたんに耳がどうにかしてしまったような感じになる。
ウワーンと低いくぐもった音が、庭全体に満ちているからだ。
音の出所は花盛りの西洋ボダイジュで、見上げる枝という枝にクリーム色の小花をふさふさとつけている。
この香りが、またたまらない。
甘いとか馥郁と言う形容ではありきたりで、陳腐な表現だ。
一番分かりやすく言うなら、蜂蜜そのものの香りが適切かもしれない。

南仏プロヴァンスからエールフランスに乗ってやってきた、氏素性の正しいこの西洋ボダイジュは、日の出る国でもすくすくと育ってくれた。
植えて十数年目から開花するようになったが、毎年思うのは「蜂蜜を採れ
たらいいなぁ・・・」 ねっとりとした極上の花の蜜が採れることだろう。
フランスでもティユール(西洋ボダイジュ)の蜂蜜は、香りがよく滋養に富んでいるので、人気がある。

それにしても、このミツバチの大群ははどこから来ているのだろうか。
あんまりじゃない? 一言も挨拶もなしにうちの庭へ侵入し、文字通り甘い蜜をたっぷり運んでいくなんて。追跡が出来たらしてみたいものだが、せめて一匙でも我が家の蜜を味わってみたいものだ。

ミツバチを買うことについてはこれまでずいぶん検討したが、住宅地で分蜂する時が危険だという事から、いつも話がストップしてしまう。残念!!!

ローズマリー、タイム、ラベンダー、セイジ、ハニーサックル、スパニッシュブルーム、ジャスミン、ローズ・・・。これらは今、庭に咲いてる蜜源になるハーブ類で、私の庭では一年を通して何かは咲いているのが自慢だ。
こうしたミックスを「百花蜜」というそうだが、何とか安全な飼い方とか蜂の種類はいないものだろうか。

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